Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!

『トガニ 幼き瞳の告発』8月4日公開決定!!

2012/7/2 07:41

『トガニ 幼き瞳の告発

/(土)シネマライズ、新宿武蔵野館ほか
公開決定!!

 ©2011 CJ E&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED 

映画だからこそ描けた真実が、社会を変えた

『トガニ 幼き瞳の告発』 マスコミ試写会にて!!

幼い少年が絶望しか見えていないような瞳のまま、迫り来る汽車に…。そんなシーンから始まった『トガニ 幼き瞳の告発』。2時間終始“胸が痛い”。そして、観終わった後、私の心は重かった。

2011年秋、韓国で公開された『トガニ』。公開されるやいなやあらゆる意味で話題の作品となった。

「トガニ」とは、日本語では直訳すると「るつぼ」となる。あらゆるものが雑多に存在するというようなイメージがある言葉だが、本来は耐熱式の容器を指す言葉だ。密閉された中で高熱で焼かれる…。それを社会に、自分に置き換えたとき、“逃げ場のない閉鎖された社会の中で追い詰められる自分”。そこには耐え難い苦痛しかないだろう。本作品のタイトルそのものが、作品内容を指し示している。

本作品『トガニ 幼き瞳の告発』のメガホンをとったのはファン・ドンヒョク監督。これまで短編『奇跡の道路』(2005 カンヌ国際映画祭招聘)や『マイファーザー』(ダニエル・ヘニー、キム・ヨンチョル 2007)で社会派として評価されてきた監督がコン・ジヨンの筆によって2009年に小説として出版された『トガニ』を原作に本作品を世に送り出した。

妻と死別し、体の弱い娘を母親に託し、1人、恩師の紹介で田舎街ムジンにある聴覚障害者学校に赴任した美術教師のカン・イノ(コン・ユ)。その学校は不気味な空気が漂っていた。それを彼はすぐに違和感として感じ取っていた。

一見、人当たりはいいが不気味な校長。賄賂を要求してくる校長の双子の弟である行政室長。そして、何かに怯えている子供たち。

ある日、帰宅しようとしたイノの耳に子供の悲鳴が届く。しかし、警備員に止められる、「ここの子供たちは退屈すると奇声を上げるから問題ない。」と。しかし、実際は…奇声などではない。事もあろうに校長が…。また、職員室で生徒を殴り蹴る男性教師、洗濯機の中に生徒の顔をおし込む女寮長。この学校は子供たちに対する暴行が日常化していたのだ。しかも、地元の名士である校長は警察も買収し、恐いもの知らず。誰一人、その異様な状況を「おかしい」と口にするものはいない。

暴行の事実を知ったイノは人権センター幹事のソ・ユジン(チョン・ユミ)と共に子供たちを守るために学校や社会と法廷で戦うことを決心する。しかし、そこにはとても高い壁が立ちはだかっていた。

『コーヒープリンス1号店』(MBC 2007)、『あなたの初恋探します』(チャン・ユジョン監 2010)などに出演し、明るいイメージのコン・ユ。この作品では子供たちを守ろうとする美術教師カン・イノを演じている。しかし、そこには彼のいつもの笑顔はない。悲しい目、打ちひしがれた姿…それだけだ。兵役中に小説『トガニ』を読み、映画化を熱望したという。韓流スターコン・ユではなく、俳優コン・ユの新たな一面を見ることができる作品だ。また、イノとタッグを組み、一緒に学校や社会に立ち向かうユジンにチョン・ユミを迎えている。彼女のまっすぐな正義感のなかにある明るさが、この作品の唯一の救いとなっているとも言える。さらに、この物語の核である子供たちを演じているキム・ヒョンス(ヨンドゥ役)、チョン・イソン(ユリ役)、ペク・スンファン(ミンス役)、3人の演技にも注目だ。彼らの絶望の目、希望を見出そうとする目に観ているものは心揺さぶられる。

そして、何より、この『トガニ 幼き瞳の告発』は実際に社会を動かした作品でもある。

コン・ジヨンによって、2009年に小説として出版された『トガニ』だが、小説ではなく、告発本というべきかもしれない。

この物語はフィクションではない。実際に起こった事件をベースにしている。

ある特殊学校で性的暴行が行なわれ続けいていたことが教師から告発されたにも関わらず、主犯である校長たちは執行猶予などの軽い罪でしかなく、釈放される。さらには校名を変えて、再度、学校運営をしようと企てる。しかし、この映画『トガニ』が公開されたことで、世間がそれを許さなかった。再捜査の末、教師は逮捕され、学校は廃校となった。さらには「トガニ法」という新たな法律まで生みだしたのだ。一本の映画が社会を変えた。これぞ、映画の持つ力なのかもしれない。

楽しい、おもしろい、観終わった後爽快な気分になる。『トガニ』は決してそんな映画ではない。でも、この真実から目を背けてはいけないし、このような悲しい事件が二度と起こらないようにと願いつつ、観るべき映画だと思った。

生徒たちや彼らを守ろうとする教師たち、彼らの目は何を訴えているのだろか。そして、あなたは彼たちの目から何を感じ取るだろうか。

8月4日(土)、シネマライズ、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

 
47日(土)より前売券発売開始!
特別鑑賞券:¥1500(税込) <当日一般¥1800の処>
劇場窓口限定で、いつもと違う表情が魅力的な、憂いのコン・ユ カード(3枚入り)を
プレゼント!(一部劇場/数量限定)原作「トガニ」蓮池薫氏の翻訳により、新潮社より5月末発売決定!
韓国で大ベストセラーになった、孔枝泳(コン・ジヨン)原作の「トガニ」も蓮池薫氏が
 翻訳を担当し、新潮社より発売が決定した。今後も映画とのコラボレーションを予定!

出演:コン・ユ 「コーヒープリンス1号店」『あなたの初恋探します』 チョン・ユミ
監督:ファン・ドンヒョク 原作:孔 枝泳(『トガニ 幼き瞳の告発』蓮池 薫/訳 新潮社刊)
2011年/韓国/125分/カラー/シネスコ/ドルビーSRD/日本語字幕:根本理恵/原題:トガニ/
提供:CJ Entertainment R-18
© 2011 CJ E&M Corporation. All Rights Reserved 
公式HP:dogani.jp
 

関連記事


Page Up