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2021年8月11日 09:15

【後編】柚希礼音インタビュー! ソロコンサート『REON JACK4』開催! 踊ることによって魂が喜ぶのを感じます

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

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――初の試みである日替わりゲストでは、宝塚でご一緒だった、夢咲ねねさん、先輩の湖月わたるさんがご出演されますが、ファンの方にとってはとても気になっているところだと思いますが?

そうですね。わたるさんは宝塚時代の育ての親だと思っています。、何度も新人公演でご一緒させていただいて、舞台の厳しさやいろいろなものを教えていただきました。わたるさんが退団されてから十数年ぶりにご一緒させていただくので、“どんなことをしよう?”と今は考えています。。ねねとは20周年のときに開催したディナーショーに一度出てもらったことがありますが、今回も忙しい中、受けてくれて。日替わりゲストの皆さまとは長い時間の稽古はできないかもしれませんが、その中でも絶対にいいものをお見せしたいと思って、必死に考えています。

――他の日替わりゲストの方についてもお聞きしたいのですが、まず、9月11日のゲスト、甲斐翔真さんは?

甲斐翔真君とは共演経験はないのですが、『マリー・アントワネット』のビジュアル撮影の際、翔真君のマネージャーさんから「ここってどうしたらいいんですか?」と連絡がきまして。軍服の写真では自分も苦戦してきたので、首が埋まってみえるのは、こうした方が綺麗に見えると思いますよとか少しアドバイスをさせていただき、陰ながら翔真君とコラボした気分でおります(笑)。先日の『ロミオ&ジュリエット』の公演前に、私も宝塚版『ロミオとジュリエット』でロミオ役を演じたこともあり、ロミオ対談もさせていただきました。対談で、フェルセンを演じてらっしゃった時もとても包容力のある男性を演じていたので、素敵な役者さんだなと思っているので楽しみです。

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――9月18日、19日にご出演の佐藤隆紀さんは?

『マタ・ハリ』初演でご一緒しまして、いろいろ歌について教えていただいて、今回(『マタ・ハリ』)ご一緒できなかったのですが、お忙しいのは重々承知でお願いしたら出てくださることになり、シュガー(佐藤)さんと何をしようか・・・。

――ゲストの方によってやることは全部変わるのですね?

はい、全部変わります。稽古もそんなにみなさんとできないと思うのですが、この方とならこの曲!というのをやらせていただきたいと思っています。

――9月25日ゲストの東啓介さんとは今もご一緒されているのですよね?

はい、初演と、再演の『マタ・ハリ』でもご一緒しています。この3年で素晴らしく男らしくなり包容力も出て、ますます素敵になった東君と今作品でご一緒できとても幸せに思っているのですが、コンサートにも出てくれるなんて、ほんとに幸せです。

――ラストの9月26日ゲスト、西川貴教さんは?

西川さんは地球ゴージャス(『ZEROTOPIA』)でご一緒させていただき、、本当に面白いし、歌はもちろんお芝居もとても素敵で、公演中いつも楽しませていただいておりました。。自分のコンサートに西川さんが出てくださるなんて、絶対に無理だろうな、と思ってダメ元でお願いしたら「しゃ~ないな」って出てくださることになったんです。本当に豪華な皆様が出てくださって、ダンサーメンバー(CAST)だけでも豪華なのに、さらに豪華なゲストの方々と日々何かできるということがとても楽しみです。

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――CASTは引き続きのメンバーもたくさんいらっしゃいますね。

「REON JACK」をしたいと思った時に、どういうメンバーでいくかを考えたら、やはり目新しいことをするより、“再集結”が今の自分にしっくりくるので、何よりも先に皆さまにお声がけをしました。

――バンドのバンマス(バンドマスター)はずっとNAOTOさんがやっていらっしゃいますよね。

そうなんです。とても安心です。

――その豪華な方々とご一緒されている柚希さんもまた、素晴らしいパフォーマンスを披露されていますが、そのために日々心掛けていらっしゃることは何でしょうか?

宝塚の時は、ショーがあるので常に踊っているんですが、退団するとミュージカルをやっていてもそこまで踊ることもなく、『REON JACK』の度に本当にびっくりするぐらい筋肉が増えます。本当に大変なことになるんです。しかも各ジャンル、体の使い方が違うので、タンゴはタンゴで体の使い方がありますし・・・。タンゴの踊り方、歩き方を思い出さないと、ずっとやっている方と踊ることができないので。YOSHIEさんのレッスンも行ったりして、踊れる体作りをしています。

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――『REON JACK』に向けてということでなく、普段心がけていらっしゃることは何でしょうか?

