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2023年10月10日 13:42

比嘉愛未の女子高生姿!? 三浦翔平は性格が曲がった嫌な弁護士を熱演!? 映画『親のお金は誰のもの 法定相続人』初日舞台挨拶

映画『親のお金は誰のもの 法定相続人』の初日舞台挨拶が10月6日(金)に都内で行われ、W主演の比嘉愛未、三浦翔平、共演の浅利陽介、小手伸也、石野真子、三浦友和、そして田中光敏監督が登壇した。

本作は、三重県伊勢志摩市を舞台に伝説の真珠を巡る家族の大騒動と成年後見制度の問題を描いたハートフル・エンターテインメント。本作の軸になるのは「相続」と「家族」。少子高齢化社会と言われる今だからこそ、向き合うべき制度である「成年後見制度」(2000年に発足)の問題を描きつつ、《時価6億円》の値打ちがある伝説の真珠を巡る、ある家族の大騒動を軸に進むのだが・・・、予想外の連続に思わず「学び」、「笑い」、「涙する」真珠を巡るある家族の大騒動が描かれる。

比嘉は 三重県伊勢志摩で真珠の養殖業を営む両親をもつ三人姉妹の三女・大亀遥海を、三浦翔平は認知症の疑いがある遥海の父親の成年後見人として大亀家に関わる弁護士・城島龍之介を演じている。

冒頭、比嘉は「ようやく皆さまにお届けできるんだなと実感しています。今日を迎えられたことがうれしいですし、ここから全国に向かってたくさんの方たちに届いてほしいなと思います」と感無量の様子。さらに 三浦祥平が「やっと公開ということでホッとしました。撮影をしたのが去年の春だから 1 年とちょっと前だと思うんですが、ようやく皆さんにお届けできてうれしいです」と挨拶。

劇中では三浦友和演じる父親に反発する娘を演じている比嘉だが、「本当はお二人(両親役の三浦友和、石野)が大好きなので、先ほどからずっとお話をさせていただいて光栄でした」と笑顔。また三浦祥平も「自分の役は母親との確執がトラウマになって、信じられるのは銀行の預金残高だけというちょっと性格がひん曲がった役どころ。あまり言い過ぎるとネタバレになってしまいますが、序盤は本当に嫌な弁護士を演じてますが、そこからどんな風に変化していくか、というところを見ていただければ」とコメント。

また真珠がモチーフになった作品ということで、小手は「個人的に真珠を購入させていただきました。ここにもあります」と襟元を指しながら告白。「奥さんが真珠のネックレスがほしいというので本場のものを買ったんですけど、劇中で真珠のことを扱っていたので、ちょっとは目利きができるようになっていて。巻き、テリ、丸みなどを見ながら、『これくらいならこの値段になるんですね』なんて言いながら小一時間、真珠のお店にいました」と話す小手の姿に、会場はドッと沸いた。

 

そしてこの日は「気になった共演者は?」という質問も。そこでまず三浦友和を指名した比嘉は「劇中は会話を交わすシーンがあまりないんですが、最後に向き合う大事なシーンがありまして。そこで感情が高ぶってしまい、(とあるものを)受け取った手が震えてしまったんです。監督が、オッケーと言ってくださったんですけど、わたしの手を、何も言わずにギュッと握りしめてくださって。その時に、父の愛もそうですが、友和さんの役者としての思いも感じまして、助けられたなと。あらためてお礼を言いたいと思います」とコメント。

そして三浦翔平も「僕も友和さんが印象に残っていますね」という。「カメラの前に立った瞬間の覇気といか、オーラというか。僕と対峙するシーンがあるんですけど、背負っているものの目に見えない空気だったり、オーラがすごく強くて。一歩でも下がったら負けるなという。常に見えない空気の中に突き進んでいかないと、蹴落とされてしまうような感じで」と振り返ると、三浦友和が「立ててくれてありがとう」と返して大いに沸く。三浦翔平も「それが本当にすごくて。俺もいつかそうなりたいなと思いました」としみじみ語った。

一方、主演の二人から名前を挙げられた三浦友和は「僕は比嘉さんですね」とコメント。「初共演なんで、現場ではじめてお会いしたんですが、ロケ現場に行くと、スタッフが準備していて。見回していたら制服を着た女子高生が近づいてきて。比嘉愛未です、よろしくお願いしますと言われて。本当に女子高生にしか見えなかったので、すごい女優だなと思いました」と明かして、会場は大笑い。その様子に「ちょっとこれはひと言言わせてください!」と続けた比嘉は「これはネタバレになってしまうので詳しくは言えないですが、勇気を振り絞ったある大事なシーンがあるんです。そこのシーンのことをお話しているんですよね」と笑いながら補足した。

イベント最後に、三浦翔平は「タイトルは難しそうですが、中身を見ていただくといろんな受け取り方ができる映画だと思います。家族とは何なのか、お金とは何なのか。愛とは何か。家族の愛と赦しをテーマにつくっている映画なので、いろんな見方ができる映画だと思います」とメッセージ。つづく比嘉も「わたしも愛と赦しがテーマだと思っています。ここからは皆さまひとりひとりが感じたものをそのまま受け取っていただけたらと思います」と会場に呼びかけた。

映画『親のお金は誰のもの 法定相続人』 シネマート新宿、イオンシネマほか全国公開中

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