
小芝風花、佐藤健のW主演Amazon Originalドラマ『私の夫と結婚して』(全10話)の配信前日となる6月26日(木) に都内劇場で日韓コラボイベントが行われ、韓国からリモート生出演の小芝風花、佐藤健に加え、東京会場には横⼭裕、⽩⽯聖、⽥畑智⼦、⿊崎レイナ、七五三掛⿓也が登壇した。
6月27日(金) より世界独占配信される本作は、NAVER ウェブ小説『私の夫と結婚して』の日本ドラマ化で、日韓共同プロジェクトとして、韓国の大手エンターテインメント企業であるCJ ENMと、韓国屈指の制作会社スタジオドラゴンがタッグを組み、初の日本映像作品の企画を手掛けた一作。監督はサスペンスやヒューマンドラマを得意とするアン・ギルホが務める。主人公・美紗(小芝)は夫・友也(横山)と親友・麗奈(白石)を信じ、尽くし続けた末、二人の裏切りによって命を落とすが、気がつくと10年前の過去にタイムリープ、リベンジ計画を立てるというストーリー。
東京会場からの「ヨボセヨ」の呼びかけに対し佐藤健と小芝風花がスクリーンに登場。佐藤は「映像は見えているんですけど、ステージしか見えていないので、熱気が伝わってこないです」と残念なしぐさ。小芝が「改めて、第1話、2話いかがでした?」と客席へ感想を求めると、大拍手が起こった。韓国は?との問いかけに小芝は「韓国満喫!というほどではなかったのですけど、空港にはたくさんの方が出迎えてくださって、すごく嬉しかったです」と微笑んだ。「ホントに韓国ですか?」と疑う横山に対し、佐藤は「今朝、韓国に着いたときの映像が流れていたので(韓国に来たという)証拠になります」と返していた。
今回は韓国の監督、スタッフとの撮影だったことについて、小芝は「すごく楽しかったです。監督のお芝居へのイメージ、演出に新鮮なものがすごく多く、それこそ日本人の感情の出方と、韓国の監督さんから見た感情の出方が違うので、新しい部分を引き出していただき、すごく勉強になりました」と振り返った。また、佐藤は「言語が違うから、もっと苦労するのかなと思って覚悟して入ったんですけど、全然そんなこともなく、エンターテインメントって共通なんだなんていうことをすごく感じました。スタッフの皆さんが日本語を覚えてくださって、通訳さんの仕事なくなっちゃうくらい、日本語でコミュニケーションを取ってくださいました」と現場の雰囲気を明かした。
小芝、佐藤は本作が初共演。お互いの印象について、小芝は「面白いです。会話がすごく知識が深い、物事の見方がすごく深いので、すごく勉強になると、ワードセンスがすごくツボ(をついて)、現場ではすごく笑っていました」と好印象。佐藤は「全然そんなことないです」と謙遜したうえで「小芝さんはどんなことでも明るく笑ってくれて、現場を盛り上げてくれました」と小芝を称えた。
現場で印象に残っているエピソードについて、横山は「僕の役者人生で一生忘れないことと思うんですけど、試着するシーンがあったんです。その時にお店の衣装を試着したまま、車に戻って休憩しようかなと思って、お店を出たら、ピビビビビと(警報が)鳴って、僕の首を掴まれた。ほんまに万引きしたらこういう感じで捕まるんや!って。『出演者ですけど』と言った記憶があります。ホントにすごいショックでした」と黒歴史に刻みそうな話を披露した。
白石は「すべてのシーンが印象深いんですけど、カレーを知也(横山)に振り返り様に掛けちゃうシーンは印象深いです。1回で終わるかと思いきや、何テイクかトライして、最後は監督がカレーの粘度をちょっと緩めて水分っぽくしたので、カレーがめっちゃ飛びましたね」と修羅場シーンでのエピソードを明かした。すると横山が「給湯室でのシーンに繋がっているので、そのまま服を保存してたんです。そしたら、すっげえ!臭くて、風花ちゃんも聖ちゃんも心なしか僕からちょっと離れて、なんかショックやった」とその続きを白状。小芝は「横山さんは『オレ〇〇〇漏らしたみたい』って言ってた」と大笑い。横山は「記者さんもいるので・・・」と苦笑していた。
美紗の会社の先輩役を演じた田畑は「タイトなスケジュールだったので、大変だったかなと思うんですけど、和気藹々と楽しくできた。風花ちゃんがこのままの、この感じで現場にいるので、すごく救われたと思って現場にいました」と現場を明るくした小芝に感謝。
また会社の良き後輩役を演じた黒崎は「小芝さんと田畑さんと一緒の食べながらお酒を飲んでうわーってやっているシーンが結構あるんですけど、食べるシーンでのひと口が大きすぎて、もぐもぐしながら、セリフを言って、NGが出てしまった。本当に申し訳ないなと思って、すごく美味しかったんですけど、食べるシーンで一回NGを出すと、また食べなきゃいけない。後半からは皆さんも少しずつしか食べないみたいな調節をしていました」と満腹NGシーンを振り返っていた。
美紗の高校時代の同級生を演じた七五三掛は小芝とのシーンを振り返った。「教室の窓際での回想シーン。二人がNGを出したのではなく、風の髪の毛の吹かれ具合。監督は前髪の吹かれ具合まで拘っていた。それですごく(時間が)押してしまって大変だった。だから二人して風に祈っていました」と話した。小芝は「(七五三掛演じる)初恋の人なので、(監督は)風のちょっとした匂いの一番かっこいいところを撮る!って言っていた」と監督の拘ったポイントを明かした。
佐藤も印象的だったシーンを明かす。「第2話での大好きなシーンを発見したんです。2話の冒頭で亀吉の池が全部干上がっているのを小芝さんが発見して、『亀吉!』って探すシーンがあるんです。土の中をかき分けて探してらっしゃるんですけど、亀って土の中にいないんです。水中なんです」と亀の習性を明かすと、小芝は「だって、『ここで探してください』って言われたら、掘るしかないでしょう!」と苦笑、会場も大笑いとなった。
最後に小芝は「マンションで友也に落とされそうになるシーンでは、首の筋肉にすごい負荷がかかって、水を飲むのも大変なぐらい、ガチガチに固まって、そのときに聖ちゃんが筋肉疲労に効くオイルを、わざわざ届けてくれて、すごく救われました」と改めて白石に感謝。横山は「傍から見ていて、それ、毒じゃないよねって思いました。役と実際が分からなくなって…」と笑わせた。
佐藤と小芝が記者会見のため退席、イベント最後には白石が「撮影期間のことを振り返ると、楽しいことも大変なこともあったと思うんです。その分、皆さんに見ていただきたいシーンが、本当に本当にたくさんあります。最終話に向けてどんどん物語もドキドキハラハラ、見逃せない展開になっていきますので、どうぞよろしくお願い致します」、そして横山は「本当に濃厚な4ヶ月間、出演者はもちろん、スタッフさんも本当に命をかけて作った作品だと思います。監督も細部まで拘って、本当に妥協せずに、(関西弁で)電車通る通らへんのカットもすごい拘ったり、監督は韓国の方なんですけども、日本がいいなぁと思う映像もたくさん映っていると思います。日本オリジナルの結末にでき上がってますし、毎回毎回あっと驚かされると思います。どうなるの?どうなるの続きだと思います。最後まで観てください。皆さん宣伝の方もよろしくお願いします」とアピールして、イベントを締めくくった。
Amazon Originalドラマ『私の夫と結婚して』
6月27日より毎週金曜日2話ずつPrime Videoにて配信
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