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2022年8月17日 16:55

【前編】藤田玲インタビュー! 映画『アウトロダブル』最終章で「より成長した姿が見られる」

取材・撮影/RanRanEntertainment

藤田玲と佐藤流司がダブル主演する映画『アウトロダブル』が9月2日(金)から全国公開される。本作は、藤田主演の『ボーダーライン』と『ダブルドライブ‐狼の掟‐』、佐藤主演の『ダブルドライブ‐龍の絆‐』に続くシリーズ最新作にして最終章となる作品。腐れ縁となり、行動を共にしているアベルと純也が、辿り着いたキナ臭い街で、最高にロッキンな男・久保寺に出会ったことで運命が転がり出す。シリーズを通してアベルを演じてきた藤田に、撮影の裏話や見どころを聞いた。

 

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――シリーズ4作目となりました。

これまでアウトローな2人を中心に、登場する人物は全てアウトローというシリーズでしたが、今回は、なだぎ武さんや千原せいじさん、それから牧島輝くん、中村太郎くんだったり高橋怜也くんという若手たちが加わってくれたことで、かなりポップな作品に仕上がったなと思います。

――今回、「最終章」と銘打たれていますが…。

最終章というのは、僕もすごく寂しいと思っていますが、これでアベルと純也は何らかのケジメをつけられたのかなと思っています。僕は、1作目の『ボーダーライン』から参加していますが、その作品が一番ハードでした。その後、2作目から(佐藤)流司が参加して、流司が演じる純也との出会いがあり、バディとなったことでアデルはどんどんと人間らしくなってきて…。今回の『アウトロダブル』では、より成長したアベルの姿が見られるので、そこも楽しみにしていただければと思います。

 

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――アベルを演じる上でも、今おっしゃったような「成長」や「人間らしさ」というのがポイントだったのでしょうか?

そうですね。『ボーダーライン』の時には、アベルはほとんど話さなかったですからね(笑)。寡黙で心を閉ざしていて、でも、喧嘩はものすごく強い“キラーマシーン”のような人物から、どんどん“人間”になってきたと思います。

――今作では久保寺のことを気にかけたりもしていて、人情味も感じますものね。

こんなにも愛に溢れた人になったんだと思いました(笑)。なので、演じる上では、『ボーダーライン』からどんどんと肉付けをしていって、今回のアベルが出来上がっている感じです。

 

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――特に注目してもらいたいシーンを教えてください。

もちろん、全部のシーンを観て欲しいですが、なだぎさんとせいじさんが参加してくださっているので、お二人のシーンはエンタメとしても楽しめると思います。なだぎさんは、当て書きなんじゃないかというくらいハマっていますし、せいじさんはまさにラスボスにふさわしいオーラを纏っていらっしゃるので、そうした映画的な楽しさが味わえます。

それから、牧島くんと中村くんとの絡みも多いので、そこはぜひ期待していただければ。彼らとは舞台などで親交があるのですが、これまでにない絡みになっていると思います。怜也くんは、なだぎさんの息子役ですが、彼らのヒューマンドラマもこの作品の魅力の一つですし、アベルと純也のバディがこの先どうなっていくのかにもぜひ注目していただければと思います。

――見どころ満載の映画ですが、藤田さんと佐藤さんの銭湯シーンのシーンも印象的でした。

銭湯シーンは、象徴的なシーンに仕上がっていますよね。とにかく撮影に時間がかかったので、指がシュワシュワになった思い出がありますが、でも、富士山がドーンと描いてある銭湯はやっぱり気持ち良かったです(笑)。

 

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――佐藤さんとはこのシリーズだけでなく、舞台などでも共演されています。今回の共演で、何か佐藤さんの新たな一面は発見しましたか?

『ダブルドライブ』シリーズは、車をテーマとした映画だったので、車のシーンも多かったのですが、当時、流司は車の免許を持っていなかったんです。それが、この映画の前に免許を取ったというので、「これで自分で運転して撮影できるね」ってすごく期待していたら、今回は、僕と一緒のシーンでは運転シーンがなくて…。僕がいないシーンでは運転しているらしいんですが、僕は運転している姿は見てないですし、隣に乗りたかったですね。

――撮影現場はどんな雰囲気でしたか?

笑いの絶えない現場でした。輝も太郎も攻めていながらも可愛いし、かっこいい役で、コミカルなシーンが多かったので、楽しく撮影できました。普段から親交があるので、「よーい、スタート」の「よーい」と言われるまで話してました(笑)。太郎だけ笑いが止まらなくて、顔が作れなくてNGになったこともあって、本当に楽しい現場だったという思い出です。

 

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――今作は、藤田さんと佐藤さんのお二人が主題歌「BOND」を歌っています。お二人で歌うというのもかなり貴重な機会だったのかと思いますが。

舞台ではかなり共演していますし、みんなで歌うということはありましたが、ツインボーカルで歌うことは今までなかったので、今回はいい機会になりました。「ダブルドライブ」では、「狼」の方は僕のバンドが、「龍」の方は流司のバンドがそれぞれ主題歌を担当したのですが、今回はどうしようとなった時に、じゃあ、一緒にやろうと提案させていただいたんです。それで、楽曲は僕が作って、それぞれが作詞をして、できた歌詞を合体させて、一緒にレコーディングをして…めちゃくちゃ楽しかったです。これまで誰かと一緒にレコーディングをすることって、ほとんど経験したことがなかったんですよ。今回、お互いに歌を聴きながらレコーディングしたので、すごく楽しかったですし、2人の思いが詰まった楽曲になっていると思います。

――歌詞にはどんな思いを込められていますか?

それぞれが自由に作詞をしてしまうと、1つの曲にするのは難しいので、先に「BOND」というタイトルを僕が決めて、そのタイトル通り「絆」や「仲間」「友情」「家族の絆」といったテーマで書こう、と。本当は顔を突き合わせて書ければ良かったんですが、お互いに忙しくて、レコーディング当日までできなかったんですよ。なので、お互いにテーマに沿って書いてきて、レコーディング当日に少しだけ時間をもらって、サビを一緒に書きました。時間はなかったですが、でも、お互いに、「いいね、いいね」と言い合いながら、「このシャウトはもうちょっと長くしよう」なんて相談しながらレコーディングできたのは本当に楽しかったです。自分が作った曲だけど、流司ならではの歌い方で歌われると、全然色が変わるというのも新鮮で面白かったです。

映画『アウトロダブル』【上映時間:79分】
主演:藤田玲×佐藤流司
牧島 輝 中村太郎 高橋怜也 内浦純一 星ようこ なだぎ武 千原せいじ
監督:西海謙一郎 脚本:池谷雅夫 
主題歌:「BOND」藤田玲/佐藤流司 (DOLCESTAR RECORDS)
制作プロダクション:ラインバック  制作協力:T-REX FILM  
製作・企画・配給:AMGエンタテインメント
© 2022AMGエンタテインメント 

公式HP:https://outrodouble.com/
公式twitter:@doubledrive_m
公式instagram:doubledrive_m

映画「アウトロダブル」 2022年9月2日(金)公開決定!

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