トップ > PICK UP > 【前編】平澤宏々路インタビュー 「とても大切な出会いでした」 映画『終点のあの子』

2026年1月23日 12:00

【前編】平澤宏々路インタビュー 「とても大切な出会いでした」 映画『終点のあの子』

ゆらぎやすい女子高生の友情と複雑な心情を描き、その繊細な心理描写が絶賛された柚木麻子のデビュー作『終点のあの子』が映画化され、1月23日より公開される。本作で、奈津子を演じる平澤宏々路が本作に臨んだ思いを語ってくれた。役とご自身の距離や撮影現場でのエピソードなどたっぷりと。

――映画「終点のあの子」、最初に台本を読んだときの印象はいかがでしたか?

最初に読んだのは、オーディションのときにいただいた台本でしたが、一つのシーンだけでもいろいろな感情が入り混じる物語で、それも綺麗な感情だけじゃなく、自分の中で隠しておきたいような思いも全部描かれていて、読んでいるうちにズルズルと引き込まれてしまうような感覚を覚えました。

――オーディションでは奈津子役で受けられたのですか?

はい。基本的には「奈津子役でお願いします」というお話をいただいて、希代子と奈津子の2人のシーンをやりました。いただいたときから奈津子という存在がしっくりきて、希代子のほうもやらせていただいたんですけど、奈津子は自分と重なる部分が多いなと感じていたんです。縁があって選んでいただいたのかなと思います。

――奈津子という存在は観ている方も「その感情わかる」という共感性が高いかもしれないですね

そうですね。ある意味平凡な女の子で、朱里みたいに人を引きつける力があるわけでも、希代子みたいに変わろうと動いているわけでもないので、そういう意味ではよくいる女の子の一人だと思います。観てくださる方が「こういう感情あったな」と共感してくださって、なんとなく抱えてたモヤモヤの答えを奈津子で得られるとしたら嬉しいなと思います。

――奈津子を演じる上で大事にしたことはありますか?

監督から最初に「奈津子はコンプレックスを抱えている女の子」と言われたんですが、その言葉は大事にしました。その言葉をいただいたときに自分の中にストンと落ちたものがあったんですよね。自分が過去に受けていたコンプレックスや批判されていたこと、心の中に残っていたものを、どう今の状態に落とし込めるかを大切にして奈津子と向き合いました。

――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

同世代の子たちがいっぱいいるのでキャッキャできるかなと思っていたんですけど(笑)、作品が重たいこともあり、そんな感じでもなく、もちろんみんな仲はいいんですけど、もうすでにあのクラスがそこにある、っていう感じでした。そして、みんながワイワイしている中でちょっと奈津子って客観的に見ている部分があって、奈津子の立ち位置みたいなものを現場でふと感じることもあったので、それは演じるうえでも良かったのかなと思います。

――シリアスなヒリヒリするシーンもある一方で、ピクニックのシーンは衣装もとても素敵でしたし、マリー・アントワネットカフェのシーンは美しく、印象的でした。振り返っていかがでしたか?

まずピクニックのシーンは、あの日はみんなはしゃいでいて本当に年相応というか、なんなら幼いぐらいのはしゃぎ方をしていました。あそこだけは一瞬あのクラスの雰囲気から離れたような感覚で撮影していたなという気はしますね。みんなでお外でご飯食べよう、って言ったり、みんなで日傘に入ったり、そういうキャッキャした時間もあって、何かこれは青春だなと思いつつ過ごしていました。

みんな同じ制服じゃないから、それぞれの個性もより目立ちますし、あのときの衣装は色も含めてすごく衣装さんがこだわっていたので「個性が出るね」なんて言っていたんですよね。

――それぞれのキャラクターに合っていましたね。

「わかるわかる」みたいな服の人もいて、「納得!そのキャラそうだよね」みたいなのもみんなで話し合っていました。すごく楽しい時間だったなと思います。

あと、ドレスのダンスのシーンは大変でした。ダンスもやったことない動きが多かったですし、ドレスで動くことも慣れてないのでみんなワタワタワタワタしていた記憶があります。撮り終えてみんなホッとした、というシーンでした。

――印象的な場面、撮影での出来事はありますか?

個人的にすごく印象に残っているのは、撮影中というより、撮影が終わって「クランクアップです」となったときに、プロデューサーさんに「大変だったでしょ」と声をかけていただいたんですけど、何かその瞬間に涙があふれてきちゃって…。撮影の間に、いろんなことを自分の中でも感じていたんだと思うんですよね。その中でいただいたその何気ない一言で、すごく救っていただいたという感覚があります。

――それだけ、平澤さんご自身と、奈津子という役がリンクしていて、心に響くものがあったんでしょうね。

そうだと思います。しんどかったんだと思います。自分の中でリアルにプライベートで感じていたモヤモヤとかも役に入ってきちゃっているので…。そういう意味では自分にとって大事な作品との出会いだったなと今改めて思いますね。

映画「終点のあの子」
1月23日(金)公開
出演:當真あみ/中島セナ/平澤宏々路/南琴奈/新原泰佑/小西桜子/野村麻純/陣野小和/深川麻衣/石田ひかり/
監督:吉田浩太
脚本:吉田浩太
原作:柚木麻子 『終点のあの子』(文春文庫)
配給:グラスゴー15
公式サイト https://endof-theline.com/

【サイン入りチェキプレゼント】
<応募方法>
(1)ランランエンタメの公式X(https://x.com/ranranentame) をフォローする
 (2)【前編、後編】の両方の記事を、リツートする。
 (3)ダイレクトメッセージから「映画「終点のあの子平澤宏々路さん希望」と書き、申し込む。
<応募締切>
2026年2月23日 23時59分
<当選発表>
締切後、厳正なる抽選の上、当選者を決定。ご当選者様には、ランランエンタメ公式アカウントよりダイレクトメッセージにて当選連絡をいたします。2日以内にご返信がない場合は当選の権利が移ります。
当選者発表までに少々お時間を頂戴いたします。ご了承ください。
<ご応募について>
※リツイートは、公式リツイートに限定させていただきます。
※X(旧Twitter)アカウントを非公開にしている場合、リツイートを確認することができないため応募対象外となります。
※ご応募後のキャンセル、変更、返品、お届先の変更はできかねますので、ご了承ください。
※当選結果に関するお問い合せは受け付けておりませんので、ご了承ください。
<商品発送について>
※商品の配送は日本国内のみとさせていただきます。お届け日は、指定できません。
※当選者の長期不在や、賞品お届け先ご住所や転居先が不明等の理由により、賞品のお届けができない場合は、ご当選を無効とさせていただく場合がありますので、予めご了承ください。
<注意事項>
※プレゼントの応募によりお預かりした個人情報は商品の発送にのみ使用いたします。
※ご当選の権利は第三者への譲渡や現金とのお引き換えはできません。
※ご応募いただいた時点で、本応募要項に同意いただいたものとみなします。

後編に続く~

 

 

 

トップ > PICK UP > 【前編】平澤宏々路インタビュー 「とても大切な出会いでした」 映画『終点のあの子』

Pick Up(特集)

error: コンテンツのコピーは禁止されています