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2017年5月30日 07:00

佐藤浩市、市川猿之助に頭を踏まれ、「もっと踏んで!」と懇願!?映画『花戦さ』の完成披露会見

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

5月29日、映画『花戦さ』の完成披露会見が都内で行われ、主演の野村萬斎を筆頭に、共演者の佐藤浩市、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、山内圭哉、和田正人、森川葵、吉田栄作ら豪華キャスト陣9人と篠原哲雄監督が出席して、撮影時のエピソードを語った。

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本作は、狂言師の野村萬斎が仏に花を供える戦国時代の花僧・池坊専好を演じ、市川猿之助演じる豊臣秀吉に勝負を挑む痛快エンターテインメント時代劇。戦国時代、武力で天下統一を果たした秀吉に対して、専好は花の美しさで心を動かそうと奮闘する姿が活写される。

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萬斎は猿之助との映画初共演の印象を聞かれると、「こちらがトスをあげて、どう打っていただけるか、(共演を)楽しみにしていました」と笑顔を見せ、「(秀吉の役が)イヤな役なのに、その憎々しさが楽しくて……。いやな奴がチャーミングに見えるって、素晴らしい」と称賛。

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また、 見どころの一つでもある、劇中で猿之助演じる秀吉が佐藤演じる千利休の頭を足で踏みつける印象的なシーンに話が及ぶと、佐藤は「僕は、圧がかからないと、リアルな演技が出来ないので、猿之助さんに『もっと踏んで、もっと踏んで』とお願いしていた」と当時の胸中を語る。

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一方、猿之助は「大先輩の佐藤浩市さんの頭を踏んづけるっていうのは、本当にイヤだったけれど、役だからしょうがないですよね。佐藤さんの頭を踏みつけながら、心の中で『ごめんなさい』と言っていました」と申し訳なさそうにコメント。そこで中井が「佐藤さんがドMだというのはなんとなく長い付き合いでわかる……」とツッコみを入れたので、会場は大爆笑。中井は、今作で「一度は演じてみたかった」という織田信長役に挑戦。「初の信長役。撮影は2日間でしたが充実した2日間でした」と満足げな様子だった。

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猿之助演じる秀吉が鬼気迫る怒りの表情で、千利休の頭を踏みつける衝撃的なシーンは見どころの一つとなっている。もう1つの見どころをアピールしたのは劇中で、野村演じる主人公・池坊専好の幼なじみの町衆・吉右衛門を演じた高橋で、「私は個人的に、見どころの1つを言いますと、私だけが、羽二重なしの“地頭かつら”という着脱が本当に簡単な、かつらで演じております」と自虐ネタ(?)を暴露して周りに笑いを誘った。

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作品について、萬斎は「渾身込めて、演じさせていただきました」と本作をアピール。佐藤は「チャンバラがなくても、本当に時代劇を観たなという充足感たっぷりの映画になったと思います」と力強くメッセージを送っていた。

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花戦さ
6月3日(土)全国公開
©2017「花戦さ」製作委員会
配給:東映

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