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2024年3月1日 04:00

橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子ら 日本・イギリス公演に向けた意気込みを語る! 舞台『千と千尋の神隠し』製作会見

2022年に世界で初めて舞台化され、大きな評判となった『千と千尋の神隠し」が、新たな仲間を加えて日本全国、さらにイギリスで公演を行う。開幕を前にした2月29日(木)に製作会見が行われ、千尋役の橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子、ハク役の醍醐虎汰朗、三浦宏規、増子敦貴(GENIC)、カオナシ役 の小㞍健太、山野 光、中川 賢、リン/千尋の母役の妃海 風、華 優希、実咲凜音、釜爺役の田口トモロヲ、宮崎吐夢、湯婆婆/銭婆役の夏木マリ、羽野晶紀、春風ひとみ、さらに制作スタッフらが会見に臨んだ。

後列左から:山野光、中川賢、小㞍健太、増子敦貴、三浦宏規、醍醐虎汰朗、妃海風、華 優希、実咲凜音、田口トモロヲ、宮崎吐夢
前列左から:松岡宏泰、今井麻緒子、ジョン・ケアード、夏木マリ、川栄李奈、橋本環奈、上白石萌音、福地桃子、羽野晶紀、春風ひとみ、イアン・ギリー

 

まずは東宝株式会社の代表取締役・松岡宏泰が「無謀とも思えるチャレンジでしたが、一致団結して素晴らしい作品を作り上げられたと思います。今回は日本だけでなくウエストエンドでも日本人キャストによる公演が行われます。ぜひ期待してください」と挨拶。

翻案と演出のジョン・ケアードは「宮崎駿さんが描いた素晴らしい物語と日本文化を、イギリスの観客と分かち合うのが楽しみです」と語り、共同翻案・演出補佐の今井麻緒子は「新キャストも加わり、イギリスで公演を行えるのが感慨深いです」と初演を振り返りながら話す。

ロンドン公演の共同製作を行うPW プロダクションズ 最高経営責任者イアン・ギリーは「2年前にジョンさんからこの作品の話を聞いてすぐに札幌に飛び、絶対にこの作品をロンドンに持ってこなければならないと思いました。ロンドンでは今まで記録にないほどのセールスになっています」と、現地での期待の大きさを語った。

続いては、千尋役の4名からの挨拶。橋本が「本当に大切な役をまた演じられるのが嬉しいです。パワーアップした作品をお届けできると思うし、どれだけ期待していただいても大丈夫だと思います」と自信を見せる。上白石は「アンダースタディの森莉那ちゃんを含めた5人で千尋を作っています。宮崎さんの素晴らしいストーリーを信じて大切に演じたいです」と意気込み、初参加の川栄は「新キャストをあたたかく迎えてくれたみなさんに感謝しながら精一杯努めます」、同じく初参加の福地は「まだ実感が湧きません。カンパニーの皆さんと一緒に会見に立ち、今は不安より楽しみの方が大きいです」と笑顔を見せた。

続いて、トリプルキャストでハクを演じる醍醐は「今回も胸を張って精一杯努めていきたい」と意欲を見せる。三浦は「前回の名古屋公演で卒業宣言みたいなものをしてしまったんですが……」と言いつつ、「色々な奇跡が起き、再度参加できることになりました。僕の一つの夢だった、日本オリジナル作品を海外に持っていくのを実現できて嬉しいです」と笑顔を浮かべた。増子は「僕は今年年男で、さらに宮崎駿監督と同じ誕生日。運命を感じます。全力で頑張ります!」と宣言。

カオナシ役は、森山開次を除く3名が登壇。小㞍が「チームカオナシで話し合い、工夫しながらやっています。いろいろな面を見ていただけたら」と話し、中川は「稽古場で皆さんの演技を見ていると、息遣いなどで映画とはまた違うものを感じます」と生の舞台ならではの魅力を語る。山野は「カンパニー全員で作り上げた作品です。カオナシという一つのピースを誠心誠意演じたい」と意気込んだ。

