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2020年8月9日 07:00

【前編】愛希れいか主演ミュージカル『フラッシュダンス』 廣瀬友祐&植原卓也インタビュー「僕たちを支えてくれたもの」

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

愛希れいかの宝塚退団後初の単独主演となるミュージカル『フラッシュダンス』が、2020912日(土)から東京公演を皮切りに、名古屋、大阪にて上演される。本作は、1983年に公開され大ヒットしたアメリカ青春映画『フラッシュダンス』が原作。映画版の脚本・原案のトム・へドリーが舞台版の脚本も手がける。翻訳・演出は岸谷五朗。

プロダンサーを夢見るアレックス(愛希れいか)に一目惚れするニック・ハーレイ役の廣瀬友祐とクラブ経営者C.C.役の植原卓也に舞台への意気込み、そして自粛が続いていた今の思いを聞いた。

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廣瀬友祐      植原卓也

――出演が決まったのは昨年の秋とお聞きしていますが、その時のお気持ちからお聞かせください。

植原:作品が有名で知っていたので、「ほんとですか?やらせてもらえるんですか?」という嬉しさがありました。その時はまだどの役かということまで考えていなかったので、今回の役を知った時は更に驚きが来ました。「あっこれか!」というような。

――思ってもみなかった役ということですか?

植原:そうですね。どの役かという想像をしなかったんです。改めて映画を見て照らし合わせたりしました。

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――廣瀬さんは、決まった時いかがでしたか?

廣瀬:素直に嬉しかったですね。嬉しいのと有難いのと、作品に必要とされる喜びを感じていました。この仕事をしていて、呼んでいただけるというのはほんとに嬉しいし、それに対する責任も生まれてきますが、感謝の気持ちが第一でした。しかも『フラッシュダンス』という作品で愛希れいかさんがアレックスをやるという“抜群さ”が楽しみでした。

昨年末に『ファントム』という作品で愛希れいかさんとはご一緒させていただいていたので、彼女の魅力にすごく惹かれていました。役どころも今回恋をする相手役を任せてもらえるというのはとにかく月並みですけど、嬉しい気持ちでした。

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――廣瀬さん演じるニック・ハーレイ役について、簡単に説明していただけますか?

廣瀬:おぼっちゃまです(笑)

植原:()

廣瀬:アレックスが働いている製鉄工場の親会社の次期社長という人生が背景にありながら、工場でアレックスに一目惚れして、恋模様が進んでいきます。役柄としてはそういうポジションですが、これからどういう役作りをしていくかは、稽古をやりながら考えていきたいと思っています。

――お稽古はまだですか?

廣瀬:はい

――植原さんのC.C役は?

植原:自分が経営するクラブがありまして、そこに夢見る女性たちを働いてもらうために自分の手元に誘う役です。とても悪い奴です。

――役作りはどのように考えていらっしゃいますか?

植原:やるからにはとことん(C.C.が)“嫌な感じ”に映るべきだと思うし、対照的であればあるほどニックが、アレックスにとってのヒーロー的存在になるのではと思っています。ニックが更に正統派に見えるように演じられたらいいなと考えています。自分のポジションを意識することによって、主軸の二人を応援する形が生まれるように、徹底して真逆を走っていきたいと思っています。

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――お二人の共演は初めてですか?

廣瀬・植原:いえ、あります。

――何回目ぐらいですか?

植原:今回で4回目です。

――では、もう気心知れていらっしゃいますね?

廣瀬:そんなにしょっちゅう会うわけでもないし、プライベートも知らないのですが、僕はデビューの作品から一緒なので、幼馴染というか戦友というか、そんな感覚はあります。仲間ですよね。昔を知っているからこそ、分かり合えたり、感じ取れたり、っていうのはあります。

――今回、共演と聞いていかがでしたか?

廣瀬:嬉しかったですね。僕のデビューである2008年の作品から12年経って、また一緒にものづくりができるというのは、その間いろいろなことがあっただろうし、大変なことばっかりだったかもしれないけど、こうして一緒にステージに立てるということは、幸せなことだと思います。お互い刺激的にこの期間を過ごせればなと思っています。

植原:いやぁ、嬉しいですよね。ほんとに12年かぁと思いますしね。すごい年月じゃないですか。ほんとに感慨深いです。こうなるなんて予測もしていなかったですし、奇跡ですよね。そういう仲間がいる環境で、稽古に挑めたり、本番に向かえたりするのは、当たり前じゃないのですごく励みにもなります。

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『フラッシュダンス』
■日程
東京  2020年9月12日(土)~9月26日(土)日本青年館ホール
名古屋 2020年10月3日(土)~10月4日(日)日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
大阪  2020年10月8日(木)~10月11日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ 

■原作:トム・へドリー&ジョー・エスターハス作
パラマウント・ピクチャーズ映画『FLASHDANCE』
■脚本:トム・へドリー&ロバート・ケイリー
■日本版脚本・訳詞・演出:岸谷五朗

■出演
アレックス・オーウェンズ:愛希れいか
ニック・ハーレイ:廣瀬友祐
グロリア:桜井玲香
ジミー:福田悠太(ふぉ~ゆ~)
C.C.:植原卓也
キキ:Dream Shizuka
テス:石田ニコル
ハリー:なだぎ武
ルイーズ/ミス・ワイルド(二役):秋園美緒
アンディ:松田 凌
ジョー:大村俊介(SHUN)
ハンナ:春風ひとみ

■企画・制作:アミューズ

■オフィシャルHP  http://www.flashdancethemusical-jp.com/

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