取材:記事・写真/RanRanEntertainment
1月29日(月)、増上寺にて映画『曇天に笑う』1日限りの“曇天祭り”プレミアイベントが行われ、和太鼓バンド・GOCOOによるド派手な和太鼓パフォーマンスと共に、曇印の特製山車に乗って、キャストの福士蒼汰、中山優馬、古川雄輝、桐山漣、大東駿介、小関裕太、市川知宏、若山耀人、加治将樹が和装姿で華やかに登場した。キャスト陣は当日招待された900人のファンに向かっておひねりの祝い飴を山車から蒔いて大きな歓声を浴びた。クロストークには本広克行監督も出席した。
後列左から 監督、大東、古川、桐山、加治
前列 小関、若山、福士、中山、市川
本作は唐々煙のマンガを実写映画化。文明開化の明治初期を舞台に、若者たちの譲れない思いと絆を描いたアクションエンタテインメント時代劇。曇三兄弟を福士蒼汰、中山優馬、若山耀人が演じる。
三兄弟の長男・曇天火役を務めた福士は、「劇中、鉄扇を使ったアクションがあったのですが、鉄扇のリーチが短くて、戦うのが難しかった。でも僕は”カリ”という武術をやっているので、その技術を活かしてやりました」と撮影を振り返った。福士は、下駄を履いての激しいアクションにもチャレンジ。ほぼノースタントだったこともあり、「下駄は大変でした。試行錯誤しながら挑みました」と苦笑。さらに、「安全第一で、大きい怪我はなかった。生傷はありますが……」と話すと、本広監督が「(骨に)ヒビ入ったよね!?」と暴露して会場を驚かせた。福士が、「ちょっとご迷惑をおかけしたんですが、動き的には問題なくできました」と告白したが、本広監督は「かなり重症でしたよ」と心配顔だった。
次男・空丸役を務めた中山は、長男役の福士について「身長も高いし、イケメンだし最初に会ったときから兄貴として受け入れられました。弟(若山)も人懐っこくて可愛いし、兄弟がいたらこんな感じかな……」と笑顔で語った。
キャストがほとんど男性ばかり。福士から「今作のヒロインは優馬だと思っている!」と言われた中山が、とっさに「そうよ」と茶目っ気たっぷりの女口調で返したので会場は大爆笑。本広監督も「みんな仲良くて、日々ムードメーカーも変わって男子校みたいだった」と撮影エピソードを披露した。男だらけの現場で、「ワイワイ仲良くやっていた」と曇天チームのキャスト陣は明かす。洞窟での撮影が多く、携帯もつながらないという状況で、空き時間にはUNOや謎かけが流行したそうだ。
三男・宙太郎役を務めた最年少の若山は、「(お兄さんとして)一番優しかったのは誰?」という質問をされると、誰の名前を挙げても何か突っ込まれそうな予感がしたのか、若山は「一番は、本広お兄さんです」と監督の名前を挙げた。誰にも突っ込まれない答えに、周りからは、「大人な発言するなよ!(笑)」とツッコミを受けていた。
最後に福士が「この映画は、誇れるエンタテインメントになっていると思います。明るく元気な作品なので、たくさんの人に観ていただきたいです」とメッセージを伝えて、イベントは終了した。
公式サイト:donten-movie.jp
映画『曇天に笑う』は3月21日(水・祝)より全国公開