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2022年4月27日 23:57

芦田愛菜&宮本信子、10年前の共演があったからこそ、うまく芝居ができた!映画『メタモルフォーゼの縁側』世界最速上映会イベント

取材・撮影/RanRanEntertainment

映画『メタモルフォーゼの縁側』の世界最速上映会イベントが4月27日(水)都内で行われ、芦田愛菜、宮本信子、高橋恭平(なにわ男子)、そして狩山俊輔監督が登壇した。

 

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原作は、2017年に連載が始まって以降、じわじわと話題を呼び「このマンガがすごい!」「文化庁メディア芸術祭 マンガ部門」など数々の漫画賞を受賞した鶴谷香央理の同名漫画。主人公の佐山うらら(芦田)は、周囲に馴染めずひとりこっそりとBL漫画を読むことを毎日の楽しみにしている17歳の女子高生。もうひとりの主人公・市野井雪(宮本)は、夫に先立たれ孤独に暮らす75歳の老婦人。雪がキレイな表紙に惹かれて買った漫画がBLだったことをきっかけに出会ったふたりが、一緒に漫画を読んで、一緒に笑って、一緒に泣いて、時には激論を交わし、BLで繋がったふたりが育む年の差58歳の友情と挑戦が描かれる。

 

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芦田は、「雪さんとうらら二人の関係性を見ていて、友達になるには年の差なんて関係ないって思いましたし、好きなものを好きだっていうのに年齢は関係ないと思って、そういう二人の姿を見ていると微笑ましくて温かく、明日も頑張ってみようかなって思わせてくれるような作品。すごく好きだなと思いました」と本作への愛情を語った。

そして宮本も「(脚本を読んで)こんないいお話はそうそうないなと思いました。娘でもない孫でもない、本当に何も分からない女子高校生と、ある一冊の本からの縁で、少しずつ友情が芽生えていくんです。本当に楽しかったわね」と芦田に語りかけた。

 

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二人はどのように関係を深めていったのか?宮本は「10年前に(共演した映画)『阪急電車』では、愛菜さんはこんなに小さかった。それから10年経って本当に娘さんになられて・・・、それがあったからこそ、うまく芝居ができたんだと思っています」と仲の良さをアピール。

芦田も「『阪急電車』でお会いしたときに、『これからよろしくね』みたいな感じで、肩に手を置いていただいたのがすごく嬉しくて、その後の二人の関係性を作っていくのにすごく役立ったなと思って・・・。お芝居しているときは、いつも引っ張ってくださって、息のあったお芝居をした瞬間がたくさんあって、毎日撮影が楽しかったです」と振り返った。

 

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なにわ男子の高橋はデビュー初の映画出演で、グループから離れて初の一人出演。「メンバーが誰一人いないっていうのがこんなに緊張するんやと思いました。いざクランクインしたときにもめちゃめちゃ緊張していたんですけど、現場の空気感が温かく、監督さんには別の作品でお世話になっていて、いつも元気づけてくれたので、緊張がほぐれていたのかなと思いますし、やっぱり愛菜ちゃんが僕の他愛のない話を笑って聞いてくださったので、芝居に楽しく打ち込めたかなという感じがします」と撮影時の心境を明かした。

高橋演じる河村紡はうららとは幼馴染みという役柄、高橋は「愛菜ちゃんと初めて会ったときは、見るからにドシっと、しっかりしてはって、どっちが年上か分からなくなるような。そこは毎回驚きました」と称賛。芦田は「いやあ、ありがとうございます。私もお会いするまでは緊張していたんですけど、初めてお会いしたときに、スタッフさんと話してらっしゃったところに混ぜてくださって、分け隔てなく接してくださる方なんだなと嬉しかったです」と高橋に感謝していた。

そこで突然、高橋が「あの~、僕は今、愛菜ちゃんって呼んでいるんですけど、最初会ったときは愛菜さんって呼んでいたんです。愛菜さんはなかなか言いづらいなと思って勝手にちゃん付けにしたんですけど、“ちゃん”と“さん”どっちがいいかな?」と問いかけ、会場は大爆笑。芦田は照れながら「呼びやすいほうで呼んでいただいて、大丈夫です」と答えていた。

狩山監督は「劇中でもマンガのシーンがありますが、うらら、雪さんが同時に同じような気持ちになって読み進めていけるような見え方はないだろうかと模索したので、その辺りも見ていただけたら」と見どころをアピールした。

 

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このあとは、本作にちなんだ質問、BLを通じて友達になったうららと雪が読み手からあることに挑戦する姿が描かれているが、思い悩んで壁にぶつかったときにはどのように乗り越るか?芦田は「書き出すようにしてます。うららみたいに大きい悩みとかじゃないんですけど、やることが溜まってきたり、考えがまとまらなくなったりすると投げ出したくなっちゃうこともあるので、自分が今やらなきゃいけないこと、考えていることをノートに書いてみる。あとto do listに整理すると達成感が味わえると思うので、結構お勧めです」とぜひ参考にしたい優等生の回答。

宮本は「本当に悩んだときは動きません。じっとしています。本当に困ったときは冷凍庫にパンと入れちゃう感じで凍らせてしまう。それで前を見て歩く。あんまり考えない」とさすがと唸らせる回答。

 

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そして高橋は「僕は一種のゲームとして考えていて、壁にぶち当たったら、ここはラスボスなんやなという感覚。毎度ラスボスを乗り越えていくという感覚でやっています」と若者感覚、狩山監督は「サウナです。苦しいときにはサウナに行って、その瞬間は忘れようとしています」とそれぞれ非常に参考となる回答を示した。

次の質問は、作中でうららと雪がBLという推し活をすることで活き活きとする姿が描かれるが、今推しているものは?芦田は「最近ジャズに興味があって、最近しっかり聞きたいなってちょっとずつ聴いています」と答える一方、高橋は「推しは(自身のグループ)“なにわ男子”になってくるんじゃないかなと思いますね。この映画でなにわ男子いう名前がより広まればいいなと思いますし、本日4月27日は“なにわ男子”のセカンドシングルの発売日」となにわ男子を宣伝し、会場も大いに沸いていた。

 

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イベントの最後には芦田が「この映画の魅力は、うららが雪さんに受け止めてもらえたみたいに、映画を観ている私たちもこの映画に包み込んでもらえるというか、自分に自信が持てない自分、好きなものにのめり込んでいく自分を、この映画がすごく温かく受け止めてくれるような気がします。自分にもうららみたいに雪さんとの素敵な出会いがあったり、楽しい日々が待ってるんじゃないかなって思わせてくれるような作品だと思います。よろしくお願いします」と呼びかけ、イベントを締めくくった。

映画『メタモルフォーゼの縁側』は、6月17日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

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