さらには、リンと千尋の母を演じる3名。妃海は「稽古の中で、作品やキャスト、スタッフさんへの愛やリスペクトが増しています」と話し、華は「素晴らしい作品なので、カンパニー全員で心を込めて日本と世界の皆さんにお届けしたいと思います」、実咲は「セットやパペットも繊細に作られていて、皆さんの作品に対する愛を感じます」と思いを語る。

釜爺役は、橋本さとしが欠席。田口は「国際的なロングランになるとは思っていなかったので光栄。カンパニーに感謝し、楽しみたいと思います」と話し、初参加の宮崎は「初々しいもぎたての釜爺を演じられたらと思っています!」と笑わせる。湯婆婆・銭婆のキャストは、朴路美以外の3名が出席した。羽野は「銭婆のセリフに「魔法で作ったんじゃ何にもならないからね」というのがあります。手作業で作り上げた舞台を劇場で見ていただけたら」と呼びかけ、春風は「この作品を見るたびに演劇の原点があると感動していました。自分が参加できることに感謝しかありません」としみじみ語る。

初演から引き続き参加する夏木は「映画から引き続き、20年以上も一つの役をやれるのは幸せだと感じます。従業員も増えました。しっかり働くので今回もよろしくお願いいたします」と語った。

また、スタジオジブリプロデューサー、鈴木敏夫からのエールも到着。「初演からはや2年、千尋が帰ってきました。今年2024年は甲辰の年に当たります。甲辰には新しいことに挑戦して成功するという意味があるそうです。新たなキャストを加え、ロンドンでも公演が行われるとのこと。単なる再演ではなく新たなことにチャレンジし続ける千尋を私も楽しみにしています。皆様もぜひお楽しみください」というメッセージを夏木が代読した。

質疑応答では、「自身が演じるのは〇〇な役」というキャッチフレーズは、という大喜利のような質問が。

醍醐はしばらく悩んだ後「キレキレなハクだと思います」と答え、三浦は「自分で言うのもなんだけど幻のハク」、増子は「僕は東北出身で色白なので、消えそうなハク」と答える。小㞍は「アンニュイなカオナシ」、中川は「キュートなカオナシ」、山野は「真面目なカオナシ」。リン役の3名は宝塚の娘役出身3人ということで、「清い・正しい・美しいリン」と回答した。田口は「先ほど宮崎さんが初々しい釜爺と言っていたので、僕はオールドな釜爺」、宮崎は「僕は不安な釜爺で」と笑わせる。羽野は「何が出るかわからない湯婆婆」、春風は「迷いある湯婆婆」と答えていた。

また、千尋役の4人に「すれ違ったロンドンっ子にこの作品を勧めるならどんな言葉をかけますか?」と質問が出ると、4人は顔を見合わせて「どうしよう」と相談を始める。思いついたという福地が「好きなシーンで、『どうぞこちらです』というのがあるので、それを元に『どうぞお楽しみください』にします」と答えるが、「どのシーンか伝わってないかも」、「何かある?」と4人でまた相談に。夏木が「じゃあ湯婆婆から、『おいで!』かな」と助け舟を出し、和気あいあいとした雰囲気で会見が終了した。

舞台『千と千尋の神隠し』公演情報
東京公演: 2024年3月11日(月)~30日(土) 帝国劇場
ロンドン公演: 2024年4月30日(火)~8月24日(土)  ロンドン・コロシアム
愛知公演: 2024年4月7日(日)~4月20日(土)  御園座
福岡公演: 2024年4月27日(土)~5月19日(日)  博多座
大阪公演: 2024年5月27日(月)~6月6日(木)   梅田芸術劇場メインホール
札幌講演: 2024年6月15日(土)~6月20日(木)  札幌文化芸術劇場 hitaru

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