取材:記事・写真/RanRanEntertainment
——撮影で一番苦労されたのもサーフィンのシーンですか?
そうですね、自然相手なので毎回良いコンディションとは限らないので。あまり良いコンデションじゃなかった時に、その中でどう撮っていくかは、苦労した部分でもあります。ただ、今回は天候にも恵まれたと思います。梅雨に入るくらいの時期に種子島に入ったんですが、奇跡的に晴れている日が多かったですし。ただ、撮影の前半は、ほぼ毎日サーフィンを撮影していたので、疲れが溜まりますし、体とどう向き合うかは考えました。ケガをしないようにということにも気をつけていましたね。
——美しい海でのサーフィンシーンは非常に印象的でした。サーフィンは撮影後も継続しているんですか?
今もやっています。もともと僕は、(本作の)タイトルにもあるように長めのボード、「ロングボード」を使っていたんですよ。タイトルでも「ロングボード」ってあるんで、(本作でも)ロングボードに乗ると思っていたんですが、今回、作品にオリンピックの要素を絡めたいということで、主人公は「ショートボード」に乗って欲しいということに変わったんです。ショートに乗るのは7、8年ぶりだったんで、撮影の3ヶ月ほど前から練習に入りました。ロングとショートだと少し勝手が違うので。でも、ショートボードにまた乗るようになったことで、自分の中でサーフィンの楽しみの選択肢が増えたんです。この作品は、自分の中に一つ大切なものを残してくれた作品だなと思います。
——サーフィンがお好きな人から見ると、やはり種子島の波はいいんですか?
サーフィンしてない人からしてみたら、「海って一緒じゃない?」と思うかもしれませんが、分かりやすいことでいえば、まず透明度が全然違います。きれいな海でサーフィンをすると自然と気持ちも上がってきますし、種子島はサーファー人口が多くないことも魅力です。種子島には、鹿児島に一回入ってから島に渡らないといけないので、そういう部分では交通の便が現状はあまりよくないんですよ。なのでサーファー人口が多くなくて、サーファーが一つのポイントに固まりすぎないっていうよさがあります。僕は普段は、東京から千葉や湘南に行ってサーフィンをしているので、すでにサーファー人口が多い中にビジターとしてお邪魔しているわけです。(千葉や湘南は)僕のようにビジターとしてサーフィンに行く人も多いので、さらに人口は増えるんですよ。東京に近い分、仕方ない側面ではあるんですが…。その点、種子島は、混みすぎていて、人と人との距離が近すぎてリラックスできないということがない。そういう面でも、サーフィンするのにふさわしい環境だと思います。
——光太郎の亡き恩師の娘・美夏役の馬場ふみかさんとは初共演とお聞きしていますが、どのような印象の方でしたか?
美夏の女の子女の子していない空気感が、馬場さんがもっているものに少し似ているのかなって思いました。撮影が進んでいくにつれ、ざっくばらんにお話しでき、心を開いてくれて、みんなで一緒にカラオケにも行ったり、元気のある女性という印象でしたね。
——種子島には、出演者全員が集合して撮影されたんですか?
そうですね。まず、僕たち、サーフィンシーンを撮影する人たちが最初に種子島に入って、監督さんやスタッフさんがその後でした。その後に、共演者の方たちが入られたんですが、皆さん、お忙しい方ばかりなので、スケジュールに合わせて、入ってきては戻られて…という感じでしたね。僕は最初から最後までいました。
——なるほど。その環境から皆さん仲良くなれそうですね。
そうですね。(光太郎を見守るアルバイト先の病院長・田上役の)竹中(直人)さんとは何度かご一緒させていただいているので、気心も知れていますし「またやれるね」なんて話をしました。(レストランを営む沙織役の)香里奈も、何度か共演していますし、事務所も同じなので元々知り合いでした。知っている人が何人かいてとてもやりやすかったですね。初共演の方ももちろんいましたが、わざわざ種子島にまで来て撮影をするくらいの、作品に対して想いを持った方が集まってくださっていたので、すごくいい空気感だったと思います。
——本作では、オリンピックもキーワードになっています。サーフィンも公式競技に採用されましたが、吉沢さんご自身は今、オリンピックのどんなところを楽しみにされていますか?
昔、女子柔道の世界大会を取材する機会があって、それから柔道はずっと応援しています。アスリートの人たちは、はっきりと勝ち負けが出る世界にいるので、やはり応援したいって気持ちになりますし、オリンピックは特にそう思える大会だと思います。それからもちろん、サーフィンも今回初めて正式種目になったので楽しみですね。今、ちょうど選考会をしているのですが、その選考会に選ばれている選手の中に知っている子が何人かいるんですよ。そういう子たちが、オリンピック出場を目指して頑張っている姿を見ていると、やっぱり応援したい気持ちが強くなります。どういう人が選ばれて、活躍していくのか、楽しみです。
——ところで、光太郎は波があったら乗らずにいられないほどのサーフィン好きということにちなんで、吉沢さんが今ハマっていることや、やらずにはいられないことがあったら教えてください。
最近はショートボードが面白くて仕方ないので、光太郎と同じように、海に行きたいっていうのはありますが…それ以外では、キャンプです。僕は、元々ボーイスカウトをしていた経験があるので、自然に対しての楽しみ方や自分の居方(いかた)ということに惹かれるところがあるんです。それをもう一回、大人になってからやってみたいなって思いまして、道具を揃えて準備をしたんですが、初めてキャンプに行こうという時にどうしても友人たちとタイミングが合わなくて…でも、行きたすぎたんで、犬を連れて一人で行ったんですよ(笑)。その時に、一人で焚き火を3〜4時間ずっと見続けていたんですが、その時間が本当に贅沢で、楽しくて、自分にもこんなふうな時間の過ごし方ができるんだって思いました。ああいう贅沢な時間を、もっといろんな場所で、いろんなシチュエーションで、季節を変えながら過ごしたいという気持ちが今、すごく強いです。
——海に山にと、アウトドアがお好きなんですね。
そうですね。今は、アウトドアにも興味が向いています。
——最後に改めて作品の見どころやファンの方へメッセージを。
喜多監督は、「人間の再生」というテーマをどの映画の中でも描かれています。この映画は、光太郎が成長していく姿を描いている作品です。誰しもちょっと立ち止まりたくなる時やうまくいかない時はあると思います。そんな時に、新たな人との出会いで成長したり発見があるってことを、今回は描いているので、そういうところに共感していただけると思います。それから、種子島の美しい景色を楽しんでいただいて、「種子島に行ってみたいな」とか、「サーフィンしてみたいな」っていう気持ちが生まれたら嬉しいです。
映画『ライフ・オン・ザ・ロングボード 2nd Wave』
出演:吉沢悠、馬場ふみか、香里奈、立石ケン、森高愛、大方斐紗子、泉谷しげる、松原奈佑、南美沙、TEE、角田信朗、勝野洋、榎木孝明(特別出演)、竹中直人
監督:喜多一郎
脚本:喜多一郎、金杉弘子
プロデューサー:半田健
制作プロダクション:オフィスアッシュ
配給:NexTone 配給協力:ティ・ジョイ
公式サイト http://lifeonthelongboard2.com
©2019『Life on the Longboard 2ndWave』製作委員会
5月31日(金)より、新宿バルト9、鹿児島ミッテ10ほかで全国ロードショー
取材
ヘアメイク:山崎惠子 スタイリスト:大迫靖秀
白シャツ、デニムパンツ:DEMHAM(デニハム)
写真撮影:篭原和也
プレゼント
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2019年6月3日23時59分
<当選発表>
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