2016.11.15 取材:記事/RanRan Entertainment
Photo credit by MICHI ISHIJIMA
韓国アーティストとして数々の記録を打ち立て“韓流”ムーブメントを牽引し続けるリュ・シウォンが11月14日、15日の両日、日本武道館にて単独ライブ「Ryu Siwon JAPAN LIVE2016 ~WISH~」を行った。
10月にはオリジナル・アルバム『WISH』を発売し、オリコン・デイリー・アルバムランキングで4位を獲得と、日本で歌手活動を続けているリュ・シウォン。
2005年に同じ場所の武道館で行った初単独ライブから12年目の思いを胸に、同会場で新たな願いを込めた日本武道館2DAYSでのライブを開催。会場には両日合わせておよそ15、000人を動員、通算116回目となるライブを大いに盛り上げた。
暗転した会場に、応援カラーのオレンジのペンライトが輝く中、全身白の衣装に身を包んだリュ・シウォンが登場すると大歓声が沸き起こった。1曲目は『TOKYOのパズル』からスタートし、『流れ星』『TryYour Wings』といったキャッチーなナンバーでオープニングを熱く盛り上げた。
会場を見渡しながらシウォンは「2016年LIVE2016 ~WISH~へようこそ!もう1年がすぎてまたコンサートで会えましたね。日本で116回目の公演を迎えることになりました。この武道館は12年間活動した中で、13回目となります。僕の人生で初のコンサートをした所。本当に意味深い場所です。皆さんにとっても記憶に残る素晴らしい時間になってほしいです」とあいさつ。さらに、「今日は暑いですね。皆さんのエネルギーがいっぱいですね。最後の公演だから今から(ラストまで)ずっと頑張ります!」と意欲を示し、次の曲へ。
バラード3曲をしっとりと披露した後は、再びアップテンポな『You & I』で会場を沸かせると、「日本で活動するようになってもう12年、13年目に入りますね。2004年に日本にやって来て、『美しき日々』というドラマを通して皆さんと知り合えて、いつの間にか12年が過ぎ、日本で116回目のコンサートを行っています」。続けて「今日は本当に暑いですね。気持ちとしては全部脱いじゃいたい気分です(笑)」。これに歓喜するファンに、シウォンは「何がOKですか!?僕が服を脱いだら、皆さんは正気でいられないと思いますよ。救急車を呼んでもそんなに一気に来られません!皆さんのために絶対脱ぐことはできません!どうして皆さん、こんなエッチな話が好きなんですか?僕自身もそんな傾向がありますが(笑)」など、シウォンの饒舌なトークに会場は大爆笑。
そして、「日本で活動して、結婚して離婚もして子供も生まれて。僕の人生において本当にいろんなことが起きた時期に、常に一緒にいてくれたのが日本のファンの皆さんだと思います。12年経ってもこんなにたくさんの方が来てくださいました。こうやって来てくださった皆さんは本当に僕のファンの方だなと思います!」と改めてファンへ感謝の気持ちを述べると、最新アルバム「WISH」から『これから』『君だけ愛してる』『ノエヨ』の3曲を熱唱し1部の幕を引いた。
メイキング映像が流れた後、今度は黒の衣装にチェンジして新曲の『ヌンムルロ クデヌン』などバラード3曲を披露。MCタイムの後、ここからノンストップでダンスナンバーがスタートすると会場も総立ちになり、一斉にペンライトを力強く振りかざす。『Who am I?』では緑色のレーザー光線が会場を貫き、『Honey Garden』ではファンも一緒に人差し指を頭上に掲げてヒートアップ!さらにライブには欠かせない盛り上がりナンバー『BABYLON』ではステージ前方から何本もの煙幕が上がり高揚感を高めていく。
立て続けに8曲のダンス曲を披露したシウォンは、「今日は暑いですねぇ。ホントにしんどいです」「僕の気分は4時間やった感じ(笑)」とこぼすも、「来年はまだ日本でしていない小さな試みをしてみようと思います。CDを出すにあたり、一度もしたことのない試みをしてみたいなと思っています。今の時点ではまだ決まっていないのでこれ以上はお話できませんが」と期待感を持たせた。その後はストリングス(弦楽器の演奏)を従え『秋桜』を熱唱。会場とともに大合唱し、2部のラストはファンへ真心を込めた『ありがとう』を歌い上げると場内は大きな拍手に包みこまれた。
アンコールでは黒と白の衣装に着替え、NEWアルバムのタイトル曲『遥愛』を伸びやかな歌声で披露すると、シウォンは「今から3部が始まりました(笑)。アンコールは1~2曲くらい歌って終わるのが普通ですが、コンサートの回数を重ねてきたということもあり、ある時から、アンコールが本来のアンコールではなくて、第3部と言う感じになってきました」と笑わせ、「皆さんを本当に愛してる。(ファン「うそー!」)本当に愛していますよ。(ファン「うそつき~(笑)」)。そんな風に言うと僕すねちゃいますよ」といったやり取りで、ステージの裏に引っ込むそぶりを見せたりしてファンとのコミュニケーションを楽しむ場面も。
一方、「辛い状況にいる時でも、本当に今いるファンの皆さんは僕のことを信じて待ち続けて、応援をしてくださっている。だから、残りの人生、僕にどれだけの時間が与えられるかわからないけれど、一生分をかけてでも、皆さんの気持ちに応えて生きていかなくちゃいけないな、と思いました。今後も僕が、皆さんへありがたい気持ちをお返しできるように、ずっと長い間このいい縁を続けていきたいと思います」とメッセージを伝えた。
アンコールのステージでは、新曲の『Journey』はじめ、『ひまわりのRhapsody』ではサビの振付を会場一体となって楽しみ、ラストは新アルバムの収録曲で自身も大好きという徳永英明のカバー曲『最後の言い訳』を披露。この曲をナイトクラブで知ったと説明し、女性ダンサーを相手にナイトクラブの場面を実演して曲紹介する一幕も見られた。さらに、シウォンはファンの熱い声援に応えてダブルアンコールとして『Try Your Wings』を歌い上げ、約4時間に及んだコンサートは大盛況のうちに幕を閉じた。
<セットリスト11/15公演>
1. TOKYOのパズル
2. 流れ星
3. Try Your Wings
4. セヤセヤ
5. 慟哭
6. 愛の雪
7. You & I
8. これから
9. 君だけ愛してる
10. ノエヨ
11. 夕焼け
12. 君となら(クデワラミョン)
13. ヌンムルロ クデヌン
14. Who am I?
15. Flash×Back
16. 湾岸ビーム
17. Honey Garden
18. SWEET SUGAR
19. BABYLON
20. 眠る花
21. FOREVER
22. 秋桜
23. ありがとう
Encore
24. 遥愛
25. Journey
26. ひまわりのRhapsody
27. 最後の言い訳
28. Try Your Wings
初回版
【リリース情報】
アルバム『WISH』 2016年10月5日(水)発売
(A4サイズ豪華パッケージ仕様)
CD+DVD+56 Pフォトブックレット(A4サイズ)
ミニクリアファイル+スリーブ仕様
【関連サイト】
リュ・シウォン オフィシャルファンクラブHP: http://www.ryusiwon.jp/
リュ・シウォン UNIVERSAL MUSIC HP:www.universal-music.co.jp/ryu-siwon