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2025年8月1日 04:00

井上芳雄主演 山崎豊子の同名小説を舞台化!『大地の子』明治座2・3月公演

明治座では2026年2・3月に『大地の子』を上演(主催・製作:明治座、東宝)。主演・井上芳雄、共演・奈緒、上白石萌歌、山西惇、益岡徹という豪華メインキャストが解禁となった。

原作は山崎豊子の同名小説。戦争孤児となった少年が、死線をさまよう苦難を経て、中国人教師に拾われ、中国人「陸一心」(ルー・イーシン)として育てられる。しかし、成人した一心を襲ったのは文化大革命に伴う大きな時代のうねりであった…。戦争孤児となった陸一心の波乱万丈の半生を描いた物語。

本作の執筆に際して、山崎豊子は当時外国人に開放されていなかった中国の農村地区に足を運び、多くの戦争孤児から聞き取りを行うことで、物語に命を吹き込んだ。山崎豊子が現代いまに問う! 魂の感動巨編が豪華スタッフ・キャストによって舞台化される。

脚本は小劇場から大劇場まで幅広く担うマキノノゾミ、演出は数多の作品を世に産み出しきた、日本を代表する演出家・栗山民也という強力タッグ。

【あらすじ】 第二次世界大戦後、中国の大地に取り残された日本人孤児、勝男(井上芳雄)。一緒に取り残された妹・あつ子(奈緒)と離別し、人身売買されたところを、小学校教師の陸徳志(山西惇)に助けられ、「一心」と名付けられる。子供のいない陸夫妻は愛情をこめて育て、一心もその期待に応えるように差別を受けながらも、優秀な青年に成長していく。ただ、その背後には、文化大革命が暗い影を落とし始めていた。一心は、戦争孤児であるという理由から、無実の罪で捕らえられ、過酷な肉体労働に従事することになり、さらには冤罪まで着させられてしまう。服役中にふとした怪我から破傷風にかかり生命の危機にさらされる一心だったが、一人の看護師に命を救われる。その女性は後に一心の妻となる江月梅(上白石萌歌)だった。時が過ぎ、中国での高炉建設の日中共同プロジェクトに参加することになった一心は、日本企業の東洋製鉄所長の松本耕次(益岡徹)という男性と対面することになる。耕次は、一心の実の父親だった――

舞台『大地の子』 2026年2月26日(木)~3月17日(火) 明治座

脚 本: マキノノゾミ コメント
『大地の子』がTVドラマとして放送されたのが30年前だと改めて知って、そんなに経っていたのかという驚きを禁じ得ません。何となく、ついこの間のドラマのような気がしていました。
山崎豊子さんの原作小説の連載が始まったのがそれよりも8年前で、ですから「物語における現在の時制」は1985年となっています。1985年!戦後40年の年です。つまりは、そういうことなのです。日本が戦争に負けて、中国で孤児となった主人公の陸一心が懸命に生きたのと同じ時間が、あれからすでに経っているのです。
この作品を、今、舞台化することの意味は、そこに尽きるように思います。
「未来志向」などという麗句の陰で、忘れてはいけないことをどんどん積極的に忘れてゆきたがる流れの中で、わたしたちは折に触れて、このような作品と向き合わなければならないということです。

演 出: 栗山民也 コメント
舞台に残しておきたい作品がいくつかある。これはその一つで、いつか必ずと願っていた忘れてはならない歴史の一章である。山崎豊子さんの作品について詳しい読者ではなかったが、この「大地の子」だけは違った。中国の話が話題に出ると、頭の中にその物語のどこかの一風景がいつも勝手に現れた。それほどに黄色っぽい大地の上、そこを歩む幾多の 人間たちの様々な光景が鮮烈に思い浮かぶ。
素敵な俳優たちが揃った。そのみんなと大事な歴史を、大事に描こうと思う。何でこんなことが起きてしまったのか、そのことを出発点として。

井上芳雄コメント映像: https://youtu.be/QWbfXJ4yf-M

陸一心(ルー・イーシン)役 : 井上芳雄 コメント
原作本も繰り返し読み、ドラマも拝見していたので、最初お話を伺った時は、「こんな名作の舞台化に関われるなんて!」と夢のようで本当にびっくりしました。演劇として、過去の歴史を自分たちのこととして現代のお客様に伝えることができる作品なのでプレッシャーはありますが、栗山さんはじめスタッフ・キャストの皆さんと丁寧に作り上げていきたいと決意を固めています。
人間の可能性、思い、愛情の強さとその奇跡を描いている物語です。是非たくさんのお客様に観ていただいて、共有できますように。全力でお届けします!

あつ子役 : 奈緒 コメント
舞台「恭しき娼婦」で栗山さんと出会い、目まぐるしく価値観が変化したあの日々を思い出します。
生きていれば私たちは、いつか不条理と出会うでしょう。それでも皆と生きてみたい。
「大地の子」では、どんな心や音を見つけられるのか、きっとまだ出会ったことのない景色を、カンパニーの皆さん、お客様と見られる日を心から楽しみにしております。

江月梅(チャン・ユエメイ)役 : 上白石萌歌 コメント
栗山民也さんとは二十歳の頃に『ゲルニカ』でご一緒した以来で、このように再びご縁をいただけたこと、心から幸せに思います。あのとき栗山さんから受け取った言葉、役を通して身体に流れた感情はまぎれもなく宝物で、時間が経った今でもわたしの中に大切に刻まれています。
今回の『大地の子』という大きな旅ではどのような出会いが待ち受けているのか、今から楽しみでなりません。
原作や脚本を読み進めるなかで、残酷な運命に翻弄されながらも強く生き抜いてゆく一心たちのひたむきさに胸が締め付けられます。わたしが演じる江月梅は、一心の心のともしびとなるような存在。この作品を通して伝えるべきことを考え、湧き上がる感情のひとつひとつをたしかに咀嚼しながら臨みたいです。ぜひ劇場に足を運んでください!

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