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2022年11月5日 12:00

【後編】中村里帆インタビュー ドラマL『推しが武道館いってくれたら死ぬ』「アイドルは密かに憧れていた職業。ライブシーンは期待して欲しいです」

取材・撮影/RanRanEntertainment

 

083s

 

――ドラマで特に印象に残っていることはありますか?

松村沙友理さん演じるえりぴよさんに現場で初めてお会いした時は、衝撃でした。漫画から出てきたようで、赤いジャージにキンブレを振っている姿を見て、鳥肌が立ちました。あの姿を見てから自分たちもスイッチが入って、役になりきれたので、とても感謝しています。

――今回演じた五十嵐れおも応援される側ですが、えりぴよのような存在はどんな風に感じましたか?

役者のお仕事はファンの方とお会いする機会が少ないので、私のことを応援してくれている方が本当にいるのかな?と思って不安になるんです。れおのようにファンの方たちから直接愛を伝えられることって、すごく幸せだなと思いました。ちょっと羨ましいです。原作の中に好きなれおのセリフがあるんです。オタクの方から「次は武道館にいって欲しい」と言われて、れおが「一緒にいこうね」という言葉を返すんです。今までの私は、夢を叶えていく姿を見て欲しいと思っていましたが、れおの言葉でファンの方たちに対する思いが変わりました。戦友というか、心の支えになっている感じがすごく素敵で、れおから見習うことがたくさんありました。

 

073s

 

――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

ChamJamの子たちとは初めから仲が良く、みんな若いので疲れを知らないんです。朝から晩まで撮影していても常にハイテンションでした。お陰で私も疲れることを忘れてしまいました。オタクの方たちも面白くて、一緒にダンスを真似て覚えてくれたり、和気あいあいと賑やかな現場でした。

――監督からはどんなことを言われましたか?

れおは最年長だからメンバーを気にかけるセリフが多いのですが、先生と生徒のような関係になってしまいがちなので、同じ目線で居て欲しいと言われました。でも、みんなすごく人懐っこくて、私が高校時代に仲良くしていた子たちと性格が似ていたんです。だから学生時代の自分をすぐに取り戻せました。

 

002s

 

――「Ray」のレギュラーモデルでもあり、俳優としても、本作を始めいろいろな作品に出演され、来年のNHK連続テレビ小説にもご出演が決まっています。今後の活動はどのようにしていきたいと考えていらっしゃいますか?

お芝居に関してはまだまだです。エネルギッシュな役者さんになりたい思いが強いので、私が画面に出ると温度が上がるような力強い表現ができたらなと思っています。モデルのお仕事がスタートだったので、モデルも続けていきたいですが、今はお芝居に全力を注いでいるので、主軸となって活動していきたいです。

 

028s

 

――ここ最近、様々な作品にご出演を重ねてきて、いかがですか?

まだまだだなってすごく思います。来年で10周年なのですが、お芝居の仕事で本格的に忙しくさせていただくのはここ数年なので、フレッシュな気持ちなのかもしれません。雑誌のお仕事は別ですが、映像のカメラの前に立つと体がかしこまっていたのですが、今では自由に動けるようになり、現場を楽しめるようなったのは成長したポイントかなと思います。

 

047s

 

――これから挑戦したいことはありますか?

とにかくいろいろな役柄に挑戦したいです。自分を開放できる役に出会いたいです。

――最後になりましたが、ドラマをご覧になる皆さまにメッセージをお願いします。

アイドルとオタクの素晴らしい絆の強さを観て欲しいです。ChamJamの子たちも個性豊かで、絶対誰か一人推しができるぐらいの可愛さ、魅力を持っている女の子たちばかりなので、推しを見つけて楽しんでもらえたらと思います。ライブシーンは期待していただきたいです。

――ありがとうございました。

 

020s

 

ドラマL『推しが武道館いってくれたら死ぬ』
ABCテレビ(関西)毎週日曜 よる11時55分~
テレビ朝日(関東)毎週土曜 深夜2時30分~
ABCテレビでの放送後、TVer/GYAO! にて見逃し配信あり
原作 : 平尾アウリ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(COMIC リュウ WEB/徳間書店)
監督 : 大谷健太郎 北川瞳 高石明彦
脚本 : 本山久美子 
出演:
松村沙友理 
中村里帆 MOMO KANO SOYO GUMI 和田美羽 伊礼姫奈 
豊田裕大 ジャンボたかお
音楽 : 日向萌
制作協力 : The icon
制作著作 : 「推しが武道館いってくれたら死ぬ」製作委員会・ABC
公式サイト https://www.asahi.co.jp/oshibudo/

 

スタイリスト 和田ミリ
ヘアメイク  イワタユイナ

 

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<文:高橋美帆・撮影:篭原和也>

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