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2013年8月5日 00:20

映画「許されざる者」完成報告記者会見で渡辺謙、佐藤浩市ら主演俳優が登壇!!

ハリウッド×李相日×渡辺謙という世界が注目する日本映画が誕生。8月1日に都内ホテルにて、感慨深く作品のPRと完成報告を豪華俳優陣5名と監督が行った。その作品とは名優クリント・イーストウッドが、かつて監督、主演した作品を『悪人』『フラガール』などの作品で数々の名声を得た李相日監督と渡辺謙というビッグネームのもとリメイクされ『許されざる者』という新たな作品として蘇ることとなった。

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物語は1880年、舞台は未開拓の地、北海道。人斬りと呼ばれた男は、亡き妻のために固く封印したはずの刀を再び刀をなぜ再び解き放つのか?

キャスティングは、かつて人斬り十兵衛と呼ばれ、恐れられていた男に渡辺謙、町の秩序を守るために暴力もいとわず逆らうものは徹底的に痛めつけみせしめとする警察署長の役に佐藤浩市、十兵衛の昔の仲間で、一攫千金を狙い再び十兵衛の元に現れる銃の凄腕を持つ男には柄本明、そのほか小池栄子、柳楽優弥、忽那汐里などが脇を固めている。

記者会見は映画のダイジェストが流れたあと役柄紹介とともに俳優陣が一人ずつ登場し、最後に李監督が登壇しスタートした。

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渡辺謙

暑い中、お集まりいただきましてありがとうございます。本当にようやくできたな!という気持ちです。監督も今までにない作品にしようと言ってくれていましたので、僕にとっても刺激的な作品になりました。どうぞよろしくお願いします。

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佐藤浩市

十兵衛を追い詰める役でしたが、実際には李監督に追い詰められていました。(笑)それなのに今はそんなことも忘れてこの作品を愛していますので、皆様に一日でも早く見ていただきたいと思っています。

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柄本明

こんにちは。今日はたくさん来ていただいてありがとうご,ざいます。昨日試写を見たのですが何を言っていいのか・・・李相日という一つの才能をなるべくたくさんの方々に見ていただきたいと思っております。なにとぞご協力ください。

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柳楽優弥

こんにちは。この完成の場にいられたことは本当に幸せだと思いました。ありがとうございます。

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忽那汐里

なにもかもが初めての経験ばかりでしたが、あんなに大変だったことが一つの大きなものとなったことが素晴らしいと思いました。本日はよろしくお願いいたします。

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小池栄子

自分としても難しい役柄でしたが、絵力もある作品なので最後まであっという間に見ることができる作品だと思いますので一人でも多くの方々、そして若い方々にもたくさん見ていただきたいのでよろしくお願いいたします。

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李相日監督

オリジナル作品を見ていて、まさか自分がこれをできるのかと思っても見なかったのですが、自分としては前回の『悪人』という映画で善悪の割り切れない世界を描いていきながらこの企画に至っていったのだと思います。そしてこの暴挙とも思えるような企画にちゃんと向きあってくださったワーナーと、話しを真摯に受け止めてくださったクリント・イーストウッド監督に感謝します。この映画が失敗すると、僕は日本映画界どころか世界の映画界にいられなくなりますので(笑)このような映画界を牽引する素晴らしい俳優陣とスタッフで北海道という厳しい環境の中で作品を撮りきれたことを本当に誇りに思います。今日はどうもありがとうございます。

挨拶のあとクリント・イーストウッド監督からのメッセージが会場に流れた。

渡辺謙は「日本という場所に舞台を移して、基本的な流れはあるがオリジナルとは全く違う独自の作品になると確信していたし、クリント・イーストウッド監督がとても気持ちよくこの作品を製作すること許してくれたということは、心の深さでありキャストを信頼して託してくれたのだということを感じる」とメッセージに対しての感想を語った。

そして明解な答えはないと考えているし、その部分では今でも悩んでいるところがあると今作品に対する深い考えも。

作品を撮り終わってみての感想について、女優陣は「寒い時期の撮影だったので体調管理が大変だった」と話、柳楽優弥からは「とにかく監督のいう事を聞かなければいけない、そして柄本さんからもそのように言われた。」という、監督スパルタ?発言も!

それに伴い柄本明は「佐藤さんから拷問をうけるシーンで手を吊られたまま10時間以上その体勢で撮影したときは死ぬかと思った」などと苦労談がぞくぞく出始め、監督が「私がすべて悪いんです」と発言し、俳優陣の笑いを誘った。

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佐藤浩市は監督に「おまえさんに新しい佐藤浩市を見せなければならないな」と思いを伝えたと発言、監督は「僕はただスタッフ、キャストを無事な姿で家族のもとに返さなければということばかり考えていました。」と話すとキャストから「本当?!熊だって出たよね!」と他キャストから言われ、その後の質問でも木刀で柄本明を叩くシーンでダミーではあるが中に芯の入った硬い棒で本当に柄本を叩き、ギリギリのところまで要求してくる監督の厳しい演出が凄かったと思い出話に花を咲かせていた。

映画内で激しい仲を演じた渡辺と佐藤だが、実際の生活ではどうかとの質問には「30年来の付き合いで軽い仲ではあるが、今作品では監督が小手先で演じることを嫌ったので、お互いのアクションシーンはかなりガッツリと二人で演じた」というエピソードも披露。

監督は、ストーリーより人の生き様がどのように世界で受け止められるかと、考えているとも語った。

本作品は8月28日~開催される第70回ベネチア国際映画祭に特別招待作品として出品されることが決まっており、これから世界の反応も大いに期待できそうだ。

原作:映画「許されざる者」(ワーナー・ブラザースピクチャーズ製作)デイヴィッド・ウェブ・

ピープルズ著 

監督:李相日 音楽:岩代太郎

出演:渡辺謙 柄本明 柳楽優弥 

忽那汐里 小池栄子 近藤芳正/國村隼 遠藤賢一 小澤征悦 三浦貴大

佐藤浩市

9月13日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー!

公式サイト

www.yurusarezaru.com

 

 

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