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2022年5月17日 17:00

【前編】岐洲匠インタビュー ミュージカル『るろうに剣心 京都編』「筋肉がつけばつくほど自分に自信も湧いて、相楽左之助に近づいている感があります」

取材・撮影/RanRanEntertainment

小池徹平主演のミュージカル『るろうに剣心京都編』が2022年5月17日(火)~6月24日(金)にIHIステージアラウンド東京で上演される。原作は、1994年から『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)に連載された和月伸宏作の大ヒット漫画「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」。明治時代の日本を舞台に、新撰組、紀尾井坂の変、池田屋事件などの史実を絡ませた剣劇漫画である。本ミュージカル版では、幕末の伝説の人斬りとしておそれられるも、明治の世では人々を守るために剣をふるう主人公・緋村剣心役を小池徹平が演じる。己の信念のもと、悪の一文字を背負う元赤報隊準隊士で剣心の仲間・相楽左之助役の岐洲匠に舞台への意気込みを聞いた。

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――2020年に上演予定だった本作品ですが、2年前にご出演が決まった時のお気持ちはいかがでしたか?

日本で有名なタイトルを舞台化して、しかも相楽左之助というメチャクチャいい役を演じられること、そしてミュージカルも初めてでしたので、とてもワクワクしました。でも、心配もありました。

――そして、今回の上演をお聞きになっていかがでしたか?

2年前に中止になった頃よりもさらにパワーアップしたいなと思い、筋トレをして5kg増量しました。

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――作品、『るろうに剣心』との関わりは?

もちろん知っていました。実写映画も、アニメも観ていました。今回、またしっかり見直してみて、京都編は一番人気なことがわかりました。本当に面白いんです。登場人物が多いのに、うまくまとまっていて、アクションも豪華ですし、一人一人のキャラクターが、とにかくかっこいいです。

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――岐洲さんが演じる相楽左之助についてはどのように捉えていらっしゃいますか?

左之助は背中に「悪」という一文字を背負っているのですが、その一文字は世の中が自分のことを悪だと言っても、自分の正義を貫くことを意味しているのです。いろいろな気持ちを込めた「悪」を背負っています。本当に「ジャンプ」の主人公のような、演出の小池さんの言葉をかりると、福男の一位を取るような真直ぐで力強く頼りがいのある男です。左之助が漫画やアニメで登場するととても安心感があるんです。左之助は、普通の人よりは圧倒的に強いですが、他にメチャクチャ強い登場人物はたくさんいて。でも左之助が出てくるだけで、なぜかホッとする。そんな男になれるように意識しています。

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――今回、ミュージカルにも初挑戦だそうですが、いかがですか?

僕は歌うことが好きなんです。オーディションで採用されたので、伸びしろがあるとみてくださったのかなと(笑)。歌の部分でも、みんなに負けないように食らいついていきたいです。

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――体作りについて先ほど筋トレをしたとおっしゃっていましたが、ストイックに取り組んでいらっしゃるのでしょうか?

左之助って細いけれど筋肉質で、プロフィールには身長179cm、71kgと書いてあって、今の体重がそれぐらいなのですが、僕の身長は184cmあるので、あと2kg増やさないとちょうどよくならないかなと思っています。目指しているのは太ったごつい筋肉というより、スマートな引き締まった筋肉なので地道につけていくしかないんです。筋肉がつけばつくほど自分に自信も湧いてくるし、左之助に近づいている感があるので楽しいです。

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――やはり違うものなのですか?

自分に自信もつきますし、左之助はもともと細マッチョなのですが、ガリガリだったら説得力がないので、観ている方に安心感を与えたいし、強そうじゃないとは思われたくないので。意識して体を作っています。

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ミュージカル『るろうに剣心 京都編』

日程:2022年5月17日(火)~6月24日(金)
会場:IHIステージアラウンド東京

原作:「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」和月伸宏 (集英社 ジャンプ コミックス刊)
脚本・演出:小池修一郎(宝塚歌劇団)
出演:小池徹平 黒羽麻璃央 松下優也 加藤清史郎 岐洲匠 奥野壮
   井頭愛海 鈴木梨央 伶美うらら 山口馬木也 加藤和樹 ほか

 特別協賛:くら寿司
企画:梅田芸術劇場/TBS
製作:TBS/梅田芸術劇場
協力:宝塚歌劇団
後援:TBSラジオ
主催:TBS/ディスクガレージ/ローソンエンタテインメント/電通/梅田芸術劇場
公式サイト https://www.ruroken-musical.com/

 【ものがたり】
幕末の世に最強の刺客”人斬り抜刀斎”としておそれられた緋村剣心(小池徹平)。明治維新後は不殺の誓いを立て、流浪人となり刀の峰を刃とした「逆刃刀」を手に静かな暮らしを送っていた。そんな剣心の元に、志々雄真実(黒羽麻璃央)が国家転覆を計っているという報せが届く。剣心の跡を継ぎ人斬りとなった志々雄は明治政府の裏切りにあい全身を焼かれ暗殺されかけたことを恨みに、京都の暗黒街で復讐を企てていた。剣心は神谷薫(井頭愛海)や相楽左之助(岐洲匠)ら止める仲間を後に京都へ向かった——。かつての仇敵・斎藤一(山口馬木也)、四乃森蒼紫(松下優也)もそれぞれの想いを胸に剣心を追う。剣心は途中で出会ったくノ一・巻町操(鈴木梨央)と共に志々雄一派・瀬田宗次郎(加藤清史郎)、本条鎌足(奥野壮)、駒形由美(伶美うらら)と対峙するも、逆刃刀を折られてしまう。志々雄を倒すべく、より強くなる為に剣心は師匠・比古清十郎(加藤和樹)の元を訪れる……。

 

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