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2014年2月14日 02:22

イ・スンギが「LEE SUNG GI REQUEST STAGE ~ Valentine’s ~」開催!コンサートが一番楽しいよ~!

韓国の歌手であり俳優のイ・スンギが2014年2月9日(日)幕張メッセホールにて「LEE SUNG GI REQUEST STAGE ~ Valentine’s ~」と題してコンサートを開催した。前日の大雪に変わって、眩しい青空が広がった日曜日、交通機関の乱れも、降り積もった雪もまだ残る中、たくさんのファンが会場に集まった。

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短いオープニング映像の後、シースルーの幕の向こうに襟の形に縁取られた赤い電飾が光り始めると、会場からは大きな歓声が響いた。幕が上がり、黒のジャケットに白いパンツのイ・スンギがダンサー8人と共に登場。カッコ良くダンスを踊りながら、「僕の女だから(Elec ver.)」を熱くパフォーマンスすると、ファンは一気に総立ち!続いて2曲目の「誰も(Elec ver.)」で、中央に伸びた花道をイ・スンギがダンサーを従えて進み出ると、会場は興奮のるつぼと化した。

頂点に達するほどの熱気をクールダウンさせるように、暗転したステージのスクリーンには、真っ白な雪の中にたたずむイ・スンギの静かな映像が流れた。

白いシャツに黒のネクタイ、黒のベルベットのベストとジャケットにグレーのパンツというシックな衣装に着替えたイ・スンギが再びステージに登場して「戻る」を歌った。そして、「日本のみなさん、こんにちは。イ・スンギです。ずっと・・・ホントにホントに会いたかったです。みなさんもそうでしょう?」と日本語でご挨拶。

「こうやってここに来て下さって、本当にありがとうございます。感謝の気持ちを今日は歌にして、後悔のないように精一杯お届けします。」と、バラード曲を2曲「叫んでみる」「優しい嘘」をじっくりと聞かせた後、MCの時間に。

「僕が初めて日本でみなさんにお会いしたのは、2009年の1月でした。六本木でのその時のファンミーティングに来てくださった方、いらっしゃいますか?」と問いかけると、意外にも少ない模様。「わぁ~!あの頃に比べると、僕、すごい人気が出たってことですよね?!ありがとうございます!みなさんのおかげです!韓国ではない異国の地でこうしてコンサートができるのは、本当に光栄です。」

「今日のコンサートのコンセプトが『バレンタイン』ですよね。バレンタインを前にみなさんとこうしてお会いして、なんだかわくわくします。みなさんもそうでしょ?!そんな気持ちを込めて、次の曲をお届けします。」

歌う準備をしながら、ジャケットを脱ぐイ・スンギに「きゃぁ♪」と声が上がる。そして、ギターの音色がせつない「チェバル(Acoustic ver.)」をセクシーに歌った。そして、「星に願いを」のメロディーがイントロとしてアレンジされた「結婚してくれないか」を歌いだすと、会場からは自然に手拍子が起こり、グリーンのペンライトが揺れた。

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次にDJとMCが登場し、イ・スンギの93曲あるという歌の中からファンのリクエストが多かったベスト20を発表するコーナーとなった。20位~11位までを短いVTRで紹介した後、イ・スンギもステージに登場して、一緒に発表を見ることになった。発表される楽曲に「え?これが10位ですか?」「みなさん、この曲がお好きなんですか?」などと、ニコニコとそれは楽しそうだった。「予想と違うものが多かった気がします。1位と2位が一体なんの曲なのかとても気になります。」

そして、「ランクインしていない曲で聴きたい曲はありませんか?一度も歌ったことのない曲で聴きたい曲とか・・・」と会場からリクエストを募り、「Happy Ending」を聴かせてくれた。

レコーディング以来、ステージでは一度も歌ったことない曲とのことで、大変貴重な歌声のプレゼントになった。

いよいよ1位と2位の発表となったのだが、なんと「正直に言うと、実は昨日(ランキングを)知ってしまったんです。知らないふりをしようかと思ったのですが、できませんでした。」と、あまりにも正直すぎる告白をするイ・スンギ。しかし、そんな告白をしたものの、実際に1位と2位が発表された後には、「わぁ!!!この曲ですか?ビックリしました!全然、知りませんでした!」と大げさに驚いて、お茶目なところを見せた。

