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2022年2月10日 17:11

『冒険者たち ~JOURNEY TO THE WEST~』KAAT カナガワ・ツアー・プロジェクト 第一弾 開幕

『冒険者たち ~JOURNEY TO THE WEST~』 開幕

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掲載写真は全て ©宮川舞子

 

KAAT カナガワ・ツアー・プロジェクト第一弾『冒険者たち ~JOURNEY TO THE WEST~』、天竺國への旅の途中、三蔵法師と孫悟空ら西遊記の一行が神奈川県内に紛れ込んでしまうという奇想天外の劇が幕を開けた。県内各地の故事・伝承、神社仏閣が祀る神々、また道々の道祖神などと出会いながら、どうにか天竺へと向かうそもそもの旅へ戻ろうと奔走する。始まりの始まりはなんと日の出町の映画館ジャック&ベティの前。KAAT神奈川芸術劇場を皮切りに、川崎、橋本、大和、厚木、小田原、横須賀とツアーする。

2021年度より KAAT 神奈川芸術劇場では、新芸術監督·長塚圭史のもと、シーズン制を導入。シーズンの掉尾を飾る本作は長塚の初の書き下ろし新作。長塚は「観客のイマジネーションを自由に広げることができる劇場は、どのような状況でも癒しや楽しみ、共感を得ることができる、人間の持つ原始的な能力が育まれる場だと思っています。一人でも多くの方にそのことを知ってもらいたい」と意欲を燃やした。

『西遊記』に想を得た、時空を超えた冒険譚!『西遊記』の登場人物達(三蔵法師、孫悟空、猪八戒、沙悟浄、馬)に見立てた一行が、天竺に向かう途中で、時空を超えて幕末の頃の横浜の港町に紛れ込んでしまう。行方不明になった猪八戒を探し、神奈川県を、西へ、あるいは北へ南へと辿りながら、天竺に戻る道を探す。個性豊かで魅力的な出演者が集うのも本作の見どころの一つ。三蔵法師には、独自の存在感と確かな演技力で活躍する柄本時生、孫悟空には、ミステリアスな雰囲気で小劇場からミュージカルまで幅広く活躍する菅原永二、敵役は、圧倒的な身体と発声で数々の舞台・映画で多彩な役柄を演じている成河。そして馬役には、自然体な演技が注目を浴び、活動の幅を広げている佐々木春香。上演台本と演出を務める長塚圭史も沙悟浄役で出演し、フリーの演出家として近年活動の場を広げ、長塚からの信頼も厚い大澤遊が共同演出として参加。さらに、自身の声や打楽器、言葉を用いて自由かつ繊細な音楽を紡ぐ角銅真実が作品に彩りを与えている。

 

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柄本時生 コメント
圭史さんに喫茶店でお会いして喋った時に芝居の話をしたのを覚えています。まさか呼んでもらえるとは思っていませんでした。かなり緊張していますが、頑張りたいと思います。

菅原永二 コメント
西遊記の一行が時空を超えて神奈川県各地を旅する話です。天竺になかなか着かないのはそういうことか。好奇心に満ち溢れ、謎や伝説に目がなく、困っているひとを見過ごせない愛すべきひとたちの寄り道を是非観にいらしてください。ひとではないか。終着したくないのかな? 神奈川の居心地がよほど良いのかもしれません。

佐々木春香 コメント
西遊記の話だと聞いて、私は女の妖怪役かななんて考えていたら馬役で、人じゃなくてびっくりしました(笑)。
また舞台は神奈川県と想像もつかない西遊記にワクワクしています。と同時に大きな舞台、共演者の方々、そこに自分が出ることに今から緊張をしています。
どんな三蔵一行なのか、馬はどんなことを考えているのか、稽古の中で探していけたらと思っています。

成河 コメント
長塚さんの作品には、15年前初めて出演させて頂いて以来ここまでなかなかタイミングが合わず、悔しい思いを募らせてきました。念願叶っての今回、新作書き下ろしと、劇場から街に染み出していくような多彩な試みに胸を踊らせています。頂いた資料には、日本と神奈川県そのものの役、と書いてありました。大好きな役どころです。頭と身体を研ぎ澄ませて、怪演揃いの共演者の皆さんと全力で、神奈川を、遊びたいと思います。

【公演日程】KAAT 神奈川芸術劇場<中スタジオ> 2 月 8 日(火)~16 日(水) 他、神奈川県内 6 都市(川崎、相模原、大和、厚木、小田原、横須賀)を巡演

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