『サウルの息子』
第88回 アカデミー賞外国語映画賞受賞!
史上初の3冠主要タイトル獲得!
現在、大ヒット公開中『サウルの息子』(配給ファインフィルムズ)が、第88回アカデミー賞 外国語映画賞を見事受賞! カンヌ映画祭グランプリ受賞、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞受賞、そしてアカデミー賞外国語映画賞受賞の‘長編初監督作品’による主要タイトルによる3冠は、史上初。アウシュヴィッツ解放70周年を記念し製作された本作は、今まで描かれた事の無いリアルなホロコーストの現実と、極限状態における人間の尊厳を描き、長回しを駆使した現代的な<疑似体験映画>として公開後も大変な話題を集めている。
【ストーリー】1944年10月、アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。サウルは、ハンガリー系のユダヤ人で、ゾンダーコマンドとして働いている。ゾンダーコマンドとは、ナチスが選抜した、同胞であるユダヤ人の死体処理に従事する特殊部隊のことである。彼らがそこで生き延びるためには、人間としての感情を押し殺すしか術が無い。ある日、サウルはガス室で生き残った息子とおぼしき少年を発見する。少年はサウルの目の前ですぐさま殺されてしまうが、サウルはなんとかラビ(ユダヤ教の聖職者)を捜し出し、ユダヤ教の教義にのっとって手厚く埋葬してやろうと収容所内を奔走する。そんな中、ゾンダーコマンド達の間には収容所脱走計画が秘密裏に進んでいた。
【ネメシュ・ラースロー監督プロフィール】 ハンガリー出身、1977年2月18日生れ。30代の若き新鋭監督ネメシュ・ラースローは、監督・脚本を手がけ、長編デビュー作にして、2015年・第68回カンヌ映画祭でグランプリを見事獲得!『ニーチェの馬』で知られる名匠タル・ベーラの助監督をつとめた経歴を持つ。
監督・脚本:ネメシュ・ラースロー、共同脚本:クララ・ロワイエ
出演:ルーリグ・ゲーザ、モルナール・レヴェンテ、ユルス・レチン
2015年/ハンガリー/カラー/ドイツ語・ハンガリー語・イディッシュ語・ポーランド語他/107分/スタンダード、原題:Saul Fia、英題:Son of Saul、映倫:G
後援:ハンガリー大使館、イスラエル大使館
© 2015 Laokoon Filmgroup 配給:ファインフィルムズ
新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか、絶賛公開中