テレ東 ドラマ８「ジャンヌの裁き」が1月12日(金) 夜8時より放送スタートする。1月9日(火)には、記者会見が行われ、主演の玉木宏、共演の桜井ユキ、優香、高岡早紀、音尾琢真、田中直樹（ココリコ）が登壇した。
本作は、圧倒的≪強者≫である検察に、≪弱者≫である一般人の寄せ集め＝検察審査会メンバーが、ジャンヌ・ダルクが革命を起こしたかのように、事件に隠された巨悪の存在に立ち向かっていく痛快なエンタメ司法ドラマ。少女漫画家として活躍しながら 2人の子供を育てるシングルファーザー・越前剛太郎（玉木）が、突然審査会メンバーに任じられる。
玉木は「検察審査会の審査員に焦点を置いて描かれるものは多くないので、僕自身もこういうものと知りながら（台本を）読んだ。11人の個性豊かな審査員の掛け合いもあり、すっと入ってくる内容」、桜井は「検察審査会というカテゴリーだけを聞くと、固くて重厚感のある作品なのかという印象を受けたのですが、第1話の完成を観たときに、いい意味で裏切られた」、そして音尾は「誰かのために何かを成し遂げるみたいな話が大好きなので、台本を読み終え、かなりきた！と思いました」などと本作の印象をコメントした。
玉木は、自身の役柄について「気が優しく優柔不断なところがあって、なかなか自分のやりたいことが決められない人間。ストーリーが進んでいく中で少しずつ剛太郎自身も変わっていく」と説明するも、「自分は即断即決です」ときっぱり。
弁護士・近藤ふみを演じる桜井は、役柄について「とある事件をきっかけに自身の姉を亡くし、それをきっかけに弁護士に。人と距離をとって、深く関わらないように淡々と仕事をこなす弁護士に見えるんですけど、実は誰よりも熱い思いを持っている」と紹介、ただ「シャッターを下ろすのがすごく早い。用件を伝えて終わり。人としてどうなのかなと」と疑問符を投げていた。
また、新聞記者・草壁佐和子を演じる優香は「剛太郎の元妻で、離婚しているんですが、とても仲が良い。離婚したからこそ仲がいいのかという関係。でも、こんな素敵な剛太郎とどうして離婚したんだろう。不思議ですね」と紹介した。
剛太郎の旧友・寿就一役の音尾は「正義を貫くために奔走する刑事で、剛太郎を陰で支えながらあらゆる審査の場で正しい裁きに導く素敵な役柄」を演じる。音尾は「この役には違和感があって、実は剛太郎さんとは小学校卒業以来の再会だった。なのに次のカットでは剛太郎さんの家でなぜか、優香さんを加え3人で飯を食っている。その図々しさは僕には分からない（笑）。それを許してくれるこの人たちも何だろうな」と笑わせた。
検察審査会の審査員でネイルサロンを経営する甲野美弥を演じる高岡は「謎が多く、いつもこういう黒い格好をしているんですけど、未だによく分かっていないながら撮影がどんどん進んでいます。いろんな波に揉まれ、いろんな感情になりながら、さらに自分の謎が深まったりしている」とコメント。
そして、検察審査会に圧力をかける危ない検察官・桧山卯之助を演じる田中は「桧山さんは自分の出世のため、欲のためにどんどん都合良く法をねじ曲げていく人なので、自分とってもチャレンジングで難しい役。その分やり甲斐がある」と撮影を楽しんでいる様子。その田中と対峙する玉木は「田中さんご自身は非常に穏やかで優しい方なんですけれども、桧山を演じているときの気持ち悪さといったら、なかなかのもの。食べ方一つにしても･･･」と演技の素晴らしさに感心。
その食べ方とは？田中は「何でもケチャップをかけるんですよ。すごく美味しそうなお肉の上に、ぼゎーとかけるんです」には会場が大爆笑。
本作での注目ポイントは？玉木は「やはり一般の人たちが集まって、もう１回不起訴なのか、起訴なのかを検察にあげるところが一番の見どころ。メンバー皆が一丸となってどう決定するのか、その狭間の揺れも楽しんでいただけると思うし、地に足のついた考えを持った人たちが集まって、頑張っている姿は観てくださる人にとって、少しでも勇気づけられ、元気になってもらえるような作品になっている」と力説。
桜井は「動物の名前がどこかしらに付いている。名字や名前に付いている。審査員の皆さんは、本当に濃くて、そのやり取りも面白い。私には、ちょっと1人推しメンが・・・。鳥が2匹いて、追々出てくる鳥は濃くて魅力的。そこにも注目してください」とアピール。
高岡は「私の名前が野宮。宮（ミャー）という猫から来ていますが、個人的な注目ポイントとしては、毎シーンごとに髪型を変える。時間がない中で撮影をしているので、皆さんにご迷惑をお掛けすることもあるんですけど、プロデューサーなり監督なりのオーダーなので（笑）。あとネイリストの役なので、ネイルにも凝ったり。裏ではすごい走ってるんです。そんなところにも注目していただけたら」と自身の売り込みも。
そして、優香は「やっぱり田中さん演じる桧山さん。田中さんとは一度だけの短いシーンだったんです。本番の始まる前にメイクさんの隣でにこやかにされるいつもの田中さん。本番になったら、気持ち悪く仕上がっていました（笑）。何か掴みどころがない、そういう感じがすごく素敵だなと思っていますし、現場でお会いできない部分、視聴者として楽しみしています」と田中の熱演ぶりをアピールした。
その田中は「剛太郎さんをはじめ審査会のメンバーが最初はちゃちゃっと終わらせようとするが、事件の真相に迫っていくにつれて、どんどん（考えが）変わっていくんです。ふみさんもそうですけど、誰かのために自分の損得ではなく誰かのために時間と思いを込めて、動いていく様が感動的で、観終わった後に誰かの背中を押したり、自分の損得関係なしに、まっすぐ正しく生きられたらと感じさせるドラマです。ストーリーが進むに連れて、それぞれの背負っているものが、明かされていくと思うので、それが分かっていく様も面白いと思います。まとめると面白いドラマです！」と力説した。
後半には、少女漫画家のシングルファーザーがジャンヌ・ダルクのように革命を起こしていくという物語に絡めて、2024年自分の中で革命を起こしたいことは？の質問。
玉木「ブラジリアン柔術をやって、強くなりたい。もっと成長したい」
桜井「2年前からストロング女子になると決めていて、キックボクシングを頑張って強い女になりたい」
音尾「熱血刑事役と言われますが、最近の仕事が刑事、殺し屋、戦国武将、犯罪者。今年こそは子煩悩なただのお父さん役をやりたい」
優香「物事があまり続かない。いつも1月1日に日記を始めて、大体３、４日で終わってしまう。今年は頑張って、一言でもその日の出来事を書いて、続くよう頑張るぞ」
高岡「昨年からYouTubeを始めて、もうすぐ1年。もし登録者が100万人になったらこれは革命です。YouTubeのチャンネル登録者数を増やしたい」
そして、田中は「今年正月に実家の大阪に帰って母親と会ったんです。母親が『あれ観たよ、あれも観たよ』と言ってくれた番組には別の人が出ていた。今年は母親に覚えてもらうという大革命を起こしたい」と締めた。
ドラマ8「ジャンヌの裁き」
2024年1月12 日（金）スタート 毎週金曜夜8時放送
※初回は15分拡大 夜8時～9時９分放送
テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
