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2022年2月7日 10:25

ディーン・フジオカ、コロナ感染から復帰!「油断しすぎました」 映画『Pure Japanese』公開御礼舞台挨拶

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

映画『Pure Japanese』の公開御礼舞台挨拶が2月6日(日)、新宿バルト9にて行われ、主演のディーン・フジオカ、共演の蒔田彩珠、そして松永大司監督が登壇した。当初は1月28日に予定されていた舞台挨拶がディーンの感染により延期、ようやく舞台挨拶が実現した。

 

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本作は、過去のトラウマを抱えながらアクション俳優として生きる主人公・立石(ディーン)が、両親のいない孤独な女子高生アユミ(蒔田)を救う、王道クライム・サスペンス×ボーイミーツガールとして描きつつ、一皮めくると別の一面が見えてくる。どちらの主人公が本当なのか?主人公の持つ二面性を描く狂気のバイオレンス・アクション・ムービーとなっている。

冒頭、ディーンは「私事ながら、コロナに感染して寝込んでおりました。今日やっとリベンジ舞台挨拶となりました。3年半ぐらい掛けて、企画から公開までたどり着いた初日に舞台挨拶をキャンセルしてしまいました。公開にたどり着けたこの感慨深い思いを皆さんと分かち合えることができて本当に幸せだなと思います」と挨拶。また松永監督も「実は僕もディーンさんと同じタイミングでコロナに罹ってずっと療養していました。その間、ずっとこの映画の反応をSNSで見ていました。賛否いろいろあって、作った甲斐があったと本当に思いました」と苦笑した。

 

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企画から・プロデュースを手掛け、さらに主人公を演じたディーンは、本作の反応について「賛否両論とよく言いますけど、本当に意見がこんなにダイナミックに分かれているのは、自分の出演作品以外でもあまり見たことがない多種多様なご意見ご感想をいただいたなか、はっきりしたのは、この映画に関しては観ていただくお客さんをユーザーと呼ぶのがぴったりだなと思いました」持論を展開。

さらに、ディーンは「とにかく負担が大きくて大変だったなという思いですね。やっぱりアクションを撮るのは手間と時間がかかりますし、危険も伴いますし、夜の撮影だったりすると、朝日が昇るまで、そのなかで血まみれになったり、泥まみれで怪我したり。もちろん殺陣が終わったときはすごい達成感だったんですけど、一言で纏めるとめちゃくちゃだけ!でした」と総括した。

 

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共演の蒔田は「アクション映画を今までやったことがなかったんですけど、皆さん全力でカッコいいと思って見ていました。(私は)女子高生のアユミだったり、夜の仕事のシーン、立石とはしゃいでいるシーンなど、いろんな人間性が見られる役だったので、演じていて楽しかったです」と振り返った。

ディーンは、その蒔田について「僕はメディアで最近答えているんですけど、本当に彩珠の1年半ぐらいの変化が、僕のなかで楽しみになっていて・・・。彩珠はもちろん当時からも女優としてプロでしたけど、アユミというキャラクターはやっぱり芝居ができないと絶対にできない役だったと思うんです。高校生役としてキャスティングした彩珠の子供らしさというか、無垢なあどけなさみたいなものが、その後どういうふうに大人になっていくのか楽しみ」とぞっこんだった。

松永監督は「(二人は)タイプの違う天才なんで、現場ではすごく面白かったです。彩珠に関して は、ほんと素晴らしい女優さんだと思うんですけど、普通の子だったりもして・・・。(本編中に)ディーンさんが彩珠を抱きかかえるラストの芝居があるんですけど、彩珠が『お姫さまダッコされた!』って喜んでいたんです。こんなシリアスなシーンだったのに何がお姫さまダッコだよと思ったのを覚えています」とのあきれ顔に、蒔田は「お姫さまダッコは女の子の憧れなので、嬉しかったです」。

松永監督は、「(ディーンは)アクションシーンを撮る直前まで、その肉体を追い込んでからアクションシーンに入るんですけど、その作業がめちゃくちゃ大変なんですよ。本番の前に、ディーンさんが1回身体を作るまで、皆が待っている。ディーンさんの雄叫びだけが聞こえているわけですから。この状況もすごいなと思いました」とディーンのすごさに驚いていた。

 

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次回作の構想について問われたディーンは「まずは宇宙に行った人(実業家の前澤友作氏)にインタビューすることからですかね?そのまま資金も出していただくとか。100万円を100人にあげるんだったら、それを一括で映画に投資して見ませんか?とか(笑)。要は、どう資本がつくかなんです。映画産業のキャッシュポイントの少なさをどう克服するかが一番の課題なんです。それを 乗り越えていくために、どんな手段で具現化していくかだと思っております」と資金の必要性を語った。

 

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松永監督が「彩珠が主演でディーンがプロデュースするなら、どんな映画を作って欲しい?」と問いかけると、蒔田はちょっと考え、「ロードムービーみたいな、何かから逃げるみたいなモノをやってみたいですね」と答える。ディーン「どのへんに逃げたい?ご飯が美味しいところがいいよね?」、蒔田「宿も綺麗なところが・・・」などと盛り上がり、松永監督は「それってロードムービー?」と苦笑。

松永監督は「ちょっと人里離れたところの島とかでディーンさんが都会からやってきて、ディーンさんが上半身裸で馬に乗るという画を撮りたい。人間味むき出しのディーンさんを撮りたい」などと次作への思いを馳せていた。

 

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そして、最後にディーンは「この作品はネタバレ全く問題ないです。ネタバレしてこそ、より深く楽しめる作品になっております。まずは実際観ていただいて、思ったことをネット上でも口コミでも、とにかく言いふらしていただきたいです。その方がユーザーの皆さんたちにとって、より楽しめる実験装置のような映画です。同じ空間に同じ時を分かち合えたことも何かの縁だと思うので、是非共犯者の1人になっていただければ。皆さん一人一人のお力でひとつの大きなムーブメントに繋がっていったらいいなと思います。『Pure Japanese』から何かが始まったという記憶を一緒に作り上げられたら幸せです」と思いを告げて、イベントを締めくくった。

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