3月6日、ソウル市広津(クァンジン)区にあるロッテシネマ建大入口店にて俳優イ・ミンギ、女優キム・ゴウン主演映画『モンスター』のプレス試写会が開かれ、主演のイ・ミンギ、キム・ゴウン、ファン・インホ監督らが会場に姿を見せた。
映画『モンスター』は血も涙もない殺人魔“テス”と、彼によって妹を失ってしまった7,8歳ほどの知能を持つ“ボクスン”の復讐のための追撃を描く作品。イ・ミンギは役作りのために17キロの減量で体作りをしたということでも話題を集めている。
試写会後に開かれた記者会見でイ・ミンギは、今回の役作りのノウハウを聞かれ「撮影前に役作りをするほうで、日常生活でキャラクターに近づけるようにしました。テスならどうするかを考えながら過ごしました」と話した。また「テスが鋭く敏感な性格なのでそれに合わせて体作りもしました。そうして撮影ではどのような行動をしようと自分はテスであるという確信をもって挑みました」と説明した。
映画『ウンギョ』でデビューし、監督たちの注目を浴びているキム・ゴウンは今回の役柄について「『ウンギョ』と違う演技をしなければというよりも、スリラージャンルに挑戦してみたいと思っていた時にこの作品に出会いました。スリラーでは女性たちが被害者になるのが残念でしたし、代弁できる女性キャラクターを演じられたらと思っていたんですが、ちょうどいい役柄を与えられたと思います」と語った。
スリラーながらもコミック要素のある映画の特徴についてイ・ミンギは「コミック的というよりはヒューマンドラマに近く、テスもはっきりした目的があったのでそんな雰囲気の中でも緊張感を持てた」と語り、むしろコミック的要素が「他のスリラー映画と違って十分な魅力になる」と伝えた。
この日の夜8時からは『モンスター』のVIP試写会も開かれ、ZE:Aのパク・ヒョンシク、アフタースクール、イ・ヨニ、キム・ミニ、チョン・リョウォン、ソン・タンビ、ソ・イングクなどが試写会を訪れた。
映画『恋は命がけ』のファン・インホ監督がストーリーよりもテスとボクスンのキャラクターに重点を当てたという最新作『モンスター』は、韓国にて3月13日公開。