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2023年9月11日 12:50

渡辺翔太・森本慎太郎、お互いへのリスペクトを胸に挑む 『DREAM BOYS』ゲネプロ&会見レポート

2004年1月、滝沢秀明主演による初演以来、若々しくパフォーマンス力を備えた旬のジャニーズタレントによって大切に演じ継がれてきた『DREAM BOYS』。2019年公演から演出に堂本光一が関わり、作品を磨き上げてきた。

今回の主演はSnowMan渡辺翔太が。チャンプをSixTONES森本慎太郎が務める。ともに本作への出演経験があり思い入れの深い二人による新生『DREAM BOYS』。

開幕に先駆けて、ゲネプロと渡辺・森本による会見が行われた。
初日を前にした気持ちを聞かれると、渡辺は「Jr.の頃に先輩方のバックで出演した舞台に、帰ってこられて胸がいっぱいです。プレッシャーで昨日は中々寝つけませんでした」と告白。制作会見時に「肌のコンディションを整えて挑みたい」と話していたことを聞かれ、「肌は安定してモチモチです!」と宣言していた。森本は「僕が出ていたのは亀梨(和也)くんが主人公を演じていた頃。僕が先輩たちに憧れていたようにJr.のみんなにも思ってもらえるよう頑張りたいです」と意気込む。本作に向けて体作りもしたということで、「(「だが、情熱はある」で)山里さんを演じたのでだいぶ絞りました。150kgあったのが20kgくらいになっています(笑)」と笑いをとる。
今回、それぞれが歌う新曲は演出の堂本光一と話し合いながら作ったそう。森本は「ストーリーに沿うものを、演出家としての意見も聞きながら制作していただきました」、渡辺は「歴代の方々とちょっと雰囲気を変えたかった。他のシーンと繋がるような切なく儚いシーンを作っていただきました」と語った。

また、2019年の岸優太と神宮寺勇太の初年度以来、4年ぶりに客席フライングが行われる。実際に飛んだ感想を聞かれた渡辺は「最高だよね」と即答。森本は頷きながらも「初めてなので、見渡す余裕はなかったです」と答える。
フライングは2人の希望で実現したということで、渡辺は「光一くんにおねだりしました。Jr.としてワイヤーをつける側は何度も経験したけど飛ぶことはほぼなかったので、ちょっとエモいし嬉しい」と笑顔に。森本もおねだりしたか尋ねられると、「飛んでくださいってお願いしました」と意外な告白。「帝国劇場で飛んだことがないのでお手本をお願いしたらすぐに飛んでくださいました。目線や姿勢の保ち方などを教えてくれたんですが、「光一くんカッコいい!」って思っちゃって稽古にならなかったですね」と明かす。
また、稽古時に苦労したことを尋ねられると、2人とも堂本光一とのコミュニケーションをあげる。堂本はシャイだそうで、渡辺は「全然目が合いませんでした。意を決して、ダメ出しをいただく時に目を合わせたいとお願いしたらようやく合うようになった」と苦笑。森本は「でも、稽古を重ねていくと僕のキャラをわかってくれて、緊張をほぐすためにいじってくれるようになりました」と先輩の気遣いに感謝していた。
改めてお互いにすごさを感じるポイントを聞かれると、少し考え込んだ森本が「肌が綺麗」と回答。渡辺は公演に関するポイントを改めて尋ね、「本人はプレッシャーを感じると言っていたけど、0番に立っている姿を後ろから見ると堂々としていてカッコいいなと思いました。似合うのでどんと構えていてほしいですね」と答えて喜ばせていた。対する渡辺は「慎太郎はユーモアがあるイメージが強いので、久々に同じステージに立って芝居やダンスしているのを見るとギャップがすごい。カッコよくて面白いですよね。緊張があまり見えないから、余裕があってカッコいいなって思います」と称賛。お互いへのリスペクトを語った。
グループのメンバーからもエールをもらったそう。森本は「さっき髙地から初日おめでとう。頑張ってねとメッセージをもらいました。他のメンバーも収録とかで集まった時に楽しみだと言ってくれています。チャンプを演じていた(田中)樹には見てほしいですね」と明かし、渡辺は「みんなからかましてこい!と励まされました。グループって心強いですね」と笑顔で語った。

最後に、事務所が新体制となったこともあり、改めてファンへのメッセージを求められた2人。森本は「会見を見て複雑ではあります。でも、僕らにできるのは、堂々とお客さんにエンターテインメントを見てもらうこと。皆さんに見ていただき、未来を想像して安心して応援してもらえるよう精一杯頑張ろうと思います」と力強く語り、渡辺も「事務所が大きな転換期を迎えていると感じます。そんな最中に『DREAM BOYS』が開幕し、お客様が変わらず劇場に足を運んでくださることに感謝したいです。僕らにできることは、いただいた仕事を全力でこなしてお客様に笑顔になっていただくこと。結果で新たな未来を構築できたら」と意気込んだ。

※以下、ゲネプロレポート。
演出を手がける堂本光一は、新曲2曲をプロデュース。チャンプであるシンタロウが練習生たちを従えて歌う『CHAMPION』と、事件の渦中にいるショウタが歌うバラードのような『光』だ。穏やかで凛とした雰囲気のショウタと、無骨で兄貴肌なチャンプ、それぞれの“らしさ”が感じられる楽曲が、物語に新たな彩りを添えている。
さらに4年ぶりに客席フライングが復活。森本はオープニングの「Opening Next Dream」、渡辺はエンディングの「Next Dream(フィナーレver.)」でフライングを行う。堂本から直々に習ったというだけあって、ともに姿勢も決まった美しいフライングを披露していた。
初めて役に挑むとは思えない堂々とした佇まいの2人だが、それを支えるカンパニーの安定感も素晴らしい。熱量たっぷりのパフォーマンスとドラマを見せる7MEN侍と少年忍者、大人として彼らに対峙する鳳蘭と紫吹淳、様々な場面をドラマティックに見せるアンサンブルメンバー。ますます洗練され、迫力アップした新生『DREAM BOYS』が誕生したと言えるだろう。
本作は2023年9月9日(土)~28日(木)まで帝国劇場にて上演される。

 

 

 

 

 

 

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