やっぱり、目の前の今が、一番やりやすいように、ということを考えています。『マタ・ハリ』の公演中だと、ジャイロトニックという、筋肉を伸ばすようなトレーニングが自分的には一番合っているので、そのレッスンを受けてから楽屋入りしていました。クラッシックバレエが合っている時や、ムキムキ系の筋トレが合っている時や、いろんな自分がいて、今のやるべき公演に何が必要か、を考えています。

――リラックスタイム、柚希さんがほっこりする瞬間はありますか?

私はすごく海外旅行が好きなので、今は旅行に行けないのが辛いですが、最近は近場の等々力渓谷を歩きながら自然を感じたり、明治神宮に行って“気がいいわ~”と思ったりして楽しんでいます。近場でも深呼吸ができるようなところで過ごしています。だんだん切羽詰まってくると深呼吸ができなくなってきたり、空も見るのを忘れていたりします。舞台で必要なことは景色が見えることなので、今まで見てきた絶景を思い出したりしています。

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――公演のお話に戻りますが、どの公演も衣装に凝っていて、コンサートにしてはかなり衣装が多いと思いますが?今回の衣装でイメージされているものはありますか?

今回はすごくストーリー性のあるもにしたいなと思っています。

――これまでの衣装で印象深いものは?

けっこう、全部印象深いんですよね。宝塚のショーとも違う、ミュージカルとも違う、ボーイッシュだったりマニッシュだったり、急にドレスを着たり、今の自分が着たいものが着れている状況です。いつも素敵な衣装を十川(ヒロコ)さんが作ってくださるので、楽しみです。

――前回の『REON JACK』から3年、ご自身の進化は感じていらっしゃいますか?

どうなんでしょうか?男役ではなくなって女性になって、一生懸命また所作を学んで、ぐるっと回って、結局女性も男性も心だというところに来ました。何よりも3年前と違うのは、お客さまとのコラボが久しぶりで、それが一番の楽しみです。根本はあまり変わっていないです。

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――最後に、ファンの皆さま、ご覧になる皆さまに向けてメッセージをお願いいたします。

まだまだ舞台やコンサートに行くという事に、緊張する方がいっぱいいらっしゃると思います。いろいろなことを気にしながら、いつもピリピリドキドキしている皆さまの心を、何とかほぐしたいです。なかなか皆さまにお会いすることができなくて、私もとっても寂しかったです。皆さまを大切にしたい、幸せにしたいと思っているのですが、いつもいっぱい幸せが返ってきて、「また幸せにしてもらった!」と思いながらコンサートを過ごしています。皆さまと心のキャッチボールができるのを楽しみにしています。

――ありがとうございました。

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前編~

 

柚希礼音ソロコンサート『REON JACK 4』
東京   2021年9月11日(土)、12日(日) TOKYO DOME CITY HALL
北九州  2021年9月18日(土)、19日(日) 北九州芸術劇場 大ホール
大阪   2021年9月23日(木・祝)~26日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

音楽監修:本間昭光
音楽監督:NAOTO
演出・振付:大村俊介(SHUN)
振付:辻本知彦 YOSHIE Chritian&Nao
※辻本の「辻」はしんにょうの点がひとつが正式表記
出演:柚希礼音
   上野水香(東京公演のみ)宮尾俊太郎(北九州公演・大阪公演のみ)
   大村俊介(SHUN) YOSHIE  クリスティアン・ロペス他
日替わりゲスト※出演順
【東京公演】甲斐翔真(9/11)夢咲ねね(9/12)
【北九州公演】佐藤隆紀(LE VELVETS)
【大阪公演】湖月わたる(9/23,24)東啓介(9/25)西川貴教(9/26)
主催:東京公演 アミューズ/梅田芸術劇場/WOWOW/TBS
北九州公演 アミューズ/梅田芸術劇場/WOWOW
大阪公演 アミューズ/梅田芸術劇場/WOWOW
企画・制作 アミューズ
公式サイト https://reonjack.com/

 

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 取材  文:高橋美帆 写真:篭原和也

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