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2022年11月24日 12:57

役所広司、吉沢亮らフレッシュな若者たちとの仕事は楽しかった!映画『ファミリア』完成披露上映会

役所広司、吉沢亮 映画『ファミリア』完成披露上映会

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映画『ファミリア』(2023年1月6日公開)の舞台挨拶付き完成披露上映会が11月22日(火)に、新宿ピカデリーにて行われ、主演の役所広司、共演の吉沢亮、サガエルカス、ワケドファジレ、アリまらい果、シマダアラン、スミダグスタボ、成島出監督が登壇した。

山里に一人暮らす陶器職人の神谷誠治、赴任先のアルジェリアで出会った女性との結婚が決まった誠治の息子・学、そんな父子に助けられた傷ついた在日ブラジル人の若者・マルコス。 国籍や育った環境、話す言葉などの違いを超えて、大切な人と共に生きていきたいと願う人々の姿を描いた本作は、殺伐としがちな現代に温かい希望の明かりをともしてくれる感動作となっている。

主人公・神谷誠治を演じた役所にとって、約10年ぶりの成島監督作への出演。役所は「10年間あなたは何をしていたんだい?と言われないよう、頑張らねばと思いました。吉沢さんをはじめ、非常にフレッシュな若者たちとの仕事は楽しかった」と充実を報告した。

誠治の息子・学役の吉沢は、成島組初参加にして役所とも初共演。吉沢は「いつかはご一緒させていただきたいと思っていた方で、役所さんとお芝居できるということも本作に参加する上で重要なことの一つでした。緊張しましたが、学ばせていただきました」と感激。現場での役所の佇まいについて吉沢が「その場に役が人間として存在しているというか、説得力が凄まじくてすごかった」と絶賛すると、役所は「立派な息子ですね!お父さんのことをこんなに褒めてくれて」とジョーク交じりに照れていた。

 

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陶器職人という役柄ゆえに、役所は実際に焼き物作りに挑戦したが「ろくろも結構時間をかけて苦労しながら練習しましたが、吉沢さんは大河ドラマの撮影もあって練習もできなかったはずなのに、意外と結構達者にやる。おかしいなと。どうしてそんなにできるんだ?という話はした」と吉沢の器用さに驚き、当の吉沢は「少ない時間ではありましたが、焼き物の先生に教えてもらいながら頑張りました」と謙遜していた。

この日、舞台挨拶に登壇した外国人キャスト5名は演技初挑戦&映画初出演。オーディションで大抜擢された逸材だ。マルコス役のサガエルカスは「役所さんとの共演シーンは緊張して不安だったけれど、本番で役所さんを前にしたら自然と涙が出た。役所さんの力は凄い」と感動。マルコスの恋人・エリカ役のワケドファジレは「撮影中は夢を生きている感じで、日本に住むブラジル人の気持ちを全力で伝えるために頑張りました」と意気込み十分。学の結婚相手・ナディアを演じたアリまらい果は「撮影で緊張している中で役所さんや吉沢さんが全然違う話をしてくれてリラックスをさせてくれた。愛のある現場でした」と感謝。マルコスの友人・ルイ役のシマダアランは「BBQのシーンで吉沢さんが僕のプライベートな夢の話を聞いてくれたりして嬉しかった」と喜び、マノエルを演じたスミダグスタボは「出演できて感謝の気持ちしかないし、ブラジル人代表としてこの映画に出演できたのは嬉しかった」と貴重な体験を噛みしめていた。

最後に主演の役所は「今日は久しぶりにキャストで集まって、みんなそれぞれ違う顔を持っていて面白いなと感じました。外国人キャストは現場で成島監督のしごきを受けて、生き生きといい仕事をしています。僕と吉沢さんは置いてけぼりで、成島監督は新人の俳優さんたちに愛情をこめて見守っていました。それを含めてこの映画を楽しんでください」と詰めかけた観客たちに呼び掛けていた。

映画『ファミリア』は2023年1月6日(金)より新宿ピカデリーより全国ロードショー。

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