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2022年3月10日 04:00

内野聖陽、岡本圭人が演じる残酷で衝撃的な愛!舞台『M.バタフライ』上演決定

内野聖陽、岡本圭人 舞台『M.バタフライ』

M

内野聖陽・主演の舞台『M.バタフライ』(エム・バタフライ)が6月24日(金)より新国立劇場 小劇場にて上演される。

フランス人外交官ルネ・ガリマール(内野)が、国家機密情報漏洩という大罪を犯すほど愛に溺れた相手は京劇の女優ソン・リリン、性別を偽った中国のスパイ(岡本圭人)だった。本作は、この驚愕のニュースに触れた劇作家・デイヴィット・ヘンリー・ファンがその事実をヒントに、オペラ『蝶々夫人』を劇中に取り入れながら創り上げた戯曲。ブロードウェイで上演されると、京劇のもつエキゾチシズムや興味深い登場人物たち、そして、重層的な戯曲の構成が絶賛され、1988年トニー賞最優秀演劇賞を受賞。世界30ヵ国以上で上演された。日本では1990年に上演されて以来、この度、32年ぶりの上演となる。

会話劇から丹念に人物像を描き出す手腕に定評のある気鋭の演出家・日澤雄介が挑む。物語では、投獄されたルネが観客に、自身の「正しさ」を『蝶々夫人』と対比させながら観客に説いていくうちに、やがてその全貌が浮かび上がる。

エネルギッシュでありながら細やかに丹念に人物を表現する内野。して、毛沢東のスパイでありながら、京劇女優に身分を偽るソン・リリンは、岡本圭人が務める。そして、ルネの妻ヘルガは、凛とした佇まいが魅力の朝海ひかる、ソンの監視役の共産党員、チン同志に占部房子、ガリマールの浮気相手役に藤谷理子、ルネの駐在中の上司、トゥーロン役に三上市朗、ルネの幼馴染、マルクにみのすけといった、実力派が揃う。

演出:日澤雄介(劇団チョコレートケーキ) コメント
あまりにも荒唐無稽な実話を、劇作のデイヴィット・ヘンリー・ファンは様々な事象を重層的に組み入れることによって、現在我々が拭い切れていない問題にまで昇華することに成功しました。
「蝶々夫人」が生きた国で『M.バタフライ』と向き合う事が我々の立ち位置を明確に照らし出してくれることを期待しています。
妥協を許さない内野聖陽さん、瑞々しい感性の岡本圭人さんをはじめ、個性豊かな職人肌の俳優が揃いました。7名の俳優がどの様に化学反応を起こしていくか。俳優のぶつかり合いにご期待ください。

内野聖陽 コメント
実際に起こったセンセーショナルな事件。それを元にした全くのファンタジー作品です。僕はガリマールの中にある、一見特殊なものの中にある普遍性みたいなものを、いかに表現できるかを大切にしたいと思っています。
彼のメンタリティーを生々しく掘り起こしていくこと。まずはそこからだと思っています。
現実と虚像、男と女、裏切りと誠実さ、愛と幻想、などなど様々なテーマを投げかけてくれるとても素晴らしいエンターテイメント作品です。
素敵な役者さんたちといっぱいお稽古して、お客様を幻想の世界に誘えたらと今からワクワクしています!どうぞご期待ください!

舞台『M.バタフライ』
東京公演: 2022年6月24日(金)~7月10日(日) 新国立劇場 小劇場
大阪公演: 2022年7月13日(水)~15日(金) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
福岡公演: 2022年7月23日(土)、24日(日)   キャナルシティ劇場
愛知公演: 2022年7月30日(土)、31日(日)   ウインクあいち 大ホール

公式サイト: www.umegei.com/m-butterfly/

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