【後編】木村達成、有澤樟太郎インタビュー ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3 「IHIステージアラウンド東京は五感で楽しめる劇場です」

2020/3/8 17:50

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

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(左から) 有澤樟太郎  木村達成

――IHIステージアラウンド東京でやるということに対しては、お二人、どのようなお気持ちですか?とても特徴的な劇場ですが。

木村:そうですね。ないですよね。楽しみです。普通、劇場は上手、下手ですが、その呼び方がこの劇場は東西南北になるそうなんです。

有澤:まじですか?

木村:それが頭ぐちゃぐちゃになるのではと、思っています。

このあいだ、実際に舞台を見させてもらったのですが、広いです。大変だなぁと思いましたし、床も堅そうだったのでそれも少し不安です。

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――そこで踊りもたくさんあるわけですよね。

木村:普通、舞台はあっても十間ぐらいなのに、それがこの舞台は永遠に続いている状態で、お客さんからの視野が広いんです。大きい劇場で、この少ない人数で演じ、空間、ワンシーンを埋めなくてはいけないのでそれが課題だと思いました。来日版を観てもそう思いました。でもこの大きさを強みに変えていかなくてはいけないのだなとも思いました。

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――有澤さんはいかがですか?

有澤:360度客席が回る劇場、僕は『ウエスト・サイド・ストーリー』で初めてこの劇場を訪れ、ここは見ている人も楽しめる、五感で楽しめるような劇場だと思いました。僕もいつか立ちたいと思っていた劇場でしたし、みんなが一度は立ちたい劇場だと思うので、また新たなエンタテインメントを生み出したいなと思っています。セットも豪華で、ちょっといやらしいですけど、億単位かかっている素晴らしいセットなんですよ。そこに立てるのも楽しみです。

木村:いやらしい。

有澤:(笑)いやらしい。あはは。

木村;そんなこといったら、あれ一回転するのにいくらかかってると思う?そんなこと考えたらやばくない?

有澤:確かに(笑)。これ触って壊したらいけない、とか考えないようにしないと。でもそれだけ力をいれている作品ですし、劇場なので、そこで精一杯羽根を広げてやっていきたいと思います。

木村:ベルナルドって、普通に訛りとか入れずにしゃべるの?

有澤:無しです。

木村:そうなんだ。海外だと、プエルトリコ訛りとかあったよね?日本キャスト版だったら「なんでやねん?」とか。

有澤:(笑)そんな、関西からの移民みたいな。

木村:訛りっていうのはそういうことでしょ?

有澤:そうですね。日本キャスト版で考えたら、確かにそうですね。

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――物語の中ではシャークスとジェッツの争いがありますが、争うということはどのように考えていらっしゃいますか?

有澤:僕自身はめちゃくちゃ平和主義なので、喧嘩とか大嫌いなんです。でも、ベルナルドの気持ちはよくわかります。アメリカに夢や期待を持って行ったけど、迫害され夢破れ、そして自分たちを守る方にいってしまう。意味のある戦いだと思います。

――最後にお二人からメッセージをお願いいたします。

木村:ダンスの動き一つ一つに意味があるので、それも読み取りながら観劇してくださったらすごく面白いと思います。「こういう意味の振付なんだ」と考えていただくのも楽しみのポイントの一つになると思います。また、争い、暴力の中にも意味がたくさん詰まっている作品なので、そういうところも楽しみにしていただきたいです。

有澤:今回このような豪華なキャストのみなさんとこの劇場に立たせていただくので、2ヶ月という長い公演をやりながら、新たな違ったものを生み出せるようにしたいです。キャストの組み合わせもたくさんあるので、何度来ても楽しめると思います。お客様の心に届く作品にしたいと思っていますので、ぜひ何度でも劇場に来ていただきたいです。

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■ストーリー
舞台は、1950年代後半のニューヨーク、マンハッタンのウエストサイド。セントラルパークを挟んで、イーストサイドが高級住宅街で、ウエストサイドには多くの移民が住んでいた時代の物語。
この頃のニューヨークは、世界中から多くの移民が夢と富を求めて集まってきた時代だった。彼らはそれぞれギャング集団を作り、お互いに敵対し合う。しかし、ポーランド系移民のトニーと、プエルトリコ系移民のマリアは偶然出会い、激しい恋に落ちてしまう。禁断の愛は多くの人を巻き込み、悲劇の連鎖を生む…。


『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3
会場:IHIステージアラウンド東京(豊洲)
日程:2020年4月1日~5月31日(日)
出演: トニー(Wキャスト) 浦井健治/柿澤勇人
マリア(Wキャスト) 桜井玲香/伊原六花
アニータ(Wキャスト)ソニン/夢咲ねね
リフ(Wキャスト)加藤和樹/木村達成
ベルナルド(Wキャスト)Oguri/有澤樟太郎
中村まこと コング桑田 やついいちろう/槙尾ユウスケ(かもめんたる) モロ師岡


公式サイト https://www.tbs.co.jp/stagearound/wss360_3/

 <木村達成>
・ヘアメイク
馬場麻子
・スタイリング
スタイリスト:部坂尚吾(江東衣裳)
ニット\20,000(BATONER / BATONER 03-6434-7007)、
パンツ\36,000(T-MICHAEL / UNIT&GUEST 03-5725-1160)
※価格はすべて税抜き表示
<有澤樟太郎>
・ヘアメイク
中元美佳(EKAmake)
・スタイリング
喜多優介
衣装協力:シャツ\24,000、パンツ\33,000(ato / Sian PR 03-6662-5525)


(文・高橋美帆/写真・篭原和也)

 

 

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