取材・撮影/RanRanEntertainment
ミュージカル「東京ラブストーリー」製作発表が8月2日（火）に東京都内で行われ、柿澤勇人、笹本玲奈、夢咲ねね、濱田龍臣、唯月ふうか、熊谷彩春、綺咲愛里、高島礼子、演出の豊田めぐみが出席した。
後列左から：綺咲愛里、熊谷彩春、夢咲ねね、高島礼子
前列左から：唯月ふうか、濱田龍臣、柿澤勇人、笹本玲奈
本作は、1991年に大ブームを巻き起こした漫画を原作としたオリジナル・ミュージカル。バブル時代の東京を舞台にしている原作だが、今回のミュージカル版では2018年春から2019年春に設定を置き換え、コロナ禍前の東京で希望を持って暮らす長尾完治、赤名リカ、三上健一、関口さとみの4人を中心とした恋愛模様を描く。
今回の公演は、長尾完治、赤名リカ、三上健一、関口さとみの4役を2チーム制のダブルキャストで上演。大人で成熟した恋愛模様を魅せる《空キャスト》は柿澤、笹本、廣瀬友祐、夢咲が、フレッシュで向こう見ずな恋物語を描く《海キャスト》は濱田、唯月、増子敦貴、熊谷が演じる。
この日の会見は、歌唱パフォーマンスからスタート。作曲を担当したジェイソン・ハウランドによるピアノ演奏のもと、「この街で生きる」、「願いの星」、「私らしく」、カンチ（完治）とリカのデュエット「この角を曲がれば」、「もう我慢するのはやめよう」の５曲が披露された。
《空キャスト》で長尾完治を演じる柿澤は、「『東京ラブストーリー』をミュージカル化すると聞いて、最初は正直、どうなっちゃうの？ と思いました。家族も今、仕事している先輩たちからも『カンチが歌うの？』って」と驚いたことを明かした。しかし、本作と同様に日本発のオリジナル・ミュージカルである『デスノート THE MUSICAL』に携わった経験から、「（『デスノート THE MUSICAL』は）数年たった今も日本では何度も再演を繰り返すことができましたし、台湾での公演も成功させてきましたし、現在、韓国では連日ソールドアウトする人気作品に成長しています。この『東京ラブストーリー』も成功させて、いつか海外に進出できるような作品にしたいと思います」と自信をのぞかせた。
《空キャスト》の赤名リカ役の笹本は「私も、どうなるんだろうというのが最初だった」と柿澤に同意しながらも、「昨年末に空チームで読み合わせをしたんですが、ものすごく面白かった。同じ女性として、リカにもさとみにも感情移入ができるし、前向きになれる作品だと思いますので、ますます楽しみになりました」と笑顔で語った。
一方、《海キャスト》の長尾完治役の濱田は「ミュージカルの経験が浅くて」と緊張した様子。「カンチをやらせていただく期待やプレッシャーをひしひしと痛感しています。だからこそ、期待をいい意味で裏切れるように精一杯努力していきたいと思います」と意気込んだ。
そして、《海キャスト》の赤名リカ役の唯月は「どの楽曲も本当に素敵で、手を叩きながら歌う曲や思わず体がノッてしまう曲、色々な楽曲がある作品です。きっと色々な世代の方に観ていただいても共感できる部分があると思うので、ぜひ楽しんでいただけたら」と呼びかけた。
また、公演を楽しみにしている観客にメッセージを求められた濱田は「本当に緊張していて、頭が真っ白です」と苦笑いを浮かべながら、「令和の今の時代だからこそ観せられる『東京ラブストーリー』になっていると思いますし、ドラマを観ていた方も観ていない方にも届くメッセージがあると思います。僕自信、まだまだ未熟なので、カンチと一緒に歩んでいきたいと思います」とコメント。
柿澤は「このコロナの状況下で、日本でオリジナル・ミュージカルを作るのは無謀なんじゃないかと思う人もいると思います。ですが、数年後に『すごい頑張ったよね。すごいことをやってたよね』と思ってもらえるように、この作品を成功させたいと思います」と力強く話して、会見を締めくくった。
ミュージカル『東京ラブストーリー』は以下の日程で上演。
東京公演：2022年11月27日(日)～12月18日(日) 東京建物Brillia HALL
大阪公演：2022年12月23日(金)～25日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
愛知公演：2023年1月14日(土) 刈谷市総合文化センター大ホール
広島公演：2023年1月21日(土) JMSアステールプラザ大ホール
