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2019年9月1日 12:01

山田孝之と石丸幹二がプライドにかけて騙し合う! ミュージカル『ペテン師と詐欺師』本日開幕

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

山田孝之と石丸幹二がW主演を務めるミュージカル『ペテン師と詐欺師』が、91()東京・新橋演舞場にて開幕する。この初日前日の831()、同劇場にて公開ゲネプロが行われた。

1988年に製作されたハリウッド映画『ペテン師とサギ師 だまされてリビエラ』をミュージカル化した本作は、上演台本と演出を『勇者ヨシヒコ』シリーズ、舞台『フルモンティ』などを手掛けた福田雄一が担当した。

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若いアメリカ人詐欺師のフレディ(山田)が、南フランスの高級リゾート地・リビエラにやってくる。そこではすでに凄腕の詐欺師ローレンス(石丸)が、相棒の警察長アンドレ(岸祐二)と共に大富豪の未亡人ミュリエル(保坂知寿)を初めとする大金持ちの女性たちをターゲットに荒稼ぎしていた。ふとしたことからローレンスの正体を知ったフレディは、ローレンスの才能に惚れ込んで弟子入りを志願。二人は石油王の娘ジョリーン(大和田美帆)を騙すことに成功するが、お互いのプライドが首をもたげ、詐欺師としての縄張りをめぐって次第に敵対するようになる。二人は見るからに育ちのよさそうなアメリカ人旅行者クリスティーン(宮澤エマ)をターゲットに、彼女から先に5万ドルを巻き上げた方が勝ちという勝負をすることに。

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南仏リゾート地の昼も夜もからっとした気候を感じさせるセットのなかで、石丸は微笑みを絶やさず女性たちを相手に次々と金目の物を巻き上げていく。その上品な笑顔と物腰に女性たちは皆喜んで財産を差し出しているようだった。素に戻った後にアンドレ役の岸と阿吽の呼吸で、ちょっとワルそうな顔を見せる石丸もまた魅力的だった。

一方、山田はズルさ、強引さ、そして愛嬌を感じさせる若き詐欺師を好演。一匹狼で夜を渡り歩いてきたタフさがにじみ出ており、山田の持ち味を最大限に活かしたキャスティングとなっていた。

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二人を取り巻く女性たちにも注目したい。ジョリーンは田舎丸だしの大富豪の娘。元気はいいが品性のかけらもない女性を大和田がダイナミックに演じ、ローレンスに心ごと奪われているミュリエルは、一にも二にもローレンス至上主義。一歩間違えるとストーカーかと思うくらい目の焦点が合っていない女性を保坂がユーモラスに演じていた。そしてフレディとローレンスが狙うクリスティーン役の宮澤は太陽のように輝く魅力を放つ。いいご家庭で育てられたのだな、と誰もが納得する笑顔を見せていた。

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初日に向けて山田と石丸からのコメントを最後に紹介しよう。

山田孝之:「石丸さんとは初めてご一緒するのですが、共演できるのが本当に嬉しくて、とても頼りにしています。ただ稽古は楽しくもあり辛くもあり……歌が難しくて、どうやったらちゃんとできるのか、そこを理解するのに時間がかかっています。詐欺師の役なので、騙すためにいろいろなキャラを演じていくのは、やる側も観ている側も絶対に楽しいところ。歌と踊りも素晴らしいので、芝居もきっと……面白く出来てると思います。福田さんには“山田くんは歌と芝居の切り替えが良い意味で独特”と言われたので、“独特”に頑張ります」

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石丸幹二:「今回、山田くんとは初共演です。すごく稽古熱心なので、私も負けないようにと励みました。演出の福田さんは、俳優にすごく自由にさせてくれて、みんなでアイディアを出し合うことを許してくれる。それが最終的に面白いシーンにつながるのは見事だと思いました。俳優たちは衣裳をどんどんと変え、キャラクターも変えるんですが、その姿が思わず笑ってしまうほどおもしろい。そこは見てのお楽しみです。必ず笑って劇場を後にできる舞台です。お待ちしています」

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ミュージカル『ペテン師と詐欺師』は、926()まで東京・新橋演舞場にて上演。

 

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