取材・撮影/RanRanEntertainment
藤田玲と佐藤流司がダブル主演する映画『アウトロダブル』が9月2日(金)から全国公開される。本作は、藤田主演の『ボーダーライン』と『ダブルドライブ‐狼の掟‐』、佐藤主演の『ダブルドライブ‐龍の絆‐』に続くシリーズ最新作にして最終章となる作品。腐れ縁となり、行動を共にしているアベルと純也が、辿り着いたキナ臭い街で、最高にロッキンな男・久保寺に出会ったことで運命が転がり出す。ランランエンタメ!では、藤田に続き、佐藤にもインタビューを敢行。シリーズを通して純也を演じてきた佐藤に、撮影の思い出や見どころを聞いた。
――佐藤さんにとってはシリーズ3作目にして、最終章となる今作ですが、脚本を読んで最初にどんな印象を持ちましたか?
今までに無いなと感じました。『ボーダーライン』と『ダブルドライブ』の2作品は、ダークな雰囲気が強い映画という印象でしたが、今回はメリハリがあり、明るいシーンもあるし、コメディータッチな部分もあるので、今までにない五十嵐純也とアベルが見られる作品になっています。きっとバイオレンスな作品があまり得意じゃない方にも見やすくなってるんじゃないかなと思います。
――笑えるシーンもありつつ、これまでのシリーズを継承したハードな場面もあり、確かに見やすかったです。佐藤さんは、撮影でどのシーンが印象に残っていますか?
なだぎさんがアドリブで演技している姿を見て、笑いが耐えきれなくなって笑ってしまったシーンは、個人的に楽しかったという思いがあります。笑ってしまっているんですが、監督がOKを出してくれたので、そのまま使われているんですよ。純也としては笑っていいシーンでしたし、アベルも笑みが溢れたことで、2人の仲の良さやアベルの人間味も垣間見えて、いいシーンになったなと思います。
――銭湯のシーンも印象的でした。
そうですね。アヒルの位置が結構シビアで。あれが一番時間かかったんじゃないかな。揺られて動いていってしまうんで、位置が決まるまで時間がかかりましたね。アヒルが一番NG出したんじゃないかなと(笑)。
――『ダブルドライブ』から3作に渡って純也を演じてきて、純也としての変化は感じていますか?
いや、むしろ純也は変わらなかったんだと思います。このシリーズは、アベルが純也と出会うことによって変わっていく物語なんですが、純也は結局、何も得られず、何も見つけられずに終わっていくという、悲しいヒーローみたいな立ち位置です。純也だけが何も成長しなかった話なのかなと俺は思っていて、この3作品を通して、純也の変化というよりは、純也と出会って変わっていったアベルとの対比が描かれていると思います。
――なるほど。では、純也として、今回、ここは見てほしいというところは?
純也は、人たらしだと思うんです。人には愛されるし、誰かに寄り添っていないと生きていけない人だと思うので、すごく人間らしい。だけど、純也みたいにならないでください(笑)。純也のセリフには、核心をつくセリフも多いと思うんですが、純也は何も経験せずにそれを言っているんだと思います。あれは、映画の中だから魅力的なのであって、現実世界で考えたら、反面教師にすべき人間です(笑)。純也を見てしっかり真面目に生きましょうと伝えたいですね。
――お芝居という意味では、演じやすいキャラクターでしたか?
演じやすかったです。自分の中にバックボーンはないけどそれらしく喋るということを意識して演じていました。でも、純也のようにできないことで燻っていたり、落ち込んでいたりというのは、人間誰しもあることだと思うので、みんなが自己投影できる、意外と身近なキャラクターなのかなと思います。
――確かに、あの憎めない愛らしいキャラクターがより身近なイメージを作っているように思います。純也のように、シリーズを通して同じキャラクターを演じ続ける時に意識していることはあるんですか?
どの役柄、どの作品でもということではないですが、最初に作ったものを壊してしまうと、それを否定することになってしまうので、最初にかなりしっかりと作り込んで、その芯だけはブレないように演じ続けようとは思っています。ただ、自分もそうですが、人間は生きているうちに意見がまるっきり変わることもあるわけで。誰かが「昨日まで思っていたことと、今日の意見がまるっきり違ってもいい」ということを話していたのですが、本当にその通りだと思います。なので、あまりこだわり過ぎず、その時々で「純也はこう思っていたんじゃないか」と思うことがあれば、それが例え一貫していなくても個人的には間違いだとは思いません。ですが、フィルムを通して見た時に、あまりズレているとどうしても違う人に見えてしまうので、それは避けたい。その塩梅を考えながら演じています。
後編へ続く
映画『アウトロダブル』【上映時間:79分】
主演:藤田玲×佐藤流司
牧島 輝 中村太郎 高橋怜也 内浦純一 星ようこ なだぎ武 千原せいじ
監督:西海謙一郎 脚本:池谷雅夫
主題歌:「BOND」藤田玲/佐藤流司 (DOLCESTAR RECORDS)
制作プロダクション:ラインバック 制作協力:T-REX FILM
製作・企画・配給:AMGエンタテインメント
© 2022AMGエンタテインメント
■公式HP: https://outrodouble.com/
■公式twitter: @doubledrive_m
■公式instagram: doubledrive_m
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