2017.01.10 取材:記事・写真/RanRan Entertainment
注目の劇作家・演出家、赤堀雅秋の新作舞台「世界」の初日前会見が都内で行なわれ、風間杜夫、大倉孝二、早乙女太一、広瀬アリス、青木さやか、和田正人、福田転球、梅沢昌代と役者としても出演している赤堀雅秋が出席した。当日出席予定だった鈴木砂羽は、体調不良のため欠席となった。
劇団THE SHAMPOO HATを主宰する赤堀雅秋がシアターコクーンで手掛けた舞台は「殺風景」(2014年)、「大逆走」(2015年)。今作が3作目となる。本舞台では、地方都市で町工場を営む家族を中心に、街や工場、家族の人間関係が多才なキャストで描き出す。赤堀は「今までありそうで、なかった作品。日常の積み重ねを描いています。魅力はキャストの皆さんです」と演出家として見どころを語った。
ゲスな父親・足立義男を演じる風間は、「リアルなお芝居で、この作品とても好きです。ぜひ皆さんに観ていただきたい」とアピール。赤堀作品に初参加となる風間は「モノを作る姿勢は誠実。演出の仕方も具体的で分かりやすい。役者にあきらめずにダメだししてくれるところに感銘を受けている」と赤堀の演出を絶賛した。また、早乙女や広瀬に「(若い共演者らからは)刺激を受けますね」と笑顔でエールを送った。
風間の息子役・足立健二を務める大倉は、鈴木とW不倫する役柄。赤堀作品には過去の2作品にも参加している。「過去の作品では、自分の持ち味のはっちゃけた役を演じましたが、今回は普通のなんでもない人間。本番では、稽古で積みあげたことを誠実にやっていこうと思います」と抱負を語った。
引きこもりの青年・辺見薫役を務める早乙女は「こういう(ストレートな)役は初めて。言葉遣い(若者言葉)が大変でした」と苦労を語った。
初の舞台作品で、デリヘル嬢・あずみ役に挑戦する広瀬は「分からないことばかり。正面からぶつかって行こうという気持ちで、毎日稽古していました。緊張して毎回手が震えます」と全力投球していることを明かした。赤堀演出については「妥協されない方なので、最初から最後まで、毎回ぶつかっていきます」と意欲的な姿勢を見せていた。
多才な顔ぶれで日々の日常が演じられる。赤堀ワールドにどっぷりつかり、思わず、「うん。うん。そう。そう」と共感してしまうこと必死。注目の作品だ。
【東京公演】2017年1月11日(水)~28日(土)/ Bunkamuraシアターコクーン
【大阪公演】2017年2月 森ノ宮ピロティホール
◆舞台「世界」公式サイト内お知らせ
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/17_sekai/topics/11414.html
【休演のお知らせ】
シアターコクーン「世界」公演におきまして、出演者にインフルエンザ陽性反応が出ましたため、初日として予定しておりました1月11日(水)19時および、12日(木)14時、13日(金)14時の計3公演を中止させていただきましたが、さらに出演者にインフルエンザ発症の確認がされました。
医師の見解および舞台の稽古状況など総合的に判断いたしまして、1月14日(土)14時公演につきましても中止とさせていただきます。なお、同日14日(土)19時公演は実施の予定です。
ご来場を予定されていたお客様には、深くお詫びを申し上げます。
また、対象公演のチケットを購入いただきましたお客様には、チケット料金の払い戻しをいたします。
払い戻し方法の詳細は、シアターコクーン・オンレパートリー2017「世界」公式ホームページをご参照いただきますようお願い申し上げます。
『世界』 2017年1月14日(土)~28日(土) Bunkamuraシアターコクーン
S席:10,000円 A席:8,000円 コクーンシート:5,000円(全席指定・税込み)
公式ホームページ: http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/17_sekai
各プレイガイドにてチケット販売中
※追加公演 1月26日(木)19時 チケット発売日 1月13日(金)10:00~
<払い戻しに関するお問合せ>
Bunkamura チケットセンター03-3477-9999(10:00~17:30)
<公演に関するお問合せ>
Bunkamura 03-3477-3244(10:00~19:00) http://www.bunkamura.co.jp/