「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」
加藤シゲアキ・主演による「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」の上演が決定、イメージビジュアルも解禁となった。4月1日(土)から新国立劇場 中劇場にて、また東大阪市文化創造館 Dream House 大ホールにて上演される。
映画監督としても活躍するフランスの若手劇作家・演出家アレクシス・ミシャリクが、トム・ストッパードの映画「恋に落ちたシェイクスピア」に触発され映画製作を構想するも資金が集まらず、先に舞台版として初演された本作。2016年にパリで上演するやいなや、上演回数700回を超えるロングラン・大ヒット作となり、2017年のフランス演劇界最高の栄誉と言われるモリエール賞で7部門にノミネート、作品賞、脚本家賞、演出家賞など 5 冠を達成。この度、日本で初めて上演することが決定した。
舞台は、1897 年パリ。将来を嘱望されるも 2 年間という長いスランプに陥っている崖っぷちの劇作家エドモン・ロスタンに、突然舞い込んだ大きな仕事。その舞台の初日はまさかの 3 週間後!大女優と大御所俳優のむちゃぶり、親友との三角関係、主演女優のきまぐれ、プロデューサーからの鬼催促、完全なる資金不足、妻の嫉妬など、あらゆるトラブルにみまわれながらも、なんとか書きはじめたのは、17世紀に実在した大きな鼻の剣豪詩人の話…『シラノ・ド・ベルジュラック』。その『シラノ・ド・ベルジュラック』が、3 週間でいかにして「初演」の「初日」を迎えたのか、いま、その秘密が解き明かされる。
“書けない”劇作家エドモン・ロスタン役で主演を務めるのは、加藤シゲアキ。加藤は「ひもじくも妥協せず、あらゆる犠牲を払って作品に向かい合うエドモンは、誰にでも理解できる人物ではないかもしれません。しかしその過程を切実かつユーモラスに描くこの作品に、私は僭越ながら共感しました。今この時代にこの公演を行う意味を、台本を読んで以来ずっと考えています。エドモンになれる喜びを胸に、誠心誠意心を込めて演じさせていただきます」とコメント。
また、演出のマキノノゾミは「いやもう実にリアル! 実に滑稽! そして実に感動的! この公演は、本邦初演となる現代フランスの傑作喜劇ですが、日本広しといえども、この作品を、強烈な思い入れと、熱烈なシンパシーをもって演出できるのは、もはや『このわたししかいない!』」とのコメントを寄せた。
パルコ・プロデュース 2023
「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」
東京公演: 2023 年 4 月 1 日(土)~16 日(日) 新国立劇場 中劇場
※チケット発売日: 2 月 25 日(土)
大阪公演: 4 月 22 日(土)~24 日(月) 東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール
※チケット発売日: 3 月 26 日(日)