初春歌舞伎公演 市川團十郎襲名記念プログラム『SANEMORI』
今年11月、12月に歌舞伎座での十三代目市川團十郎白猿襲名披露を控える市川海老蔵。この襲名披露興行の次に、さらなる躍動へ向かう2023年1月、新橋演舞場で初春歌舞伎公演 市川團十郎襲名記念プログラム『SANEMORI』の上演が決定した。
『SANEMORI』は、海老蔵が“伝統の継承”と“新時代の歌舞伎の創造”を融合させた舞台を目指し、2013年から自主公演として始めた「ABKAI」の5回目(2019年)として、シアターコクーンで上演。本作は、古典歌舞伎の名作『源平布引滝』より『実盛物語』を主軸にした歌舞伎作品で、源平争乱の折、智勇を兼ね備えた武将の斎藤実盛が、平家に仕える身でありながら、恩義のある源氏に忠義を尽くそうとする生き様を表現している。
『SANEMORI』には再び、宮舘涼太(Snow Man)が出演。海老蔵との出会いが大きな経験 となったという前回公演。その後も人気グループ Snow Man のメンバーとして様々な分野で活躍を繰り広げ、『滝沢歌舞伎 ZERO』でも鍛え抜かれた確かなスキルと抜群の存在感を魅せる宮舘。ABKAI2019 よりさらなる進化を遂げた宮舘涼太と大名跡を襲名し新たな挑戦をスタートさせた市川團十郎が再びタッグを組む。
市川海老蔵 コメント
来年1月、新橋演舞場にて『SANEMORI』を上演させていただけることとなりました。
ABKAI では様々な演目に取り組んできましたが、この作品では、源氏の象徴である白旗をめぐり、命をかけてこの白旗を守ろうとする人々の人間ドラマを現代のお客様にも分かりやすいように描き出すよう試行錯誤を重ねました。
新春の幕開けを飾る公演ですので、さらに練り直し、皆様にご覧に入れたいと存じます。
宮舘さんは前回公演で、ご経験やスキルを存分に発揮され、また、歌舞伎の所作や立ち廻りなどを貪欲に吸収し、この作品を魅力溢れるものにしてくれました。Snow Man のメンバーとして、さらに成長と飛躍をされた宮舘さんと再び共演できることを今から楽しみにしております。
宮舘涼太(Snow Man)コメント
再び『SANEMORI』という作品に入り込みます。
3年前は一所懸命にぶつかっていきました。
この作品を通して、海老蔵さん、出演者の皆様、見にきてくださるお客様にお会いできるご縁をありがたく感じ、成長した宮舘涼太をお届けできますよう『SANEMORI』のより深い部分に入り込み お届けできればと思います。
より一層、芸に磨きをかけ熱くカブいていきたいと思います。