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2020年9月28日 09:53

堤真一、“石田ゆり子は天然記念物!” 堤幸彦監督、岡田健史を絶賛!映画『望み』舞台挨拶付き完成披露試写会

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

10月9日(金)より全国公開となる映画『望み』の舞台挨拶付き完成披露試写会が9月27日(日)に行われ、堤真一、石田ゆり子、岡田健史、そして堤幸彦監督が登壇。当イベントはTOHOシネマズ日比谷・梅田の2ヶ所とリモートで繋がれた別会場で行われ、登壇者はカメラに向かって手を振って日比谷・梅田両会場へ呼びかけた。

 

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「およそ全編がつらい映画です」(母親役の石田)、「この映画は全てにおいて暗くてつらい。その原因は僕なんですけど」(息子役の岡田)と言うように、消えた息子は殺人犯か被害者かそれとも・・・家族の葛藤が描かれる。

堤監督は「つらい、苦しいとばかり言われているんですけど、その先にひと筋の光もございますし、この時代に必要な家族とは何なのかを問いかける作品に作り上げたつもりです」とコメント、さらに「キャストやスタッフがいろいろなアイディアを出し合い、まるで演劇を作っているような緊張感のある撮影が毎日続き、今までに経験したことのない作品作りでした」と振り返った。

 

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さらにキャストたちについて堤監督は「(父親役の堤真一には)ひと言ひと言にすごい熱量を掛け考え抜く演技をしていただき本当に助かりました。(石田には)つらいことを強いてしまいましたが、強い母の愛を体現していただき感謝しております。(そして、岡田には)若い俳優の中でも掛け替えのない存在感を持っていて、特に“残り香”と言うか、振り向きながら目線で何かを残していく。ぜひ注目して観ていただきたい。彼の未来を決する作品になっているんじゃないかと思います」と絶賛した。

 

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一方、堤真一は「台本を読んでときに、とにかく難しいと思ったので、最初はお断りしようと思った」と明かす。「現場に入ってからも、言葉が発していることと体の状態のズレがすごく大きく、(演じていて)バランスが崩れやすい。肉体と気持ちがが乖離していくようなストーリーだったので、ほんとにつらかったです。撮影以外は楽しく過ごそうと思って、ベラベラ喋っていました」と振り返った。石田も「撮影以外の堤さんはずっと、“いかに薪ストーブが素晴らしいか”という話。私、今薪ストーブ欲しい(笑)」と笑顔で受け答えた。

 

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岡田は自身の演技について、「加害者なのか被害者なのかどっちにもとれるような、父親からは反抗期と思われたらいいな、母親からはちょっとおかしくなったのかなと思われたらいいなと、今までの作品とは全く違ったアプローチをさせていただきました」と胸を張る。堤監督からどんな演出を受けたのか?の質問には、「衣装合わせのときに『反抗期をしっかり出してほしい』と言われたことが印象強くて、監督がほとんど僕のことを肯定してくれたおかげで、最後まで伸び伸び生きることができたなと思います」と堤監督に感謝。

 

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堤真一と石田へ、“もし本当の夫婦だったら相手に臨むことは?”という質問に、堤真一は「何にもないです(笑)。多分1日に2、3回は面白いことをやってくれると思うので、それだけは期待しています」と石田に語りかける。石田は「撮影中に『ほんとに手順を覚えない人だね』って言われ続けたので、ちゃんとやってくれって内心は思ってる?」と返答。堤真一は「いやあ、全然!こんな人いるんだあと思って・・・。作業をしながら台詞を言っていて、何回戦かやるときに1から覚える。最初に布巾を取って、台詞を言ったら、最初の布巾くらいは覚えているじゃないですか。天然記念物みたい」と応答、さらに「一番大変そうだったのが洗濯物をたたむのが・・・」とツッコむと、石田は「本当にそういうの覚える能力がなくて、ヤバイなと自分でも思うくらい忘れてしまうんですよ」と白状。これを聞いた堤監督は「だからカメラマンは(石田の)手先を切っていたのか。そういうの結構ありますよ」と楽しい会話に加わった。

 

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“二人が本当の両親だったら?”の質問に、岡田は「堤さんがお父ちゃんだったら、これから寒くなっていきますし、薪ストーブで家を隙なく暖めていただきたいです」と回答。堤真一は「本当に暖まるよ。ピザも作ってあげるよ」と薪ストーブで一人盛り上がりしていた堤真一はご機嫌そうだった。さらに、「石田さんがお母ちゃんだったら、僕が眠れない夜にクラシックギターを弾きながら眠らせてほしいです」と懇願。実際にクラシックギターを習っているという石田は「こんな息子がいたら毎日やりますよ」と微笑んでいた。

 

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作品タイトルに因み、今一つだけ望みが叶うとしたら、望むことは?堤真一は「早く家に帰りたい。上の子がまだ起きている時間なので、今帰れば会えるかもしれない」といつものパパの顔を覗かせた。石田は「早くコロナが収まって、海外に普通に行けたり、海外の方が普通に来られる日が来ないかなって思います」、そして岡田も「コロナの収束です」と語る。岡田は続けて「この時代が来たお陰で、世界中の誰しもが家族のありがたみや、家族の存在がどういうものか突きつけられたと思います。今このタイミングでこの作品を出す意味があるし、少しでもこの世の中の救いになればと思います」と力強く語った。そして堤監督は、「『望み』が大ヒットしますように!」と願いを込めた。

映画『望み』は、10月9日(金)より全国公開される。

 

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