取材・写真/RanRanEntertainment
4月からテレビ東京で放送が開始されているドラマ「俺の美女化が止まらない⁉」で、女装する男の子を演じる阪本奨悟さんに撮影時のエピソードや自身の思いなどを聞いた。
――作品への出演が決まった際のご心境からお聞かせください。
率直にすごく面白そうな題材で、そこに参加できることがすごく楽しみでした。女装する男子たちがメインで描かれる作品が多くないので、ここまでこだわりを持って描いている作品も少ないと思います。僕の中ではしっかり自分が演じきれるかどうかという不安もありましたし、でもこれを自分のものにできたら、またひとつやりがいを感じられるんじゃないかなっていう思いも芽生えました。
――劇中でいろんな女装されたかと思うんですけれど、一番楽しかった衣装やメイクは?
ロリータ系の衣装を着るのは、すごい楽しかったです。現実を忘れさせてくれるというか、男性は一生着ることのない服装だと思います。それを着させていただけて、しかも美しくメイクや、ウィッグとかも合わせていただいていたので、すごく特別な時間だなと思いました。本当にそのロリータの衣装のままちょっと街中とか歩いたりしちゃいました(笑)。今後こういう経験はないかもって思ったりしたので、すごく特別な時間でした。
――恋々乃をどのように捉えましたか?
晴臣が『スピカドール』に新人として入ってきて、恋々乃はその晴臣にあんな服を着せたい、こういうメイクしたら可愛いかなっては、すごく楽しそうに考えている様子が描かれていたので、恋々乃自身がすごい母性を持っている人なのかなって感じてました
異性ではなく、可愛い我が子のように。可愛い息子が生まれたら、いろんなところに連れて行ってあげたくなるだろうし、 いろんな服を着せてあげたくなるだろうし、そういった気持ちに近いような愛情みたいな感情が恋々乃から感じられたので、演じる上で大事にしていけたらいいなと思って演じました。
恋々乃はそういう一面を持っていると思うんですけど、恭平になると考え方が変わってくる。親を早くに亡くしているというのが、恭平のバックボーンとしてあるので、誰かに愛されたいっていう思いが強い。父親も自分のことをやっぱり100パーセント認めてくれないっていうこともあったので、恭平としては、誰かに愛されたいっていう思いが強くあったんじゃないかなと思って演じていました。
――女装されてのご自身の方を見たの感想は?
メイクさんと衣装さんには本当に助けられたという感覚がすごくあります。日々、メイクがちょっとずつ変わっていきました。自分の顔を作っていただいたので、自分の気持ちとしてもどんどん可愛くなっていくという自己肯定感が日々上がっていき、周りがうるさいって思うぐらい自分のことを可愛いって言ってました。
――内面が自然に変わっていく感じがありましたか。
衣装とメイクとウィッグをすごく作り込んでいただけたからこそ、女装の世界に導かれた感があって、そこからもらうアイデアがすごく大きかったです。ロリータの衣装を着ると、普段の自分がやると恥ずかしいような仕草だったり、ちょっと大げさに可愛いぶりっ子をしてみたり、気持ち的にはそのハードルはなくなっていました。
――今回主演の楽駆さんをはじめ、共演された出演者の方々の印象は?
みんなとは本当に仲良しになりました。本撮影期間は1ヶ月弱だったのでが、結構前から知ってる友達のような感覚になるぐらい、みんな現場で気さくに話してくれたし、いろんなタイプの人がいて楽しかったです。とまんはすごい可愛いく現場を明るくしてくれて、楽駆は年下ですが結構しっかりしていいて、でも時々いたずらしてきて遊び心みたいなのも持っている人で、佳介くんは頼りがいのあるお兄ちゃんみたいで、楽しく撮影させていただいてました。
――周囲からの反響があれば教えてください。
3年前ぐらい前に『王室教師ハイネ-THE MUSICAL II-』で共演した橋本恭平くんから、ビジュアルが発表された瞬間に『可愛いね』ってメッセージをいただいて嬉しかったです。
「俺の美女化が止まらない!?」
【放送日時】 テレビ東京で放送中 水曜 深夜3時20分放送
【配信】 動画配信サービス「Paravi」で2023年2月1日(水)から独占先行配信中
毎週水曜20時に2話ずつ配信
【原作】 愛染マナ「俺の美女化が止まらない!?」(宙出版)
【監督】 熊坂出 澤田育子 佐々木梢(PROTX) 中泉裕矢
【脚本】 政池洋佑 下亜友美 澤田育子
【主演】 楽駆
【出演】 阪本奨悟 木田佳介 とまん 鞘師里保 / 丸山智己
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