日生劇場、梅田芸術劇場公演 ミュージカル『INTO THE WOODS』
2022年1月から2月にかけて、東京・日生劇場、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演のミュージカル『INTO THE WOODS』の豪華出演キャストが決定した。
本作は、生ける伝説スティーヴン・ソンドハイム作曲の音楽が物語の独特の世界観を彩る名作ミュージカルで、タイトルの通り‟森“を舞台に、『赤ずきん』『シンデレラ』『ジャックと豆の木』『塔の上のラプンツェル』と、誰もが知る童話の登場人物たちが、それぞれの有名なおとぎ話をなぞりながら、物語が交錯していく。
長年子供を授からないパン屋の夫婦は、その理由が魔女の呪いのせいだと知り、魔女から呪いを解くために必要な、おとぎ話の主人公たちが持つ4つのアイテム、‟ミルクのように白い牝牛“(ジャックと豆の木)、”血のように赤い頭巾”(赤ずきん)、”トウモロコシのように黄色い髪“(塔の上のラプンツェル)、”黄金に輝く靴”(シンデレラ)を持ち帰るよう告げらる。2人は子どもを授かりたい一心で、森の奥深くへ足を踏み入れる。望みを叶えるために、困難に立ち向かいながら進んでいく物語の根底には、誰もが知る“おとぎ話”からはかけ離れた、人間の本質を炙り出すような深淵なテーマが様々な角度から描かれる。
本作に出演する注目のキャストは、「赤ずきん」より赤ずきん役(※物語 50 音順)を舞台でキャリアをスタートさせ確かな演技力の羽野晶紀。「シンデレラ」のシンデレラ役をドラマ「コントが始まる」など映像を中心に話題作での演技が記憶に新しい古川琴音がミュージカル初挑戦、継母を元宝塚歌劇団娘役で独特の存在感を放つ毬谷友子、義理の姉の一人を元宝塚歌劇星組トップで舞台を中心に幅広い活躍を続ける湖月わたる、もう一人の義理の姉を同じく元宝塚歌劇雪組トップでストレートプレイでの演技が印象深い朝海ひかる、王子役を華やかな存在感に歌唱力を兼ね備える廣瀬友祐、執事役を数多くの舞台に出演する大ベテランの花王おさむが務める。
「ジャックと豆の木」のジャック役をテレビドラマ、映画、舞台と様々なフィールドでの好演が印象深い福士誠治、母親役をその演技力で長年にわたり舞台、映像で幅広い役柄を演じるあめくみちこが演じる。
「塔の上のラプンツェル」から、ラプンツェル役はオペラ界の実力派新星鈴木玲奈。ナレーター・謎の男を多くの舞台で重要な役どころを演じる福井貴一、パン屋の夫を黒猫チェルシーのボーカルとしてデビューし俳優としても映像で大活躍の渡辺大知、その妻を主演映画で海外映 画祭の最優秀女優賞を受賞した瀧内公美がミュージカル初出演。そして、魔女役を今年宝塚歌劇団を退団した元雪組トップで、抜群の歌唱力を誇る望海風斗が退団後初ミュージカルとなる。さらに、巨人を様々な役を巧みに演じ分ける高い演技力の麻実れいが声の出演を務めるなど、舞台のみならず、音楽や映像等それぞれのフィールドでも活躍する豪華キャストが集結する。
演出:熊林弘高 コメント
キーワードは夢です。夢というものはおとぎ話や神話と非常に似通っていると、精神科医・心理学者のユングは言いました。登場人物たちにとって、森は夢であり、無意識であり、心の影です。それを乗り越えることで、人は成長していきます。アンドレイ・タルコフスキーの映画に、家の中で雨が降っているシーンがしばしば出てきますが、あの雨のように、このミュージカルの森には、あらゆるものを侵食していくイメージがあります。そして、最後にひと言。普通のミュージカルではありません!
ミュージカル『INTO THE WOODS -イントゥ・ザ・ウッズ-』
◆作曲・作詞:スティーヴン・ソンドハイム ◆作 :ジェームズ・ラパイン
◆演出 :熊林弘高 ◆翻訳・訳詞 :早船歌江子
◎赤ずきん…羽野晶紀(赤ずきん)
◎シンデレラ…古川琴音(シンデレラ)/毬谷友子(継母)/湖月わたる(継姉)/朝海ひかる(継姉) /廣瀬友祐(王子)/花王おさむ(執事)
◎ジャックと豆の木…福士誠治(ジャック)/あめくみちこ(母親)
◎塔の上のラプンツェル…鈴木玲奈(ラプンツェル) ◎ナレーター・謎の男…福井貴一 ◎パン屋…渡辺大知(夫)/瀧内公美(妻) ◎魔女…望海風斗 ◎巨人(声の出演)…麻実れい
【東京公演】 2022年1月11日(火)~31日(月) 日生劇場
※11~12 日はプレビュー公演予定
【大阪公演】 2022年2月6日(日)~13日(日) 梅田芸術劇場メインホール
◆一般発売 :2021年11月7日(日)
◆公式 HP :https://www.umegei.com/itwoods2022/
◆主催 :ぴあ 梅田芸術劇場 ◆企画・制作:梅田芸術劇場