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2023年11月23日 18:40

【後編】舞台『鬼滅の刃』其ノ肆 遊郭潜入 佐竹莉奈&遠山裕介インタビュー 2.5次元ミュージカルに初挑戦の二人が挑む

――役作りの面でも、他のミュージカルの作品とは意識するところが違いますか?

遠山 真逆ですね。莉奈も言っていましたが、普段、僕は役に対して「もし自分がその人物だったら」と考えて自分を出せる場所を探ることが多いのですが、今回は自分のオリジナリティーよりも原作のまま演じることが何よりも大事。

佐竹 役を自分に寄せるのではなく、自分をキャラクターに寄せて演じるので、演技をしていく中で「こう動きたい」と思っても、その気持ちのまま動けないところはあります。「漫画にない動きだからしてはいけない動きだ」と、一度、頭で考えてから動く必要がある。“正解”が存在しているというのは、2.5次元舞台ならではですね。

遠山 難しいよね。

佐竹 うん。原作がある作品だったとしても、例えば小説だと絵はないからいくらでも自分の形で作っていけますが、漫画という圧倒的な“正解”があるというのは、初めての感覚です。

遠山 その「原作ではこんな動きをしていない」「勝手に動いてはダメだ」と考えてから動くということをしたことがないので、すごく新鮮でもあります。

――新しい挑戦になっているんですね。

遠山 本当に新しいです。

佐竹 ミュージカルの現場だと、よく「歌の中で動いてみて」と指示されることがあるんですが、今回はその動きの中にもやれることとやれないことがあるんです。

遠山 縛りはあるよね。

――そうした中で演じる楽しさはどんなところにありますか?

佐竹 漫画やアニメの世界に飛び込んでいる感覚があるので、子どもの頃の冒険心がかき立てられて、ただただ楽しいという気持ちが湧いてきています。子どもの頃にごっこ遊びをしていたような感覚と言うのでしょうか。戦いのシーンはアクションに追われて苦戦していますが、炭治郎と向かい合ったときにもゾワッとする楽しさがあります。

遠山 “正解”がある中で寄せる楽しさがあるよね。どこまで自分の妓夫太郎像を演じられるのか。それから、原作では描かれていない部分で妓夫太郎がどんなことを考え、どんなことをしているのか。それを演じる楽しさもあります。

佐竹 私は、毎日、毒を吐けるのも楽しいです。

――ところで、お二人は12年来のお知り合いということですが、お互いに俳優としてどんな印象をお持ちですか?

遠山 プライベートで仲が良いので、俳優としてと言われると難しいな(笑)。

佐竹 でも、私は結構、(遠山さんが出演している舞台を)観に行ってるよ。出会ったのは、私が17、18歳の頃で、「大先輩」というのが第一印象でした。当時から、本当のお兄ちゃんのように気にかけてくださっていて、どこか親戚のような気持ちがありますが、どの役を演じていても、生き生きしているのが魅力だと思います。どんな役でも裕ちゃん(遠山)が出てくると、キラキラッとするんですよ。パッと場が華やぐ人です。それは誰にでもできることではないので、すごいことだなと思います。今回はいわゆる悪役ですが、それでも裕ちゃんがお芝居をすると稽古場がパァーッと明るくなる感じがして。舞台上でもプライベートでも、側にいたら安心する存在です。

遠山 うれしいです(笑)。ありがとうございます。

――遠山さんから見た、佐竹さんの印象はいかがですか?

遠山 莉奈が17、18の頃に出会ったので、あの小娘が大人になったなと(笑)。話すと当時と変わらないところがたくさんあって、可愛いですよ。今でも緊張しいだし、テンパり屋さんだし、まるで自分の子どものような感じです(笑)。

佐竹 赤ちゃん返りしちゃってるかもしれません(笑)。今、初共演の方ばかりで、しかも一幕では一人でずっと戦っているので、「お兄ちゃん、早くきて〜」って(笑)。

――兄妹という役どころはぴったりですね。

佐竹 最初にお兄ちゃん役が裕ちゃんと聞いたときは、そうきたかという感じでした。

遠山 僕もやりやすいなと思いました(笑)。

佐竹 (本作に)出演できるとなったときから、誰が妓夫太郎を演じるんだろうと思っていたので、裕ちゃんだと聞いて、嬉しかったですし、そのままお兄ちゃんだと!

遠山 良かったです(笑)。

――ありがとうございました! 最後に改めて公演への意気込みをお願いします。

佐竹 「不可能を可能にしていくとはこういうことなんだ」と稽古場にいて、今、実感しています。一人の力が欠けても出来上がらない、大きなパズルをみんなで力を合わせて作っている感覚です。そして、同時に華やかできらびやかな舞台になると思うので、楽しみにしていただけたらうれしいです。

遠山 僕も同じことを思っていました。どの舞台もスタッフの皆さん、照明さん、衣装さん、全員の力で作っているのですが、この舞台は本当にみんなの力がないとできあがらない作品だと感じています。そして、遊郭編は何といっても堕姫と妓夫太郎の幼少期からの兄妹愛が僕は大好きなので、そこもぜひ楽しみに来ていただけたらと思っています。

舞台『鬼滅の刃』其ノ肆 遊郭潜入は、2023年12月1日(金)〜10日(日)にTOKYO DOME CITY HALLで上演。

 

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