取材・写真/RanRanEntertainment
――作品全体としての好きなところと、阪本さん個人のシーンで好きなところ、それぞれ教えてください。
作品としては、晴臣が苺美ちゃん(演・鞘師里保)とのデートに向けて、美女化特訓を行うところで、スピカードールのキャラクターの個性が、かなり色濃く出てるシーンになっていると思っています。それぞれが晴臣を綺麗な女性にするために特訓をするのですが、恋々乃だったらファッションチェックをやったりとか、うにぴょさんだったら歩き方とか、ジュカさんだったらメイクのこととか、それぞれが本当にキャラクター性がすごく出ていたシーンかなと思うので、あのシーンはすごいお気に入りです。
僕個人としては、晴臣と恋々乃が百恵のお金で洋服を買いに行くんですけど、そこでシミラールックの服を一緒に買って、二人でその服を着てお店に立つシーンがお気に入りですし、夢だったシミラールックを着るという、ハッピーなお話を演じられたので、すごくお気に入りのシーンです。
――役作りで準備したことは?
女装される配信者の動画をたくさん見ました。杉本陣くん(@jin_1216_)の女装した時の仕草や、はるひさん(@haruhi_trans)の女声に聞こえさせるテクニックの動画を見て、練習しました。
あと、女装カフェで実際に働いてる方々のドキュメンタリー映像を見て、女装カフェの様子を見てました。
――女性にも結構役に立つような動画ってことですよね?
本当に勉強になることたくさんあると思います。グラス一つの持ち方から、男だと手がゴツゴツしているので、なるべくそれを隠しつつ、ラインを綺麗に見せる方法など、女性でも勉強になることはあると思います。
――『自分がかわいいってメンタル最強だから』というセリフが出てきますが、 メンタル最強になるときは?
いい曲を作れた時です。いい曲を作れたなって思う時は、メンタル最強ですね。
――最近、そういう瞬間ってありましたか。
自作曲を自分でレコーディングして、完成させた時に「よっし決まった」という瞬間ありました。その瞬間はもうもうメンタル最強ですね。
――プライベートのこともお伺いしたいんですけど、最近はまっていることは?
テレビゲームが好きで、Nintendo Switchの『ファイアーエムブレム エンゲージ』で、キャラクターの声優をさせていただいたんです。以前からそのゲームが大好きでプレイしていたので、まさか、その大好きなゲームに自分が出演できるという喜びがあって、今そのゲームにハマってます。あとは、アイラ系のウイスキーと赤ワインにハマっています。
――もうすぐ30歳になる阪本さんですが、どんな20代でしたか?
20代は本当に波乱万丈でした(笑)。20歳ぐらいの時に音楽を路上ライブから始めて、ミュージシャンとしては1からのスタートで。今は役者のお仕事や自分で音楽を作ってという活動をしていて、活動スタイルが20代で紆余曲折していた感覚がすごくありました。20代はいろいろ思うままに活動できたことは、本当にありがたい経験でした。それが今後の30代の活動にも、活かされていくと思います。
――30歳になるまでにやりたいことは?
挑戦してみたいことは、高いところが苦手なんですけど、バンジージャンプやスカイダイビングに興味があります。
――最後に番組を楽しみされているファンの方にメッセージをお願いいたします。
『俺の美女化が止まらない!?』は 今まで見たことない作品に間違いないと思います。女装子がいっぱい出てきて、その女装子たちも、皆さんの想像を超えるぐらいクオリティが高く、美しく、そして白く描かれています。今まで見たことのない新鮮な世界が、そこに広がってると思いますので、新しいものに出会っていただけるんじゃないかなと思います。楽しみに、ぜひ待っていてください。
「俺の美女化が止まらない!?」
【放送日時】 テレビ東京で放送中 水曜 深夜3時20分放送
【配信】 動画配信サービス「Paravi」で2023年2月1日(水)から独占先行配信中
毎週水曜20時に2話ずつ配信
【原作】 愛染マナ「俺の美女化が止まらない!?」(宙出版)
【監督】 熊坂出 澤田育子 佐々木梢(PROTX) 中泉裕矢
【脚本】 政池洋佑 下亜友美 澤田育子
【主演】 楽駆
【出演】 阪本奨悟 木田佳介 とまん 鞘師里保 / 丸山智己
BSテレ東 https://www.tv-tokyo.co.jp/orebijyo/
Paravi https://www.paravi.jp/
【ストーリー】
大学進学を機に家賃 1 万円の破格物件に下宿することになった斉藤晴臣(楽駆)。下宿先で出迎えてくれたのは、恋々乃(阪本奨悟)という女の子。しかし、晴臣は女性と話をすると顔が赤くなってしまう赤面症に悩んでいた。そのため恋々乃とも上手く話せないが、上京を機にこんなカワイイ女の子と同居できるなんて!と心が躍っていた。ある日、恋々乃がお風呂に入っているところに遭遇した晴臣は慌てて自分の部屋に戻ろうとするが、中から出てきたのは男性だった。恋々乃のバスタオルを使って身体を拭く男性…そう、なんと恋々乃は男だったのだ!! 恋々乃から事情を聞くと、この下宿先は女装カフェ&バー「スピカドール」が営業しており、この下宿に住むものは「スピカドール」で働かなければいけない契約なのだという。そんな話を聞いていなかった晴臣は、大学デビューを前に、女装デビューすることになってしまう…。
文・撮影/渡辺美知子