2016.10.23 取材:記事/RanRan Entertainment
写真提供/FRAU INTERNATIONAL
2016年10月23日(日)東京・品川インターシティホールにて、韓国の若手実力派俳優ヨ・ジングが「YEO JIN GOO FANMEETING 2016 “Happy Magic Hour”」と題したファンミーティングを開催した。
ドラマ「根の深い木」や「ジャイアント」、「太陽を抱く月」など数々の大ヒット作で主人公の子供時代を演じ、最近では日本でも話題の時代劇「テバク」で大人の俳優としてさらに磨きのかかった演技を見せているヨ・ジングの少年から青年に成長しつつある貴重な「今」の時間は、まさに夕暮れと夜の狭間だけに見ることができる美しい瞬間「Magic Hour」そのものである。
白のタートルのニットに薄いグレーのジャケット、濃い色のジーンズが少年の爽やかさを感じさせるコーディネートで姿を現したヨ・ジングはドラマ「テバク」のOSTである「同じ願い」を歌ってこの日のファンミーティングをスタートさせた。
歌い終わると、ほっとしたような笑顔を見せ「みなさん、こんばんは。ヨ・ジングです。」と日本語でご挨拶。とても緊張していたそうで、「今もドキドキです。」と胸を押さえた。
この日のファンミーティングのために、熱心に勉強してきたという日本語の実力は相当なもので、MCの古家正亨氏との会話も簡単なものなら自然にやりとりできていた。
最初のコーナーは「生活記録簿」(日本で言う通信簿)をモチーフにしたトークで進められた。趣味は「映画、音楽鑑賞」とのことで、最近は昔の映画を良く見ていて黒澤明の「羅生門」や「乱」なども見たそうだ。特技は「乗馬、料理」。とは言え、得意料理を聞かれると「ラーメン。あれは、水の量だとか、麺のゆで方とか難しいんです!」との答え。今年、高校を卒業したばかりの少年らしい答えに客席からも笑みがこぼれた。性格は「外では活発、家では干物男」だとかで、家にいる時は楽な格好で黒澤明やヒッチコックの映画をずっと見ていて動かないそうだ。座右の銘は「春は誰にもやって来るが、人生の春は努力をした人にだけやって来る」。「僕が作った言葉です。簡単に言えば、『最善を尽くせ』ってことです。」と自作の座右の銘を披露するところも、なんだかとても少年らしく感じる。
「学習記録」の欄にあった「国語」「音楽」「道徳」「体育」の項目では、それぞれの課題が与えられ、奮闘する姿が見られた。「国語」では、「好きな人ができたらどんな言葉で告白をするか発表しなさい。」との課題で「僕は、好きな人ができたら、直接会ってストレートに『付き合おう』と言います。」と答えると、ファンに向かって「付き合おうぜ!」と男らしい告白を実演し、歓声を浴びた。「音楽」では最近大好きな曲だというパク・ヒョシンの「Beautiful Tomorrow」とスキマスイッチの「奏」をアカペラで、素晴らしく甘い歌声で聴かせてくれた。
続いて、子役時代に出演した「一枝梅(イルジメ)」から最近出演した「テバク」まで名場面をまとめた映像が流れた。「一番印象深い作品は?」との質問に「各作品ごとに、印象に残っている瞬間瞬間があって、どれが一番というわけではないのですが、最近の出演作だからか『テバク』をたくさん覚えていますね。」とのことだった。共演のチャン・グンソクとは、お互いに子役出身ということで、すぐに親しくなり、本当の兄弟のように仲良く撮影に臨んでいたそうだ。やってみたい役柄については「今回のファンミーティングのタイトルにもある『Magic Hour』のように、今というこの特別な時期にしかできないような役をやってみたいですね。学園物ですとか。」とのことだった。
ファンが選ぶ「トキメキ名場面ベスト5」では、色々な胸キュン場面がランクインし、1位に選ばれた「太陽を抱く月」でイ・フォンが長年秘めていた思いを告白する場面を、抽選で選ばれたラッキーなファンがステージに上がり、再現することとなった。感情を込めてヨ・ジングが語り出すと、ステージに上がったファンではなく、客席に座っているファンから何とも言えない歓声が聞こえてきて、せっかくの胸キュンシーンなのに、笑いが起こる一幕もあった。
インターバルにファンミーティングに向けてギターの練習をする姿、日本語を勉強する姿、歌の練習をする姿などが紹介されている間、「I LOVE YOU」という文字やハートマークが刺繍された白いニットに着替えて、ステージにヨ・ジングが登場。SMAPの歌としても有名な山崎まさよしの「セロリ」を見事なギターの弾き語りで披露した。
歌い終わると「歌詞が良かったので、(この曲に)決めました。ギターもとっても、とっても、とっても練習しました!」とニッコリ。
ファンも参加してのコーナーとしては、抽選で選ばれた3名がサイコロの目の大小や輪投げの数でヨ・ジングと対決し、その勝敗を○×で予想して行くというゲームが行われた。白熱した接戦の末、3戦ともファンが勝利をつかみ、プレゼントのサインを手にした。勝敗予想で残った15人ほどの中からジャンケンで勝った一人にもサイン入りのグッズセットがプレゼントされた。
また、事前にHPで募集したファンによるアンケートの答えをヨ・ジングが当てる4択クイズでは、客席のファンからなんとかしてヒントを得ようと指先や目つきでサインを送ろうとするかわいい姿にファンも笑顔になった。その中に「これから演じてもらいたい役柄は?」という質問があり「冷徹な天才カリスマ医師」と「サイコパス犯罪者」が同率で1位だったと聞いて「そういう役も面白そうですね。ぜひ、やってみたいです。」と答えていた。
ファンにとっては嬉しいフォトタイムのサービスもあり、ハートのポーズを作ったり、可愛く手を振ったりするヨ・ジングの姿を思い思いにカメラに収めていた。また、客席のファンをバックにヨ・ジングも記念撮影、素敵な思い出の1枚が誕生した。
最後に「みなさん、楽しんで頂けましたか?今日は、本当にありがとうございました。色々な意味で忘れることのできない日になりました。」と挨拶した後は、嵐の「Love so sweet」をファンも総立ち、会場一体となって思い切り楽しんだ。
ヨ・ジングが去った会場にアンコールを求める声と手拍子が沸き起こり、それに応えるべく再び舞台に登場したヨ・ジングは、韓国から持ってきたという日本語のファンへの手紙を朗読した。
そして、アンコール曲を「今日、最後に準備した曲は『TRUE LOVE』です。知ってらっしゃいますか?(『はい』という返事に)良かったです。」と紹介し、再びギターを弾きながら優しい歌声を披露した。しっとりと大人の雰囲気で見事に歌い終わったはずが、最後の最後、ギターの演奏を間違えてしまい「くやしい!惜しかった!」と悔しがる姿も見せ、そんなところもファンの心をくすぐった。
ラストには参加者全員との握手会も開催され、一人ひとりの目をみつめながら、誠実に丁寧に暖かく接する姿が印象的だった。
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