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2023年1月20日 05:00

北村匠海&中川⼤志、10代より競い合ってきた二人の共演は宿命! 松岡茉優、スマホをスクロールすると北村匠海の中学時代の写真が! 映画『スクロール』完成披露舞台挨拶

取材・撮影/RanRanEntertainment

映画『スクロール』の完成披露舞台挨拶が1月19日(木)、TOHOシネマズ六本⽊ヒルズで行われ、W主演の北村匠海、中川⼤志、共演の松岡茉優、古川琴⾳、そして清⽔康彦監督が登壇した。

 

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YOASOBIの大ヒット曲「ハルジオン」の原作者として知られる橋本駿輝の原作小説を映画化。学生時代に友だちだった〈僕〉(北村匠海)とユウスケ(中川大志)のもとに、友人の森が自殺したという知らせが届く。上司から全てを否定され「この社会で夢などを見てはいけない」とSNSに想いをアップすることで何とか自分を保っていた〈僕〉と、毎日が楽しければそれでいいと刹那的に生きてきたユウスケ。森の死をきっかけに“生きること・愛すること”を見直す二人に、〈僕〉の書き込みに共鳴し特別な自分になりたいと願う〈私〉(古川琴音)と、ユウスケとの結婚がからっぽな心を満たしてくれると信じる菜穂(松岡茉優)の時間が交差していく・・・。

 

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北村は「〈僕〉という名前の役を演じるのはおそらく3回目」と驚くべき事実を語る。「そのたびに思うんですけど、すごく俯瞰的な感覚を持ってないといけない」と〈僕〉を演じる上での考えを語った。さらに「大志演じるユウスケと僕が演じる〈僕〉の二つ(の世界)に分かれているし、〈僕〉と(古川演じる)〈私〉の世界がすごく抽象的でありながら、グロテスクでもありすごくファンタジーでもあり、いろんな要素の詰まったふわふわした世界になっている」と全体を俯瞰した。

 

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一方、中川はユウスケについて「テレビ局で働いていて、女性関係も派手な男なんですけども、周りに頼れる人がいないということに気づいてしまう」と紹介、さらに北村同様「〈僕〉とユウスケは同じ人物を二つに分けたような、違うようで何か繋がる部分がたくさんあるというキャラクター」と分析、「自問自答していることが多いキャラクターだったので、意外と派手に見えてものすごく孤独に繊細な男だった」と振り返った。

菜穂を演じる松岡は「菜穂さんは自分の中でいろんなリミットを決めていて、そのせいで視野が狭くなって、『なんでこんな言い方するんだろう』という言い方をされてしまう。でも監督が、彼女自身の本当の気持ちをすごく大切に描いてくださった」と満足いく映像に感謝していた。

 

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古川は、自身が演じた〈私〉について「〈僕〉が書く文章に勇気をもらって、自分らしく生きる術を見つけていく役。心の動かし方を分かっていて、そういう生き方をしようとしているのが〈私〉。演じながら〈私〉のパワーをお裾分けしてもらいました」と話した。

終始緊張の清⽔監督は、⼤汗をかきつつも「映像が始まって最初のカットに注⽬してほしいです」と見どころを挙げる。北村は「確かに1カット⽬は映画史に残したい!」と強調。「夕方18時から準備が始まって1テイク目が回ったのが朝の3時とか4時で、撮影が終わったのが朝の8時とか9時。でもこれだけの時間を掛けたことが全く苦ではなかった」と満足気に話した。

 

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イベントの後半は、映画のタイトルに掛けて、自身のスマホでスクロールして見返したくなる写真は?の質問。北村は「携帯で写真を撮る感覚がなくて、携帯には200から300枚程度しかないので・・・」と回答すると、一同「ええ!」。北村は続けて「さすがに思い出がなさ過ぎるなと思って、今年から撮ろうと思っているんですけど・・・。見返したくなるからではなく、こっぱずかしすぎてスクロールし続けちゃうのはメモ帳ですね。二度と見たくないような恥ずかしい文字で、ふと思ったことをバーって書いたり・・・」とメモ帳の存在を明かした。

 

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一方、松岡は「北村さんの逆で3万枚ぐらい。北村さんの中学1年生くらいの写真も」と、2010年以来北村とは5回ほど共演しているそうで、「(北村と)最初に出会ったのが中1くらい。前髪が眉⽑あたりで揃っていて、本当にその写真を見せたいんだけど!寝顔もありますよ。学校の机にこんなになって」と身振りしながら、中学時代の思い出写真の存在を明かすと、北村は「マズいです」と⾚⾯していた。

 

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イベントの最後には、中川が「匠海と出会ったのが小学校5年生のとき、匠海も小学校5年生で一緒に同じ事務所。10代の頃は同じオーディションで、同じ役を奪い合ってどちらが落ちるかを繰り返し、その後もお互い頑張っている姿を見て自分も頑張ろうと思えるような存在。そんな匠海と20代半ばになって、こうして同じ映画でダブル主演を務めることができ、ものすごく感慨深く、思い入れのある作品となりました。皆さんも愛を受け取っていただければ」と語った。

そして北村は「今回ダブル主演をやることができたのは何でだろうと考えると、ユウスケと〈僕〉っていうのが表裏一体だから。僕たち2人がこの映画で共演するのは、宿命というか運命。この作品でよかったなと思いますし、『スクロール』に描かれている人間は、すごく多面的というか、表ではすごくかっこいいとか言っている裏ではものすごく格好が悪いところがあったり。人間は一面だけで語れなくて、人間のいろんな角度を見ているような感覚がしました。なので、『スクロール』は皆さんの物語であり、どこかの誰かの話である。何かそういう私見で観ていただけたら嬉しいですし、皆さんの感想がすごく気になる映画だと思います」と自身の想いを語って、イベントを締めくくった。

映画『スクロール』 (配給:ショウゲート)
2月3日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開

©橋本駿輝/講談社 ©2023映画『スクロール』製作委員会

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