2015.09 取材/RanRan Entertainment
今最も熱いコレオグラファー(振付師)の頂点を決めるダンス史上最大級のコンテスト『Legend Tokyo』の第5回大会が9月23日(祝)横浜アリーナにて盛大に行われる。
今や限られた人たちだけのものではなくなったダンス。近年は学校教育の体育の授業でもダンスをする時代となり、その愛好家の数は計り知れないほど一般的に認識されている。
そのダンスシーンで重要な役割をしているのが、コレオグラファー(振付師)である。ランランエンタメでは、『Legend Tokyo』大会で、厳しい戦いの中勝ち残り、自分の持っている最高のパフォーマンスを披露しようと、日々練習に励む注目のコレオグラファーNOBU【内面美容、シャブレイ】に着目、単独インタビューと稽古場でのチームパフォーマンスを取材させて頂いた。その模様をランランエンタメの動画コーナーでもご覧ください。
《NOBUプロフィール》
2000年 オーストラリア、シドニーでダンス活動開始。その後はアーティストの振り付けや、CMなどに参加。帰国後、『Legend』3回大会の優勝者Twiggzらとともに「シャブレイ」結成。多くのダンスシーンでの活躍。
2012年より自身のチーム「内面美容」結成。『Japan Dance Delight』『Dance@TV』など数多くのコンテストで入賞、ファイナリストに輝き、指導しているキッズチーム達も多くのコンテスト入賞に導く。
―自己紹介をお願いします。
NOBU:心にいいこと、身体にいいこと、美容にいいこと、人生にいいこと、内面美容の代表NOBUです!ダンサー、振り付け家です。
―今までの活動について教えてください。
NOBU:ダンスをスタートしたのは、オーストラリアのシドニーに留学したときに始めました。そこからプロとしての生活がスタートしました。シドニーでダンスレッスン、アーティストバックアップ、プロモーションビデオやCMにも出演させて頂いたり、ラジオMCなどもやっていました。・・そして日本に帰ってきて、日本はチームダンスのレベルが高いので仲間と一緒にコンテストに出始め、そうしているうちにアーティストさんのPVに出させて頂く機会があり、EXILEさんや青山テルマさん、面白いところではレイザーラモンHGさんのPVのお仕事もさせて頂きました。舞台の振り付けも数多くさせて頂きました。今は子供達の育成に力を入れています。
―オーストラリアに渡ったのは、ダンス留学ということですか。
NOBU:いや、最初の目的は完全に旅行というか、ワーキングホリデーとして人生経験のために行きました。高校を出て2年、北海道で冷凍食品を店舗に対してセールスするのサラリーマンをやって、フリーターを1年ぐらいしてお金を貯めて、このまま地元でうだうだしていても仕方ないなと思い、海外へ行きました。周りにはダンスを夢中でやっている友達はいましたが、僕はその時やっていませんでした。まあ、わかりやすく言えば自分探しの旅です。行ってみて前々からやりたかったダンスというものに出会って、そこに日本人クルーもいるダンスプロチームがあったのでそこで若手として可愛がってもらったのをきっかけとして、ダンスにはまっていきました。
―高校生の頃はダンスはしていたのですか?
NOBU:ダンスに憧れる気持ちは高校時代にありました。「ダンスあるある」で、月並みですが「ダンス甲子園」や「ZOO」(グループ)の存在でブラックカルチャーだったり、クラブシーンなどに憧れを持って、東京や都会、ダンス、黒人音楽っていいな~と思ったり。ダンスはやりたかったのですが、「ダンス甲子園」の真似のように踊ったりはしていましたけれど、活動はしていませんでした。そのようなもやもやした気持ちが海外への留学へと繋がったのでしょう。
―でもいきなり海外へ行って、お仕事があるなんて凄いですよね。
NOBU:運が良かったのだと思います。僕がオーストラリアに行った時、当時シドニーで活動していたチームに所属しました。まあ、身長も高くて、運動神経が良かったのでバック転ができたりとか、そういう点を買ってくれたようで「じゃあ、ダンス踊りにおいでよ」みたいなノリで。そこからダンスを色々覚えていって、シドニーに2年ぐらいいました。
その後その時の友人2人で帰国後、活動する中知り合ったのが、Nakaji JUN(Twiggz)に声をかけられて「シャブレイ」が始まったわけなんです。初期メンバーにもうひとりいましたが、結局はその後(カリスマ)カンタロー、SHUHO、FUSEが加わって6名の形で活動しました。(このあたりの活動は検索すれば、数多くの伝説のダンスを観ることができますので、必見です。)「スーパーチャンプル」などのテレビにも出させていただいたり、内面美容としては「Dance@TV」にも出させていただきました。
シャブレイのメンバーは2年ほど活発に活動し、その後、それぞれのダンスの方向(ハウス、クランプなど)へ行くようになり、今は個々に活躍しています。
―当時、メンバーのダンススタイルは同じだったのですか?
NOBU:皆、その頃からソロをやればハウスだったり、クランプだったりポップだったり。自分はフリースタイルなんですが、得意な分野ばバラバラでもシャブレイとしてはフリースタイルで色々な要素を持って踊ろうと。そこを創り出していたのが自分でした。振り付けの90%を自分が創っていました。自分はフリースタイルだからヒップホップだったり、クランプだったりしても彼ら(チームのメンバー)は興味を持って自由に取り入れてもらえたんです。他のダンサーよりとても柔軟なメンバーが集まっていたので、ある意味僕のオリジナルスタイルを楽しくやりたいと言ってくれたので良かったです。
後編に続く~
―NOBU×内面美容パフォーマンス動画-
大会情報「Legend Tokyo」2015年9月23日(祝)横浜アリーナ
NOBU紹介ページ
http://legend-tokyo.com/c5choreos/nobu