草彅剛の主演舞台『シラの恋文』の上演が決定した。シス・カンパニー公演への登場は、堤真一との二人芝居「Ｋ２」以来13年ぶりとなる。
公演日程は2023年12月京都を皮切りに、福岡公演、そして東京公演は翌1月より日本青年館ホールにて上演される。本作は、現代演劇を代表する劇作家：北村想が構想から執筆完成に至るまで長い年月をかけて練り上げられたオリジナル戯曲だ。
本作の創作インスピレーションは、エドモン・ロスタンの戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」が発端。己の恋慕をひた隠し、若者の恋路の手助けのために恋文を代筆するという「シラノ」から得た発想は、草彅剛という稀有な才能を得たことで、どのような光景を見せてくれるのだろうか。
この物語は、ある晴れた日に、草彅剛演じる「鐘谷志羅（かなたにしら） 」という男が、古めかしい手提げの旅行鞄を抱えて、坂道を上って来るところから始まる。坂道を上り切った、海が一番美しく見える場所に建つのは、結核療養施設・サナトリウムで、志羅はそこにやってきた「新参者」。このサナトリウムには、さまざまな事情を抱えた住人たちや職員たちが志羅を待ち受ける。そして、ある運命の出会いが･･･。
そんな志羅と生活を共にするサナトリウムの住人たちを演じるのは、大原櫻子、工藤阿須加、 鈴木浩介、西尾まり、明星真由美、中井千聖、宮下雄也、田山涼成、そして、段田安則とい う盤石の布陣！草彅剛を含めた総勢10名の俳優陣が物語を創り出す。
演出はこれまでも多くの北村作品演出を手がけ、俳優としても活躍する寺十吾（じつなし・さとる）が担当する。
シス・カンパニー公演『シラの恋文』
京都公演： 2023年12月初旬～中旬 京都劇場
福岡公演： 2023年12月中旬～下旬 キャナルシティ劇場
東京公演： 2024年1月初旬～末 日本青年館ホール
作：北村想 演出：寺十吾
出演：
草彅剛、大原櫻子、工藤阿須加、鈴木浩介、段田安則
西尾まり、明星真由美、中井千聖、宮下雄也 田山涼成
一般前売開始日：調整中
企画・製作：シス・カンパニー