2位に選ばれた「最後のその一言」はイ・スンギ自身の作詞・作曲だが、個人的には心残りのある作品だと言う。「今度、作曲する機会があれば、もっとステキな曲を作ることを、この場でみなさんにお約束します!実は、何曲か作ったものがあるんです。」ステキな曲が聴ける日は近そうだ。そして、主演作であるドラマ「九家の書」の名場面が流れるスクリーンをバックに、OSTである「最後のその一言」を披露した。

栄えある1位となった「最初のように あの頃のように」は、デモテープを聴いた時に「僕が歌わなければ!」と思ったそうだ。「知ってる人は、一緒に歌って下さい!」とダンサーと一緒に、かわいい振り付けで歌いながら、花道を進み、サブステージに着くと、プレゼントを客席に向かって投げるサプライズ!最後には投げキッスで、ハート鷲づかみ!

次に、ドラマ仕立ての映像が流れた後、白いシャツに黒のタイトなパンツ、腰にチェーンを垂らしたイ・スンギが登場。女性ダンサーと一緒にイスを使った振付でSISTAR19の「もういないから」をセクシーにパフォーマンス。ラストのポーズには悲鳴が上がった。

続いて、今までコンサートで披露してきた歌謡曲について思い起こすコミカルな映像が流れ、さて、今年はいったいどんな曲?と盛り上げたところで、スパンコールが一面に施されたキラキラまぶしいジャケットを着たイ・スンギが現れ、「昭陽江の乙女」と「南行列車」を熱唱。タンバリンでリズムを取るイ・スンギに煽られるようにファンも一緒にノリノリで楽しんだ。

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そして、スクリーンにバラエティ番組「花よりお姉さん」で訪れたクロアチアでのイ・スンギの様子が映し出された。旅先でのリラックスした雰囲気の中で、デビュー当時に出演した番組の話、CD1集が出た後に辞めたいと言ったという話、とても大変だったドラマ「九家の書」の話・・・。「喜怒哀楽」の一文字ずつにちなんで話もした。「喜」歌手になれたこと。「怒」どうしてここに来たんだ!?と怒ってる。「哀」なぜ、あんなに怒られるの?と哀しい。「楽」コンサートをする時が一番楽しい!

映像が終わると、サイレンが鳴り響き、赤いライトの照明が渦巻く中、黒のインナーに白と黒のブロックチェックのシャツを羽織ったイ・スンギが現れ「Are you ready?!」とロックナンバーの「花のように」で後半のステージがスタート。

「みなさん、楽しんでますか~?!盛り上がってますかぁ~?声出してぇ~!Let’s go !!! SLAVE!!!!!!」シャツを脱ぎ捨て、右に左に会場中を移動しながら、ジャンプしながらの熱いパフォーマンス。「どうかしてたんだ」を歌った後、「たーのしんでますか?!アリーナ、OK?スタンド、OK?」「まだ、エネルギー残ってますか?次の曲で確かめてみます。」「準備できましたか?Let’s go, Smile Boy~!」途中、ファンも一緒に大合唱。続けざまにラストの曲「旅に出よう」で会場のボルテージが絶頂となってステージが終了。

「イ・スンギ!」「イ・スンギ!」というアンコールを求めるコールに応えて、まずはバンドのメンバー紹介を兼ねたソロ演奏がスタート。そして、自らピアノの前に座りっての弾き語りで、せつない別れの歌「僕たち別れよう」を静かに聴かせた。

そして、オーラスは、もちろん「僕の女だから」。曲の中盤で目を潤ませながら「デビュー10年にして、公演が中止になったのは昨日が初めてでした。それで、昨日は気分がずっと良くなくて、今日もずっと重い気分でした。・・・・・・ですが、やはり、こうやってみなさんを見ているとパワーが出てきます。これからもずっと歌手を続けていきたいです。そして、ずっとみなさんと過ごして行きたいです。これからもずっと応援して下さい。これからの10年もみなさんの側で一生懸命がんばっていきます。日本のみなさん、ありがとうございます。また、会いましょう!」

スクリーンに「Happy Valentine 愛してるよ~!」と直筆のメッセージが映し出され、この日の公演が終了した。

2013年12月にソウルでのコンサートを大好評で終えた後、初の試みとして、ファンからのリクエスト曲を中心としたスペシャルなステージである本公演は、2月8日(土)9日(日)の2日に渡って開催される予定であったが、予想外の大雪の影響で初日の公演を中止余儀なくされてしまった。そんな無念を晴らすべく、全力でファンを楽しませようとするイ・スンギの熱い思いが十分に伝わってくるコンサートだった。

(文:IWANAGA)

 

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