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2012年4月29日 16:18

映画『道~白磁の人~』プレミア試写会に、吉沢悠、ペ・スビンが舞台挨拶!

4月23日、東京・四谷の韓国文化院ハンマダンホールにて、映画『道~白磁の人~』のプレミア試写会が開催され、主演の吉沢悠、ペ・スビン、高橋伴明監督、が登壇。さらに、同映画のエンディングテーマ曲を担当したジャズピアニストのハクエイ・キムも登場し、生演奏を披露した。

映画『道~白磁の人~』は、1914年、日本統治時代に朝鮮半島に渡り、植林技師として朝鮮の荒廃した山々を緑に戻すため、朝鮮文化を広めるために尽力し、偏見なく朝鮮の人々と触れ合い、親交を深めていった実在の人物、浅川巧の生涯を描いたもの。職場の同僚チョンリムとの、民族の壁を越えた男と男の美しき友情の物語。浅川巧役を吉沢悠、イ・チョンリム役をペ・スビンが演じている。

吉沢悠は、「温かい友情を描いた作品。ご覧になれば、きっと心に何か残るはずです。」と紹介し、自身が演じた浅川巧氏について「あの時代から日韓友好を図ろうとしていた人がいたことに感動し、彼の功績は日本人として誇りに思います。」とコメント。

ペ・スビンは、「撮影に入る前に、監督から『映画の中だけでなく、現実でも役柄を超えた友情を交わして欲しい。』と求められました。ですから、二人で釣りに行ったり、心の底にあるものを話しあい、本当に親しくなることができました。この映画は、今の現在進行中の私たちの関係を描いているといえます。」と感慨深げに伝えると、会場から大きな拍手が送られた。

コミュニケーションは、お互い英語でとっていたとのことだが、「言語はあまり関係なかったです。お互い心を開いて親友になれました。一緒にサウナにも行きました。」と吉沢。二人の友情を誇らしげに語った。

高橋監督は、「彼らが本当に友情を交わせば、この映画は成功すると確信していました。二人が撮影現場にいない時は、どう過ごしているか気になって探偵を雇って調べさせたんです。仲良くしていると分かり、しめしめと思っていました。」と言って会場の笑いを誘い、「やはり、この映画は成功します。」と自信をみせた。

また、サプライズでペ・スビンの事務所の先輩でもある俳優イ・ビョンホンからお祝いのメッセージ映像が届けられた。ペ・スビンは、「先日、ランチしたとき何も言ってなかったのに。」と驚き、「僕も先輩のように日韓の架け橋になれるように頑張りたいです。」と目を輝かせた。

最後に監督から、「この映画を観て、逆境を乗り越えることができる皆さんになって下さい。」とメッセージを伝えた。

~記者会見~

Q:7年間かけて制作されたそうですが?

高橋監督:企画が立ち上がってから7年ということです。

吉沢悠:浅川氏を知ってもらいたいという気持ちがあり、やっとそれを実現できて嬉しいです。

ペ・スビン:多くの人の願いを僕たちが背負っていると思います。色々な苦しいこともあった中で出来た映画ですので、たくさんの人に愛されてほしいです。

 

Q:二人をキャスティングした理由は?

高橋監督:吉沢君には、いい意味で色が付いていない俳優、どんな演技をしてくれるのか予想ができないという期待感がありました。ペ・スビンさんについては、出演しているドラマを参考にし、イ・ビョンホンにしようか、ペ・スビンにしようか迷ったんですが、ペ・スビンさんにして良かったと思いました(笑)。彼は現場でアイディアを出してくれたり、僕を大事にしてくれて感謝しています。

ペ・スビン:イ・ビョンホンさんではなく、僕を選んでくれてありがとうございます(笑)。監督は、全ての相談に耳を傾けてくれて、(作品を)一緒に作ったという感じです。僕も監督くらいの年齢になったら、他の人とコミュニケーションを交わすことができる俳優になりたいです。

Q:ご自身の中で好きなシーン、心に残るシーンはありますか?

監督:個人的には、巧が韓国に帰ってくるシーンが好きです。

吉沢悠:浅川巧が、最後にチョンリムに会いに行くシーンです。韓国最後の撮影だったこともあり、集中力をもって演じました。役に入り込み、言葉以上に語り合えて、自分がどう演じていたのか覚えていないくらい芝居をしていて気持ちよかったです。あとで映像を見ても、とてもいいシーンだったと思いました。

ペ・スビン:僕も吉沢さんと同じシーンが好きです。そして、巧の妻が亡くなり日本へ帰国し、再度韓国に戻ってきたときに、笑っている仮面をかぶっているところで胸がジーンとしました。

Q:お互いの印象と、一緒に過ごした思い出は?

吉沢悠:一緒に釣りに行き色々な話をしました。一緒にサウナに行けたのも嬉しかったです。印象は最初から好印象。オープンマインドな方で、人間的にも素晴らしい方だと思いました。

ペ・スビン:サウナに一緒に行きましたね。韓国では親しい友達とお風呂(サウナ)に行きます。全てを洗い流したら、心の底から素直に話をすることができるのです。お互いに心を開き、分かち合いたいという気持ちがあったからこそ親しくなれたのだと思います。今後もこのような関係を続けていきたいです。

監督:私もお風呂に誘われたのですが、二人の関係を壊してはいけないと思い遠慮しました(笑)。もう映画が終わったから大丈夫だね。日本の温泉にも行きましょう。

ペ・スビン:「日本の浴衣がステキだ。」と何気なく言ったら、大杉連さんと監督から浴衣をプレゼントしてもらい感激しました。

Q:二人は何と呼び合っていますか?

吉沢悠:最初、ヒョン(兄貴)と呼んだら、違うと言われて“スビンさん”と呼んでいます。

ペ・スビン:“ひさ”と呼んでいます。吉沢さんが親しい人からそう呼ばれているので。

日韓のキャスト・スタッフの結束力で作り上げた映画『道~白磁の人~』は、

6月9日(土)新宿バルト9、スバル座、他全国ロードショー!

6月に韓国でも上映が決定している。

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