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2024年5月19日 20:40

高山一実、西野七瀬、内村光良 揃っておじいさん役! 映画『トラペジウム』公開御礼舞台挨拶

映画『トラペジウム』の公開御礼舞台挨拶が5月18日(土)に新宿バルト9で行われ、原作者・高山一実(元・乃木坂46)をはじめ、主人公・東ゆう役の結川あさき、外国語通訳のボランティアをしている、伊丹秀一役の内村光良、伊丹秀一の仲間のおじいさん役の西野七瀬ら豪華キャストが舞台に勢揃いした。

高山一実による青春小説のアニメ化で、アイドルを目指す高校生・東ゆうが、東西南北の美少女を集めながら自らの夢に向かって進む物語。「人生で見てきた映画で一番心奪われました」「夢を追いかける強さと苦しさと輝きがぎゅっと詰まっている映画」「最近見た中の長編アニメーション映画の中で一番良かった。」と絶賛の声が溢れ、中にはリピーターも続出。初回と2回目で印象が違う本作ならではの魅力に浸る観客も増えている。

公開から1週間が経ち、原作者の高山は「皆さんの感想を見ていると『ああ、わかる!』『“いいね”をつけたい!』と思えるものばかりで、どのご意見も正解だと思います。『トラペジウム』は不等辺四辺形という意味で、うまくいかないこととか、ただのきれいな話にはしたくないなという気持ちで書いた作品なので、いろんなご意見をいただけることが『トラペジウム』というタイトルと繋がっているようですごく嬉しいです」と、様々な形で作品が受け入れられていることに感慨深い様子。

主人公・東ゆうの声を演じた結川は、「たくさんの感想の声が、私のところにも届いています。特にゆうに関しては、私は演じている側なので愛着があるけれど、観る方によって全く違う見え方があるんだなというのを改めて感じた。『トラペジウム』がいろんな方に影響を与えているのを見て、本当にすごい作品だというのをあらためて実感する日々です!」と、SNSを中心に大きな話題を呼んでいる本作の影響力の高さに言及した。

西野は、「声優のお話をいただいた時は笑っちゃいました!おばあさんならまだわかるけど(笑)。かずみん(高山)や内村さんと一緒におじいさんの役を演じると聞いて、それなら心強いと思い、すぐに『やりたいです』と答えました」と出演を即決したことを明かす。高山も西野と同じシーンで別のおじいさん役で声の出演を果たしているが、二人のアフレコは一緒に行われたのだという。「かずみんと一緒にアフレコできてよかった!グループ活動していたときは、おばあさんみたいな声を出して会話する遊びもしていたので…二人の世界でした(笑)」と、西野から高山との仲の良さが伝わる収録秘話が飛び出した。

同じく観光ボランティアのおじいさんの一人、伊丹の声を演じた内村は、「六か国語を話す通訳ボランティアという役でしたが、結果英語など話すことなくアフレコが終わってしまいました。おじいさんの役は初めてだったので、監督からは『もっとおじいさんに!もっとおじいさんに!』とディレクションされたりしましたね」と収録を振り返り、会場を笑わせた。

本作でそれぞれが印象的だったポイントについて、内村は「オープニングで『高山一実』の名前が大きく出た時に、ここまで来たか!と思いました」としみじみ語りながら、「南房総をイメージした街並みとか、光とか、絵がすごくきれいですよね。それから僕は、車いすの少女がゆうに『おねえちゃんがこれを着て』とアイドルの衣装を手渡すシーンで泣いてしまいました。ラストにも繋がるいいシーンなんですよね」と好きなシーンについて熱弁。「あと、ゆうは舌打ちするんだよね。王道ではない異色のヒロインで、今までにない新しさだなと思いました」と、斬新なヒロイン像についても語った。これに対し、ゆうの声を演じた結川が「何度か舌打ちのシーンが出てきますが、アフレコでリテイクはなかったので、私は舌打ちが得意だったみたいです(笑)」と語り、会場も大盛り上がり!

舞台挨拶の最後には、内村は、「一実ちゃんが小説家として本当立派に活躍して、映画化では企画やキャスティングやデザインなどすべてに関わって、宣伝活動も頑張って、彼女は本当に大変だったと思います。本当にいい作品で、“東西南北”の4人が山登りして集まってランチするシーン、好きなんだよね。だんだん友情が深まっていくところは、乃木坂46で培った経験から来ているのかなと思います。まだまだ続きますが、ひとまずお疲れさまでした!」と高山をあたたかく労った。

高山一実と伊丹秀一役の内村光良の対談映像が公開!
初めておじいさん役を演じたという内村だが、声をきいて高山は「内村さんの優しい声によって伊丹さんが完成した」と絶賛。一方で内村は高山の原作を読んで「小説家として物語の構成が上手いと感じました。あとちょっと毒がある人なんだなと(笑)。乃木坂46のときにはでてこなかった内面も出てきているんじゃないかなと思いました」と一筋縄ではいかないストーリーを称賛し、ゆうはどこか高山に似ている部分もあると内村だからこそわかるキャラクターの魅力を話した。
『トラペジウム』内村光良×高山一実インタビュー映像:https://youtu.be/D8gizDK79O0

映画『トラペジウム』全国公開中  ©2024「トラペジウム」製作委員会

 

 

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