生田斗真･主演 パルコ・プロデュース2022『てなもんや三文オペラ』
鄭義信 作・演出、生田斗真 主演による舞台、パルコ・プロデュース2022『てなもんや三文オペラ』のオールキャストが解禁となった。生田に加え、ウエンツ瑛士、渡辺いっけい、根岸季衣、福田転球、福井晶一、平田敦子ほか、個性派勢揃いのオールキャスト発表。さらに、エネルギッシュで “濃すぎる⁈”メインビジュアルも解禁となった。
本作の原作となる『三文オペラ』（原作・ベルトルト・ブレヒト、作曲・クルト・ヴァイル）は、1928年に初演された差別と貧困・資本主義社会を痛烈に風刺した音楽劇の名作。鄭の選んだ設定は1950年代の大阪、第二次世界大戦で破壊された大阪砲兵工廠（現在の大阪城公園・森ノ宮地域にあった大規模な兵器工場）の跡地。＜戦争＞を背負いながらも、逞しく生き抜いてきた当時の人間模様を重ね合わせる。
生田斗真演じる主人公である盗賊団のボス、マック（通称:マック・ザ・ナイフ）、そしてマックと対立関係にある「乞食の友商事」社長・ピーチャム役には、凶悪で狡猾な役柄からお人よしで生真面目な役まであらゆる役柄をこなすベテラン渡辺いっけい、その妻シーリア役には、映画「焼肉ドラゴン」や舞台「パーマ屋スミレ」でも鄭作品への参加経験があり、第20回読売演劇大賞優秀女優賞も受賞している根岸季衣。
実はマックの古くからの盟友でありながら、ピーチャムに脅されマックを逮捕しようとする警察署長のブラウン役には福田転球、マックの昔なじみでありながら、ピーチャムにそそのかされてマックを裏切る”娼婦”のジェニーにはミュージカル俳優の福井晶一、ブラウンの娘でマックの子を身ごもっているルーシー役には平田敦子など、実力派個性派のベテラン俳優たちが勢揃い。
そして、原作ではピーチャムの一人娘・ポリーを一人息子・ポールという役に置き換えること。ポール役にウエンツ瑛士が決定。生田演じるマックと対立する「乞食の友商事」の社長・ピーチャムの息子で、マックの恋人であり、結婚までするポールを、ウエンツ瑛士がどう演じるか注目である。
生田とウエンツとは、お互いが小学生のころNHK教育テレビ番組「天才てれびくん」で共演して以来の朋友。ウエンツは「生田斗真とは、小学生の時から学校の友達とは別のかたちの絆がある。『てれび戦士パワーみせようぜ！』と連絡をもらい、喜びと同時に、彼の座長としての責任感を学び、少しでも彼の力になれるように、一緒に引っ張っていけるように頑張りたいという気持ちになりました」と意気込みを語った。
生田も「時を経て、大人になって、一人の俳優同士として再会できるのはうれしい。こんな未来って想像してしなかったなというドキドキ感もありますし、まさかの恋人役です（笑）。でも、古くからの友人でもありますし、遠慮なくぶつかっていけるんじゃないかなと思います。この舞台が上演されること、本当に本当に楽しみに、この日を心待ちにしていました」とお互いに気合十分。
東京公演： 2022年6月8日(水)～30日(木) PARCO劇場
☆東京公演チケット一般発売 ： 4月23日(土)
地方公演
福岡公演： 2022年7月9日(土)～11日(月) 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
大阪公演： 2022年7月16日(土)～24日(日) 森ノ宮ピロティホール
新潟公演： 2022年7月30日(土)～31日(日) 新潟テルサ
長野公演： 2022年8月6日(土)～7日(日) サントミューゼ 上田市交流文化芸術センター 大ホール
宮城公演は、３月１６日(水)に発生した地震の影響により、公演中止となりました。
