
2027年4月~5月に東京・大阪にてミュージカル『マジシャンズ・エレファント~ピーターと魔法使いの象~』の上演が決定した。
原作は、児童文学作家ケイト・ディカミロが2009年に発表した同名小説。これをロイヤル・シェイクスピア・カンパニーがミュージカル化、『The Magician’s Elephant』として2021年に上演。今回ウォーリー木下の演出により、満を持しての日本初上演となる。
舞台は、戦争の傷跡が今もなお色濃く残る町バルティーズ。孤独な少年ピーターは、占い師から授けられた「象を追え」という謎めいた言葉を頼りに、離ればなれになった家族の真実を求める旅へと踏み出す。やがて、突如として空から現れた一頭の象との出会いをきっかけに、活気を失っていた町には希望と人々の絆が蘇り始める。失ったものを取り戻す再生のプロセスと、“不可能を信じる勇気”を描き出した感動の物語である。
本作の主人公・ピーター役を選ぶオーディションの開催が決定! ピーターを支えるキャストには大野拓朗、水田航生、宮澤佐江、原田優一、土居裕子、彩乃かなみ、吉野圭吾、瀬奈じゅん、松尾貴史、前田美波里の長年第一線で輝きを放ち続き、確かな演技力で作品を支える豪華なキャストが集結する。
一般公募オーディション 募集要項
一次審査:書類、映像による審査 応募データ 2026年9月4日(金) 正午必着
二次審査:ダンス(都内スタジオにて2026年9月下旬を予定)
三次審査:歌唱(都内スタジオにて2026年10月中旬を予定)
四次審査:演技(都内スタジオにて2026年11月上旬を予定)
最終審査:(都内スタジオにて2026年11月中旬を予定)
オーディション詳細: https://magicians-elephant.jp/audition.html
ウォーリー木下 コメント
あまり知られていないミュージカルですが、物語と楽曲の良さ、テーマの持つ普遍性と現代性、そしてカラフルに彩られた登場人物たち、しかし全体を覆う寓話のような作り、いかようにも調理できそうな「腕の振るい甲斐のある」作品です。つまり演出家として今とてもウズウズしています。こんな素晴らしいものがあったんだ!宝石を見つけた気分です。
この舞台の主役を務めてくれる人を探しています。まだ見ぬ素晴らしい俳優と出会えることを楽しみにしています。新しいことに一緒にチャレンジしてくれる才能あふれる(それ以上にやる気にあふれる)あなたをお待ちしています
あらすじ
戦争の傷跡がいまも深く残る町バルティーズ。人々は希望を失い、静かな絶望を抱えたまま日々をやり過ごしている。そんな町で暮らす少年ピーターもまた、幼い頃に生き別れた妹のことを胸の奥に抱え、答えの見つからない日々を送っていた。
ある日、ピーターは不思議な占い師から、謎めいた予言を告げられる。
――「あなたの妹は生きている。そして“象”が彼女のもとへ導いてくれる」
半信半疑のままその言葉を胸に刻んだピーター。しかしその夜、誰も予想しなかった奇跡のような出来事が町を揺るがす。ショーの最中、魔術師の失敗によって、一頭の象が天井を突き破って落ちてきたのだ。突如現れた象は人々の視線を奪い、長く停滞していた町の空気をゆっくりと動かし始める。
ピーターはその象に導かれるように、妹がどこかで生きているかもしれないという希望と不安を抱えながら手がかりを求めて進む。道中で出会う人々との交流は、ピーターの心に新たな勇気を灯し、やがて、象が導く“あり得ない”道筋は、ピーターを妹の存在にまつわる真実へ繋がっていく。そしてその奇跡は、希望を失っていた町の人々の心までも少しずつ変えていくのだった。
――奇跡は、本当に空から降ってくるのか。それとも、信じる心が生み出すのか。

