取材・撮影/RanRanEntertainment
ミュージカル「マチルダ」製作発表が11月24日(木)、東京都内で行われ、嘉村咲良、熊野みのり、寺田美蘭、三上野乃花、大貫勇輔、小野田龍之介、木村達成、咲妃みゆ、昆夏美、霧矢大夢、大塚千弘、田代万里生、斎藤司(トレンディエンジェル)が公演への思いを語った。
後段左から:斎藤司、田代万里生、昆夏美、咲妃みゆ、霧矢大夢、大塚千弘
前段左から:木村達成、小野田龍之介、嘉村咲良、熊野みのり、寺田美蘭、三上野乃花、大貫勇輔
本作は、「チャーリーとチョコレート工場」でも有名な英国の国民的作家、ロアルド・ダールによる児童文学を原作としたミュージカル。2010年に英ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー制作で上演されると、ウエストエンドでもっとも人気のある作品となり、2013年にはブロードウェイに進出。全世界で1100万人以上を動員した。
今回の公演は、日本オリジナルキャストでの初上演。海外クリエイティブスタッフによるオーディションを経て、嘉村、熊野、寺田、三上の4人がマチルダ役に決定している。
嘉村は「観に来てくださったお客さんたちに来て良かったと思ってもらえる舞台にしたいので、マチルダになりきって頑張ります」、熊野は「このミュージカルにはとても素晴らしい曲がたくさんあるので、一つ一つ丁寧に歌っていきたいです」、寺田は「この作品は、一人では作れない作品だと思っています。なので、ハニー先生やマチルダ4人、校長先生、スタッフの皆さまや、お客さまと一緒に素敵な舞台を作れたらいいと思います」、三上は「お芝居のレッスンが始まったら苦手なところも何回もレッスンで練習して、全部を得意にできるように頑張りたいです」とそれぞれがコメントした。
マチルダが通う学校のミス・トランチブル校長は、大貫、小野田、木村がトリプルキャストで演じる。大貫は、「ちょうど10年前に、たまたまウエストエンドでこの作品を観て、素晴らしいセットと衣裳、作品の構成・振り付けが印象に残っていました。トランチブル校長がリボンを振りながら変な動きをしながら歌い踊り狂うシーンも印象に残っていたのですが、まさかそれを自分がやるとは。僕の身体能力を生かして、役を作っていきたいと思います」と役への思いを語った。
一方、小野田は、「この作品で一番楽しみなのは、いかにマチルダ、そして生徒、ミス・ハニーたちと対峙していけるか」と話し、「非常に戦い甲斐のある子供が揃ったなと思っていますので、我々3人で子供たちに立ち向かっていきたいと思います」と意気込んだ。
木村は「スパルタで、威圧的な校長先生役なので、恐れられるように演じられればいいなと思います」と力を込めた。
また、マチルダの父親ミスター・ワームウッド役を斎藤とWキャストで演じる田代は、本作にちなんで奇跡だと思う出来事を聞かれると、「ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの皆さんが、斎藤さんと俺を同じ役にしたことだと思います」と明かした。これを聞いた斎藤は「あとで漫才の打ち合わせでもしましょう」と冗談を言って笑わせ、「こんなに好青年な方が私と同じ役なのかと驚いていますし、このミュージカルに選ばれたこと自体が奇跡ですが」と話した。
なお、会見では、マチルダ役の4人によるパフォーマンス披露も行われた。この日歌われたのは、類まれな知能と想像力を持ったマチルダを全く理解せず、日々辛く当たる両親に対して、マチルダが仕返しを試みながら歌う「Naughty」という楽曲。両親にいたずらを仕掛けながら、元気いっぱいに可愛らしく歌う踊る姿が印象に残った。
ミュージカル『マチルダ』は、以下の日程で上演。
プレビュー公演:2023年3月22日(水)〜3月24日(金) 東急シアターオーブ
東京公演:2023年3月25日(土)〜5月6日(土) 東急シアターオーブ
大阪公演:2023年5月28日(日)〜6月4日(日) 梅田芸術劇場 メインホール