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2014年10月26日 11:07

宮沢りえ主演映画「紙の月」、東京国際映画祭で記者会見!

2014.10.25 取材:記事・写真/RanRan Entertainment

 

 

10月25日、六本木アカデミーヒルズスカイスタジオにて東京国際映画祭「コンペティション」部門日本代表『紙の月』の記者会見&舞台挨拶が開催された。

登壇したのは吉田大八監督、主演の梅澤梨花を演じた宮沢りえ、その恋人の平林光太を演じた池松壮亮。

コンペティション部門の代表に選ばれている作品とのことで国内だけでなく世界からの注目もあつく、取材陣の中には海外からの記者も多く見受けられた。

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《記者会見》

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宮沢りえ:「こんなにたくさんの記者の方に取材にきていただいてびっくりしています。私にとって7年ぶりの主演でもあり、大切に大切に作った映画が注目をいただき、嬉しく思っています。」

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池松壮亮:「今日は本当にありがとうございます。このような場からこの映画が勢い付けば良いなと思っています。」

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吉田大八監督:「みなさんとお話できるのを楽しみにしております。」

この映画における期待値の高さに驚き、はじめてのお披露目の場であることへの期待を三者三様に述べた後、記者からの質問に。

―日本代表作品として(コンペティション部門へと)挑むに当たっての意気込みなどありましたら教えてください。―

吉田:世界で公開し、どういう位置づけで見られるのかなということを想像することはとても刺激的です。コンペティションとのことでもちろん負けたくはないです。

宮沢:この役を、映画を作る時間は妥協がなく、これ以上のことはできないという気持ちで毎シーン挑みました。その積み重ねがあるので自信を持ってみなさんにお届けできる映画ができたと思います。

池松:選ばれたからには自信を持って良い知らせを待ちたいと思います。

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―宮沢さんに伺いたいのですが、この映画は国内外問わず上映される作品となりましたが、もし今海外から出演のオファーがあったら積極的に受けたいですか? ―

宮沢:素敵な監督がいて素敵な脚本があるのなら、どこへでも飛んで行くつもりです。

―宮沢さんにお伺いしたいのですが、先日映画祭のレッドカーペットにて、「7年ぶりの主演ということでこれまで溜め込んでいたものを注ぎ込みたい」とのことでしたが、「溜め込んでいたもの」とは具体的に何だったのかお話できる範囲でお願いいたします。 ―

宮沢:10代の頃から映像の仕事をしていて、30代になったときに『透明人間の蒸気(2004年、野田秀樹作・演出)』という舞台に参加させていただいたときに、あまりにも自分の無力さに驚き、このままではいけない、と思って舞台経験を積みたいという目標ができました。それによって得た舞台経験が今回も生きていると思います。舞台経験で得たもの、貯めておいたものを映像の世界で生かそうと思いました。

―池松さんは宮沢さんと共演していかがでしたか―

池松:この仕事やっていると色々な女優さんに出会いますけど、一つの作品にここまで身も心も投げ出せる方ははじめて見ました。

コンペティション部門への選出、そして世界に向けて発信できる作品が完成したことへの自信と誇りが垣間見え、熱い想いの伝わる会見となった。

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平凡な主婦が起こした巨額横領事件。衝撃のベストセラー、待望の映画化!!

バブル崩壊直後の 1994 年。夫と二人暮らしの主婦・梅澤梨花は、銀行の契約社員として外回りの仕事をしている。細やかな気配りや丁寧な仕事ぶりによって顧客からの信頼を得て、上司からの評価も高い。何不自由ない生活を送っているように見えた梨花だったが、自分への関心が薄い夫との間には、空虚感が漂いはじめていた。そんなある日、梨花は年下の大学生、光太と出会う。光太と過ごすうちに、ふと顧客の預金に手をつけてしまう梨花。最初はたった1万円を借りただけだったが、その日から彼女の金銭感覚と日常が少しずつ歪み出す――。

キャスト:宮沢りえ、池松壮亮、大島優子、田辺誠一、近藤芳正、石橋蓮司、小林聡美

監督:吉田大八

公開:11 月 15 日(土)全国ロードショー!

配給:松竹

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