2023年、ウォルト・ディズニー・カンパニーが創立100 周年を迎え、その記念作となるアニメーション最新作ミュージカル『ウィッシュ』。本作でヒロイン・アーシャ日本版声優を務める生田絵梨花による「ウィッシュ~この願い~」お披露目イベントが10月30日(月)、都内で行われた。
生田が本イベントの冒頭で初披露した本作の劇中歌「ウィッシュ~この願い~」。どんな願いも叶う魔法の国、ロサス王国に暮らす少女アーシャが、魔法で願いを叶えてくれる王様が実はみんなの願いを支配していたという衝撃の真実をただひとり知ってしまい、「みんなの願いを取り戻したい」と夜空に向かって、強く星に願う重要なシーンで歌われる曲。力強く突き進むアーシャの心情が込められた歌詞とメロディー、そして生田の透明感のある歌声と圧巻の歌唱力が米国のディズニー本社のみならず各所で話題となっている。
生田は、初めての生歌唱を終え「(ステージに)出る直前まで心臓がバクバクしていたのですが、アーシャもきっと不安や葛藤をかかえていたんだなと思うと、なんとか踏ん張れましたし、歌詞や楽曲に励まされながら歌っている実感が強くありました」とほっとした様子を浮かべていた。
そして、本楽曲の印象を「なんてエモーショナルな楽曲なんだろう。ただ力強いだけではなくて、祈りのような優しさや温かさ、迷いや躊躇、葛藤といったところも合わさって、楽曲の力強さになっていると思いました」と絶賛。さらに歌唱するにあたり「自分が抱いている緊張、不安をあえて何か消そうとせずに楽曲に乗せられたらいいなとは思いましたし、私がここで踏ん張って歌うことによって、誰か一人でも願いを持って進んでみようと思うキッカケとなってくれたら嬉しいなと思い、そんな願いを抱きながら歌っていました」と楽曲への想いを披露した。
ディズニー作品に参加するのが夢だったという生田は「小さいときからディズニーの作品を見たり楽曲を歌ったりして育ってきて、いつかディズニーの吹替えをやりたいというのが夢だったので、オーディションで決まったときは、夢が叶った瞬間だなと思いました」とあらためて喜びを噛みしめていた。さらに「ディズニー100周年ということですごくプレッシャーあるんですけど、画面の向こうのキャラクターや作品に引き込まれ一体化した感覚になり、すごくリラックスして楽しめるようになりました」と自信をみなぎらせていた。
生田は、自身が演じたアーシャについて「すごく真っ直ぐで優しくて、ちょっとお茶目なところもある女の子。彼女自身が強いとか特別な能力を持っているわけではなく、誰かを想う願いの強さが大きい子だと思います」と評し、アーシャと似ているところは「(アーシャは)自分を信じたこと、誰かのためになると思ったら、それを信じて突き進むところがあるんですが、私も何か心の違和感を感じたり、こうした方が良いかなと思ったら無視できないタイプ。周囲に相談したり一緒に考えていくところがあるので、そこが共通点かなと思います」とコメントした。
本作は“願い”がテーマになっているが、生田の今の願いは?と問われ、「1番は映画を多くの人に観てもらいたいのですが、映画から離れるとすると、みょうがを食べられるようになりたいということです」と笑顔でコメントし、会場を沸かせた。
最後に「今日初めて歌唱させていただいて、いよいよ公開に近づいているんだなという実感がしてきました!是非楽しみにしていただけたら嬉しいです」と呼びかけて、イベントを締めくくった。
日本版ミュージッククリップも解禁となった。
「ウィッシュ~この願い~」Performed by 生田絵梨花
https://www.youtube.com/watch?v=EweM_Ei8yBw
『ウィッシュ』 12月15日(金) 全国公開
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配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン