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2025年5月31日 13:30

【前編】玉城裕規&相馬理インタビュー 映画『NOT BEER』で見せる“吹っ切った”芝居 「抑えることは考えずに、全力で演じた」

 左から)相馬理  玉城裕規

劇団オレガユナイテッドが2013年に上演した舞台劇「Not beer but low-molt beer」を映画化した『NOT BEER』が5月30日(金)から上映される。本作は、認知症だった女性の通夜に集まった4人が財産をめぐって繰り広げる騙し合いを描いた物語。舞台版の脚本・演出を務めた佐渡ツムジが脚本を手がけ、本作が長編デビューの中川寛崇が監督を務める。主人公の鮫島優を演じた玉城裕規と、鮫島の舎弟・押切淳平役の相馬理に撮影の裏話や見どころを聞いた。

――本作に出演が決まったときのお気持ちを教えてください。

相馬:僕はオーディションで出演が決まったのですが、オーディションではあまり手応えがなかったんです。なので、「決まりました」と連絡をいただいたときは、驚きが大きかったです。もちろん、こうして選んでいただき、嬉しかったですし、思い入れが詰まった作品になりました。

玉城:僕は、以前に1度、お仕事をご一緒させていただいた(川又崇功)プロデューサーの方からお話をいただいたので、すごく嬉しかったです。ただ、台本を読ませていただいたときに、セリフの量に驚いて(笑)、すぐ向き合いますと。普段は、台本を一旦置くんですが、今回は置かずにすぐに取り掛かりました。

――台本が手元に届いてから撮影まで、どのくらいの時間があったのですか?

相馬:結構、短かったですよね? 1カ月もなかったんじゃないかな。

玉城:そうですね。監督が、長回しで撮影するシーンが多いとおっしゃっていたので、より早く取り掛からないといけないなと感じていました。

相馬:長回しだとミスできないですから。

玉城:ただ、お互いに役を作りこんでいかないタイプだったから良かったのかなと思います。お互いを受け入れつつ、その場で新鮮なキャッチボールができたので、違和感なく演じられたのかなと。

相馬:そうですね、それは大きいかもしれません。実は、アドリブのシーンも多かったので、自然体で演じられたのかなと思います。

――「役を作り込んでいかない」ということですが、演じる上ではどんなことを意識されたのですか?

玉城:監督から「自然に演じるというよりは、吹っ切って演じてください」というオーダーがあったので、抑えることは考えずに、全力で演じました。それが、いろいろな表情や表現につながったのかなと思います。

相馬:僕も深く考えすぎないことを大事にしていました。考え込んでしまうと、「じゃあ、こうしよう」と自分の中で固めすぎてしまうので、そうならないようにと。それから、会話の掛け合いが多いので、その時々の掛け合いを純粋に楽しもうと思っていました。それは画面からも感じていただけるのではないかと思います。

――それぞれの演じた役と似ているところや共通点はありましたか?

玉城:どこか抜けているところがあって、完璧ではないというところは僕にもあるのかなと思います。

相馬:鮫島さんは詐欺師だけれど本当はいい奴ですが、玉城さんにもいい人オーラが滲み出ていると思います。僕は演じたキャラクターの通りで、抜けているところやバカっぽさは自分とかぶるところがあって演じやすかったです。

玉城:(相馬は)笑顔が素敵だから引きこまれるよね。観ているこっちまでニコニコと笑いそうになりました。

――逆に自分とは似ていないと思うところは?

玉城:率先して人を騙そうとしたり、熱量で人を騙すことはないです(笑)。

相馬:劇中では、押切は鮫島の弟分で、一緒になって騙していましたが、そのときの純粋な表情は自分にはないのではないかなと思います。

――では、そんなキャラクターを演じるにあたって苦労したのはどんなところですか?

玉城:「押切」という名前のイントネーションに苦労しました。何度も確認したのに分からなくなってしまって、段取りやテストはそこでNGを出していたんですよ。長回しのシーンの終盤にも「押切」と呼ぶセリフが合ったので、ずっとドキドキしていましたし、クリアできたときはガッツポーズでした。それがこの作品の中で一番緊張した瞬間だったかもしれません(笑)。

相馬:僕は、押切にとって大事なシーンが最初の撮影だったので、そのシーンにすごく苦戦したのを覚えています。作品に入っていく中でポンとそのシーンがあったら、きっと入りやすかったと思うんですが、最初の入り口で間違えてしまったら、この後どうしようと考えてしまって。なので、監督とたくさんお話ししながら演じました。

――相馬さんは本作が初めての映画出演ということですが、今回の撮影で驚いたことや初めて体験したことはありましたか?

相馬:スケジュールがタイトだったこともあり、その分、とても濃い時間を過ごせましたが、映画だから、ドラマだからというギャップはあまりなかったのかなと思います。ただ、もしかしたらこの作品だけのことかもしれませんが、セリフ量は驚きました。こんなにも詰まっているんだと。

映画『NOT BEER』

2025年5月30日公開~

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